125のことを書いたばかりだけど、3/3(金)の126、親心のツボ押されまくり。新製品プレゼンのさくらの発表とその言葉に、堪えきれず涙ぐむすみれ。
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すみれとさくらの親子感が本当に好きだった上京前の先週→一気に年が経った今週→さくらにイライラさせられっぱなし→昨日今日でまた良い関係になって→すみれの涙にガッデムもらい泣きな今日。
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細かい突っ込み所は色々あるけど、べっぴんさんはその後すぐ気にならなくなるんだよな〜。不思議。
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あと序盤心許なかった紀夫(のりお)さんが最近良いね。特にご飯食べた後がいいね。こないだ机君のハンバーガー食べた後の「これうまいな」とか最高だった。
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インスタの #べっぴんさん タグを見ると、自分達の持ってる、もしくはプレゼントしてもらったファミリアの製品アップして想い出語ってるのがいくつかあって、それでまたじ〜ん…。劇中の製品の扱いも、語られる想いも、それを説明するための具体的な解説もいつも丁寧で、ホントそういうところ大事だよなぁと思います。何度も書くけどね。
カテゴリー: TV・映画感想
べっぴんさん #125
『 べっぴんさん 』さくらとけんちゃんへのイライラが続く今週はなかなかに厳しかったけど、3/2(木)125はすごい回だった。
まずOP。
「自己満足やと思うてる?」
「職業病とか?」
の直後にテーマINする、あの入りはすごかった。なーんかな、ぐっとキました。
その後、さくらとけんちゃんがキアリスのこだわりの根源にあるものを感じていくビジネスとしても大切なプロット、万博への盛り上がり、と同時に動き出す日本社会への不安、イコール今の我々の現状への暗示、最後に板東家の食卓での会話、と15分の中にめっちゃ詰め込んで、まるであまちゃんを思い出す盛り盛りぶり。色んな不安を解消しつつ、同時にいくつかの伏線も張られてる。(そのうちどれだけ回収されるのか分からないけど)
そういえばテスト店舗が大成功した後にお父さん達が「けんちゃんのリーダーシップがすごかったなぁ」言ってるけど、アレ同期のアベ君が居たからだよ。彼の「やめませんか」だよ。彼有望だよ。今週のMVPだよ。溜飲を下げる訳だよ。
あまちゃんやあさが来たみたいにTwitterで盛り上がることはあまりない『べっぴんさん』。でも静かに、いつも楽しませてもらってます。感謝を込めてのインスタ初ポスト。
『ラ・ラ・ランド』

『ラ・ラ・ランド』字幕を公開初日の夜にシネコンで鑑賞。6〜7割は入ってたかな?
圧倒的に絶賛されてる前評判のことを思い出すと「え?これってそんな作品?」と思っちゃうけど、フラットな気分で観れば純粋に「ああ!いい映画だった!」という感想。
ベタな恋愛ストーリーにこれまたベタなミュージカルシーンを乗せてる映画なので、「ミュージカル?ちょっとなぁ…」という人はどうかと思う。だけど、そのベタの内容が、クオリティが、演技が歌が踊りが衣装が作曲が素晴らしい。メインテーマと劇伴全体で使われる共通の旋律が二つあるんだけど、それがどちらもほんと良くて、何回も何回もサントラを聴き直しちゃう(映画に行った帰り道にサントラが聴けるのがAppleMusicの素晴らしいところ)。
撮影は35ミリフィルム(冒頭でシネマスコープの表示が出るところの仕組み最高!)。CGは極力使わず、長回しで魅せるミュージカルシークエンス。そのいくつかはアフレコではなく同録を使っていて、より「自然」な演技を指向している。ということを知らないと、普通に「どうせこれCGなんだろうな…」と思いがちで勿体ないかも知れない。
でも一方で思う。たとえこういった面倒なアナログ手法や同録のことを知らなくとも、それらの苦労は映画全体の基礎力というか地の力というか、そういった地盤へと確実に染み渡り、一種の魔法のように我々の気分に作用して、高揚させているんじゃないかと。
監督の夢は古き佳きミュージカル映画の復興。脚本や演出は現代に合わせブラッシュアップさせつつ、技法は原点回帰。この方法と絶妙なバランス感覚によって、確かにこのジャンルに何の思い入れもない俺でも、「ミュージカル、すごいじゃん」と思わせられてしまった。
エマ・ストーンの、時にCLARA Cを思わせるハスキーボイスがとてもいい。ライアン・ゴズリングは歌はまぁアレだけど、ジャズピアノの吹き替えを拒み3ヶ月の猛特訓で自ら弾いたという話は驚愕。俳優は時にこうゆう奇跡を起こすね。
ところで。
「これは良さそう」と思う映画は、できる限り早く観に行けるように今後も努力しようと思う。ネタバレを気にする期間も極力短くなるし、行きそびれた挙げ句、周りで盛り上がり過ぎて行きづらくなるなんてこともない。とにかく最初に観ちゃった方がスッキリする。
以下ネタバレ&言いたいことなど。
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『サバイバルファミリー』感想
矢口史靖監督は『WOOD JOB!』が素晴らしくてもはや自分の中でブランド化しかけており、今回も設定聞いただけでコレは!と思い速攻行きました。お奨めです。なのに…レイトで行ったら貸切だったよ…皆観た方がいいって…。
ある日東京で、すべての電化製品が突如動かなくなる。原因は分からない。車もバッテリーが動かない。電池も不可。他の地域がどうなっているかも、勿論分からない。超不自由生活に加えどんどん食べ物がなくなる中、小日向文世の一家は、自転車で西へ向かうことを決意する…。
矢口監督の新作、という期待感で行くと結構シリアスなディザスタームービーなので驚くかも。笑えるところも勿論あるけど、サバイバル能力に決定的に欠ける劇中のお父さんを観て、親父たちは我が身を省みて笑うに笑えなかったりです。その頃合いが最高。
お父さんに限らずファミリーあるあるが詰め込まれているので、どんな立場の人でも自分ちに照らし合わせて楽しむことができると思う。どきどきが続くけど、最後には気持ち良い気分で帰れること保証します。ちなみに妻は5歳次女と観に行ったけど最後まで飽きずに楽しめたそうだ。観た後妻ともめっちゃ話が盛り上がった。
兄妹2人の演技がとても良い!お母さん役の深津絵里はもう言わずもがな。「深津絵里が出ていたら2割増し」というのは私の昔からの持論です。途中で出てくる時任三郎や藤原紀香のイライラっぷり、でもぐうの音も出ないところとか、ほんとイイ。
あと矢口監督って女性をすごく魅力的に撮る。化粧して美しくて、じゃなく本質を映し出すような綺麗さ。今回もそうだし、『WOODJJOB!』の長澤まさみもすごく良かった。
ラジオで監督が撮影裏話をしていたのだけど、実際に自分達で歩いて体験したことからエピソードを組立ているそうです。
以下はちょっとネタバレ含みますのでアレな人は読まないで。
【ネタバレ】
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『DOCTOR STRANGE』感想
とびますっ とびますっ!

シネコンで2D字幕。
最初に、私は「マーベル映画は満点で80点」タイプで、あまりアメコミと相性の合わない人であることをお断りしておきます。あ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは別格かな。
予告編を観てもどんな話かさっぱり分からないし、衣裳は妙ちきりんだし普通なら自分が行くような要素はないが、ひとえにカンバーバッチとティルダ・スウィントン目当て。で、その欲求はちゃんと満たされたのでOKです。
カンバーバッチは髭を生やすと途端に普通の人っぽくなってしまうので、髭は絶対に剃るべきだと思った。金輪際剃るべき。冒頭10分くらいの、彼が優秀な外科医をやってるERドラマがあまりに魅力的で、これをずっと観ていたい!という気持ちに。タキシードでスーパーカーをぶっ飛ばすのとかもう最高だし。そんなことずっと考えてたので正直本編のストーリーはどうでも良かったですごめんなさい。
ティルダ・スウィントンは何をやってもやっぱり魅力的なのだなぁ。彼女が三蔵法師やってマーベル西遊記とかいいと思う。ちょっと非•人間的なところとかぴったり。
悪役の背景描写とかほんとテキトーだし「暗黒異次元」の世界感のチャチさもアレだし所々挟まれるギャグシーンも(苦笑)ってかんじだし色々と惜しいかんじなんだけど、全然憎めない映画でした。しかしカンバーバッチがアベンジャーズに出るのを想像するのはちょっと厳しいなー。
『人生フルーツ』
先週末に神保町のバルで、浴びるほどワインを吞みつつ「多分DVD化されないから、絶対見逃さない方が良いって!」と強くプッシュしてくれたのが、このポスターの写真を撮ったT女史。彼女はいくつかの書籍で津端夫妻と時間を共にしていた。その時は『PALM』のオフ会で大盛り上がりだったので、それ以上詳しくは聴かなかったのだけど。
観てみて、その理由が分かった。ずっと続くことなんて何処にもない。ここには、もう戻らない時間が凝縮されていた。今観た方がいい。
近著のタイトルでもある「ときをためる」暮らし。「時間を、降り積もるように少しずつ、ゆっくり、ためていくことはできないのかーー(パンフレットより)」それをまさに実践している暮らしがここにある。だけど本当のことは結局映画を観ているだけの自分には「見えて」いない。一つ一つ、自分で手をかけ、つくり、積み重ねてきた人にしか分からないのだろうと思う。
上映は17(金)まで。パンフレットも読み応えあってお薦め。藤森照信、重松清、鈴木敏夫なども寄稿している。TBSラジオクラウドの『東京ポッド許可局』でもこの映画を採り上げ絶賛している回があります。クライマックスは勿論なんだけど、孫の要望に応えて修一氏が作ったシルバニアファミリーのドールハウス、その素晴らしさを観ただけで泣けてしまう。あと全体の構成ね。こうきたか!と唸らされた。
検索してみると東海テレビ製作のドキュメンタリー映画(当作品などは最初テレビ番組として製作、その後劇場公開する)は、以前のものも含めて基本的にパッケージ化はされないようだ。「何度でもみんなで観て欲しいからDVD化はしない」と、あるページにあった。以前『ヤクザと憲法』を観逃したのがめちゃめちゃ悔やまれるなぁ…。
『ハドソン川の奇跡』
一言でいって最高だ。
そしてトムの中のトムだ。最高トム。
2009年に実際に起きた、NYハドソン川へのUSエアウェイズ航空機不時着水事故をモデルにした映画。
「不時着水」というのは地面の不時着に比べ、極端に難しいらしい。なぜなら左右の翼のどちらかが少しでも先に着水してしまうと、そこを支点に高速の状態で機体が回転して激突してしまうからだ(町山智浩さんのたまむすび解説より)。よって完全に水平な状態での進入が必須となる。実際に劇中の航空管制官の一人は、機長がハドソン川を選んだ時点で完全に全員死亡だと絶望していた位(これもホントの話)。
生還の可能性が高い近くの空港に向かわず、それだけ難しいハドソン川着水を選んだ機長の判断は、果たして正しかったのか?ということが事故後に検証される。仮に間違っていたら、今はアメリカ一の英雄の機長も、一気に年金無し退職の道に追い込まれる。
このNTSB(国家運輸安全委員会)の検証を巡る一種法廷劇的な流れで話が進んでいく。果たして判断は正しかったのか。容赦ない追求と、コンピュータで発覚した機長に不利なデータ。そうして、為に溜め込んだあとのクライマックス。大・大迫力の回想シーンを含め最高のカタルシス。思わず膝や机を叩いてしまう程に気持ちいい。気持ち良さを求めている人は絶対観れ!!
とはいえイーストウッドですよ。全体にクールで淡々。決して派手じゃない。必要なことだけが、気持ち良く最小限に進められていく。為すべきことを的確に為すひとびと。これがいい。そして鑑賞後に実際の事件のことを調べてみると…結構な細部に至るまで映画の通りであったことを知るのでした。嗚呼。
余談だけど実際の機長も副機長もこの俳優二人に結構似てる。そして機長は「奇跡」「英雄」と呼ばれるのをいつも嫌っていたそうだ。何故なら奇跡は滅多に起こらないことだから。そうじゃなく、為すべき事を皆が為した結果だったということ。ちなみに映画の原題は機長の名前『Sully』である。
『スティーブ・ジョブズ(2015年公開の方)』感想

映画『スティーブ・ジョブズ』をAmazonプライムでやっと観れた。同じような名前の映画は数あれど、これは2015年公開・ダニー・ボイル監督、マイケル・ファスベンダー主演(ぜんぜん似てない)の作品。1984年のMac、1988年のNeXT、1998年のiMac、3回のジョブズのプレゼン。その直前何十分かの舞台裏「だけ」を描いたすごく特殊な作品。
すごく面白く観れた。本当に舞台裏「だけ」なのには驚くけども、ぜんぜん飽きさせない。ジョブズの父親としてのダメっぷりがこれでもかと存分に繰り出される。やっぱりどうしたって好きにはなれないんだよなー、この人。(ヤマザキマリさんが伝記をコミック化した作品は、読んでもまったく好きになれないどころか興味がぜんぜん持てず、1巻で挫折した思い出も。)
自分は1996年頃のLCが初めての出会いで、それ以来はずっとMacユーザーなんだけど、「AppleやMacファン的に嬉しいデザインやコンピューターのおはなし」はあまり出てこないので期待しない方が良いです。ジョン・スカリーやウォズとの内輪揉めとかそうゆうのは存分に楽しめるw
分かりやすく言えばひたすらに口喧嘩、言い争いのドラマ。ジョブズの元カノが娘を連れて何故かいつもプレゼンの直前に訪れます。そして毎回毎回プレゼンが始まるまで大揉めに揉める。これどこまでホントなんだろう。大切な大切なプレゼンの20分前とかに次から次へと湧き出てくるトラブルメーカーな人達。口喧嘩好きな人たち。最後にはもう笑っちゃうしかないドン詰まりな舞台裏。
そう言えばNeXTとかも当時「これ絶対失敗だろ」と誰もが思っていて、まさにその通りに大失敗したのとかうっすらした記憶がいろいろ蘇る。さすがに最後のiMacは普通に覚えていて、あの時感じた自分の衝撃とシンクロして実に良かったです。ただ肝心のプレゼン本番は一切出てきませんよ。エンディングが「あの」フォントになっているのもにやり。
ジョブズにまったく似ていないマイケル・ファスベンダーも、冒頭すぐに気にならなくなるのはすごい。ケイト・ウィンスレット演じる仕事妻?があまりに都合良いオンナでこれどうなんと。でもジョブズのようなカリスマの脇には、常にこういう全受けな付き人がいたのかも知れないな。
『駆込み女と駆出し男』再見
原田眞人『駆込み女と駆出し男』をhuluで再見。
一度目に見た時よりも更に、本当に好きになってしまった。なんて格好いい女たち!男!
セリフがシン・ゴジラばりに早口で当時の言葉?も盛り込まれていて聞き取れない所もたくさんあったり、そもそも原田監督作品なので状況説明は一切ないしで、そういう意味では全然視聴者に優しくない映画の筈なのに…なぜか。すべてが優しい。出てくる人たちが皆愛おしくなる。
満島ひかりの独特な風体とセリフ回し(妻曰く「演技上手いのか下手なのか分からない」)が、この映画では120%のリアリティを生み出している。はまり役過ぎ。お歯黒がすごく魅力的だったり。
鉄練りのじょご(戸田恵梨香)と女侍のゆう(内山理名)のバディ感が最高にアガる。戸田恵梨香?内山理名?なんて名前だけ聞いたら良く知らないくせに鼻くそほじってふ〜ん?てなっちゃいそうだけど、どちらもとんでもなく格好いい!再見で新たに好きになったのが駆け込み寺のボス、法秀尼(陽月華)。突っ込み漫才みたいなやり取りも楽しくて、色気もあって…
樹木希林もめちゃくちゃ格好いい。駆け込み寺のアシストを担う柏屋(宿)には樹木希林をトップとする気持ち良いやつらが集まっていて、ココでの日常シーンが一々良い。とか書いているとキリがない。写真は柏屋の夜、昔虐待されたせいでトラウマがよみがえったお種(真ん中)をなぐさめる、じょごと柏屋のお勝(キムラ緑子)。大好きなシーン。
で、やっぱり大泉洋ね。ベスト大泉洋の一つになりました。見せ所も沢山。あんた本当にすごい。
(余談だけどチンピラの下っ端が洋ちゃんの口八丁手八丁で追い返される時に「生まれ変わったらアンタの手下になる!」と捨てセリフを吐いていくのだけど、これが音尾琢真君(TEAM NACS)。笑うわ。)
なんかもうBD欲しくなってきちゃったなぁ。う〜ん。
『逃げるは恥だが役に立つ』終了!
最高楽しませてもらいました!今年の民放ドラマは『重版出来!』とこの『逃げるは恥だが役に立つ』が最高だった。どっちも野木亜紀子脚本!マンガのドラマ化アレンジ演出では今敵なし断トツで素晴らしい。
●ガッキーの演技に脱帽。あれだけ馬鹿らしい設定でシラけさせないようにするのは、凡百のアイドルタレントじゃ到底無理。
●星野源の演技に以下同。
●脚本が素晴らしい。おちゃらけたルックの裏で、社会の「こうあれ」プレッシャーと地味に闘い続ける人々を描く。細かいセリフ一つ一つとってもそのあたりが泣かせるんだよなぁ。
●結婚そのものが抱える根本的な問題に対して鋭く切り込んでいる。誰もが一度は思うこと(主婦の家事労働と一般の労働の換算など)であり、考えさせられることを、一見くらだなくあり得ない「契約結婚」というトンデモ設定が、いつの間にか普遍的な問題をえぐり出すカギになっていて感心。
●源とガッキーが毎回死ぬほどカワイイ。
●恋ダンス(ED)が見事に踊りたくなる。
とは言え、あまりに少女マンガマンガしていてとても万人ウケするとは思えないドラマなんだけど…恐らく今年世間で一番話題になったドラマに大化けした。視聴率は常に右肩上がりで最終回まで下がることがなかった、らしい。
視聴率は、初回から10.2%→ 12.1%→ 12.5%→ 13.0%→ 13.3%→ 13.6%→ 13.6%→ 16.1→ 16.9%→ 17.1%と好調に推移。これまで一度も視聴率を落としたことはなく、劇中のパロディシーンやエンディングではキャストがキュートに踊る「恋ダンス」が話題を呼んだ。
オリコンスタイル12/21より
家では地デジが見れないので、『重版出来!』も『逃げ恥』も会社のテレビで見ていた(あと見逃し1週間は「TVer」というサイトで観れた)。こんなに毎週楽しみにしたドラマは久しぶり。特に『重版出来!』は自分内歴代ベストの『王様のレストラン』『JIN』に迫るイキオイだった。後でアップするけど2016年は映画もドラマも大豊作!幸せな1年でした。
『スタートレック BEYOND』
シネコンで2D字幕。
リブート前2作と比べてかなりユルい出来。でもこれ初代スタトレのあの感じを思い出して悪くない。なの古参ファンは観て損ないと思う…なぁ。
オマージュ色々で楽しかったし、前2作であまりにも只のバカだったカーク船長がちょっとだけカーク船長ぽかったり、ガーディアンズぽかったり色々楽しめたけど、ニモイに捧げるなら2作目の方にしてくれよ!と思ってしまう(2作目はカークめっちゃカッコ良かった)。あの昔の写真はさすがにあざといなぁと思いながらでも少しぐっときちゃった。しかしエンタープライズが全然出てこないとかちょっと。
フライヤーの裏のアオリ、「本物の車を使用したリアルなカークラッシュ」って…どこ?
今作はDr.マッコイとスールーがカッコ良かったな。
スールー(加藤)の彼氏が出てきたのは色んな意味でカンドー!←一番ポイントかも。
『アイアムアヒーロー』
シネコンで鑑賞。
すごく良く出来ていると思うけど「え、そこで終わり?」が大きすぎ。有村架純の存在意義全然分かんないじゃん。ゾンビ初登場シーンとか確かにすごいんだけど、原作もあすこは余りにショッキングでね。原作知ってるとやっぱりハードル高い。ハードルと言えば高飛び君の再現度半端なくて痺れた。でもやっぱり原作のインパクトあり過ぎて所詮「再現度」なんだよな。原作を大きく超える実写映画ならではのナニか、はなかった。
ただきっとこの予算でやるべきことじゃないし、そこでできる中では本当に奇跡のような出来なんだろうと思う。同じスタッフ・キャストで中国出資ビッグバジェットで是非続編をやって欲しい。原作は既にガンツみたいな規模になってきちゃってるので。
『リンダリンダリンダ』再見

長女が熱で外出できず家で何の映画を観るのか相談していた。
あまたあるピクサー、ディズニー、イルミネーション、ジブリ作品や名作日本アニメを差し置いて10歳と5歳の娘が選んだのは山下敦弘『リンダリンダリンダ』(笑)。こいつら観るのはもう4回目くらいじゃないか。しかもそんなに観ているくせに、未だ一瞬たりとも目が離せない俺自身に驚く。観れば観るほどいい作品だなぁ。
ペ・ドゥナ!彼女のキャリアや噂からするに、これきっとナチュラルとかじゃないんだよね。香椎由宇の奇跡的な美形ぶり。団地住まいの部屋のリアル。高校生の徹夜明けのあのかんじ(俺は麻雀)。この映画(の魅力)を紹介するのにいつも困る。ひとを観ているだけで飽きない映画ってすごい。
『君の名は。Another Side:Earthbound』加納新太
映画本編とほぼ同じタイムライン上で、脇の登場人物の目線を借り、語られなかったストーリーを掘り下げて本編を補完する小説。面白かった!
映画と同じで前半はコメディタッチ。三葉に移った瀧と友人2人などを通して、入れ替わり劇を本人と周りがどのように受け入れていったかが分かる。途中、妹の四葉目線になったあたりから急展開。本編では何となくだった宮水の巫女の歴史についてぐっと深く掘り下げ、四葉のとある体験が語られる。これがまた泣ける。FSSでいうとトコの「代々の記憶を受け継ぐアトールの巫女」ですよ。あの感動(分かる人だけ分かって)。
そして本題は、何とお父さんが主役です。死んでしまったお母さん二葉、彼女との出会いから別れまでの話。この物語が本編の足りなかったピースをぱちぱちと埋めていく。彼がどうして宮水に婿入りしたのか。二葉がどんな人で、糸守町にとってどんな存在だったか。死後町長になるまでの話。そして映画のクライマックス、語られなかったあのシーン。どうして彼は三葉の話を呑んで住民を避難させたのか…。
映画には殆ど出てこない二葉という女性が、実はこの物語の根底にすべて深く深く関わっていることが、良く分かる。改めてぐっときたー!▼友達の三上氏以外のラノベ、初めて買ったかも知れない。軽い表紙の印象とは違い、特に後半の重厚さにも大満足の一冊でした。
『ゲットダウン』
Netflixオリジナルドラマ『ゲットダウン』の全13話中の5話までを観た。1話60分。
70年代のサウスブロンクスを舞台に、ヒップホップ創世記の若者達を描く。物語自体はちゃんちゃら可笑しい、リアリティーライン低めのギャグドラマといった体なんだけど、美術、音楽の使い方がすごくて、特に毎回地下鉄のグラフィティでサブタイトルを出したりするの、アレは一体どういう仕組みなんですか。70年代のブロンクスってほんとひどいのね。街が廃虚。そのへんのビジュアルだけでも必見。
音楽モノ・バンドモノ特有のあの「音楽が生まれる瞬間」のカタルシスが時折ガツーン!とやってきて、その期待だけで観続けられる。主役彼女がやっているゴスペルソングと主役彼氏がやっているラップが別シーンなのにシンクロしたりするの、ホント鳥肌。3話から完全にのめり込んでしまった。
今のところ流行としてのディスコサウンドがメインだけど、カーティスはじめ今後はアレサやJB、スライ、もしくはそれらのイメージしたアーティストや曲がもっともっと出ないかな〜と期待も…。
唯一にして最大の弊害はタイトルから広瀬香美の「揺れる廻る振れる切ない気持ち〜」が脳内リピートして消えないことなのです。まじ勘弁して。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』
『リップヴァンウィンクルの花嫁』をiTunesレンタルで。
開始一時間くらいまで本当にケッタクソ悪くて観るのをやめようかどうしようか迷う程だったけど、ある場面から物語は急展開し、それまで溜めた分を吐き出す爽快感も大変に気持ち良くて、基本的にはそのままエンディングまでつっぱしる3時間。しかし最初の1時間、長くね?
残りの2時間は久しぶりに良い岩井長編を見たという印象。彼は脚本家としてテレビ30分枠が一番合っているのでは(『FRIED DRAGON FISH』をはじめとする『La Cuisine』枠の傑作群やIfもしも等)という持論があるのだけど、最近は短編を作る様子もなく、とても残念。
大好きな岩井テイスト(の押し付け)は少し薄まった?感じでこれはひょっとして新海誠のセカイ系ファンが『君の名は。』を観ている気分なのかもw
岩井ビジュアルでの華ちゃんはどうしても蒼井優に見えてしまって困る。最後まで「これは黒木華、黒木華」と言い聞かせていた。クライマックスで初めて笑った時『重版出来!』のココロが垣間見える。coccoと黒木華の相性は最高すぎるな。最初に2人が出逢う時の多幸感がこの映画のクライマックスかも知れない。
岩井監督も「最近アキラメ」グループ入りだったのに、これだったら次回作も観に行きますよ。
岩井俊二と言えばバレエ。お迎えの待ち時間にこの感想文を書いた後、少し見ない間に随分上手になった長女のレッスン風景と、映画から抜け出したかのような少女たちを見て岩井過去作を思い出し胸キュンの日曜日。
★★★☆☆
『ストレンジャー・シングス』
Netflixオリジナルドラマ『ストレンジャー・シングス』を数週間前に観終わった。
E.T.やあの時代のSF作品を色々混ぜ合わせてリスペクトたっぷりに蘇らせた連続ドラマという触れ込みだけど、自分的には「そこそこ当たりだったキング原作のドラマシリーズ」という印象がまず強い。←悪い意味ばかりじゃない。
特筆すべきは役者たちの「顔」の濃さ。とても現代の人達に見えない。アクが強過ぎて、この表情だけでも観続ける一つのモチベーションになっている位。特に主人公姉弟がいい。姉の眉間のシワが気になってしょうがない。
「大人」「高校生」「小学生」の3世代の主役たちの物語が同時に一つの解決に向かって並行に進んでいく脚本は見事で、ツボも押さえられている。HBOやら最近のとんでもないクオリティの海外ドラマのような期待をしてはいけないし、それらに比べたら「微笑ましいレベル」だけど、でもTVドラマってこういう楽しみ方だったよね。全話観終わっての満足感もまぁまぁ。
★★★☆☆
