BSアニメ夜話『トップをねらえ!』
以前の『オネアミス…』の回のような消化不良はなく、「よくぞ言ってくれた」的カタルシスはほとんど押さえてある内容でした。マンガ夜話と違ってアニメ夜話ですんで、そんなに深いトコロまで掘り下げることはできませんし、とてもこの放映時間で語りきれるような作品ではないですが、とりあえず満足です。
映画館にてマイケル・ベイ『TRANSFORMERS』を観ました。原作知識は殆ど無し。TVアニメはCG時代とノンCG時代それぞれ何回か「観たことがある」程度です。
サイコーに楽しめました。八割方は笑っていた気がします。素晴らしいエンターテインメント作品。ギャグがツボに入りまくりです。
子供向けアニメをそのままリアル実写化するという、まぁ子供にとっては夢のようなことが、実際に手抜き無しで可能になる時代が来ました。夢ですよホント。でシュールなギャグも入り交じってある意味「悪夢」のようになってます。バケツ入りポップコーンをばりぼり齧りLサイズコークで流し込みながら手を叩いて大爆笑しつつ観るのがサイコウだと思います。
●『リンダリンダリンダ・オフィシャルブック』なかなか良かった。そうそう、彼女達の演出はそれ自体とてもリアルなんだけど、今どきの女子高生でこんなの、いるの〜?ってのはちょっと思ってて。
今までよりも、もっと地に足をついた女の子を描きたいなと思っていたんです。とはいえ、今どきの10代の子たちから見ると、こんな気楽なもんじゃないし、もっと切実なんじゃないかなとは思います。でも、田舎の中1男子にはグッと来る映画なんですよ。リアルじゃないだけに。俺が中1だったら4人にグッときてます(笑)。
脚本家インタビューより
中一男子は確かにグッと来るだろうけど、セーシュン過ぎた(もしくはセーシュンもなかった)オッサンだってグッときますよ。理想の「リアル高校生活」がココにある、本当はリアルじゃなくても、リアルを美化した世界がココにあって。その美化ついでに、湯川潮音や山崎優子の場つなぎライブがクオリティ高すぎたって、ソレも結構アリになっちゃったりすると思います。ああゆうのって理想上の高校生活をアタマの中で作る時に楽しいんだよね。結果としてアリですよ。
●子供ができるってゆうのはホントに結構生活が変わるもので、今なんか毎日毎日やりたい事(読書映画WEBもろもろ)が8割方クリヤできないまま積み重なってゆく毎日なんだけど、まーソレもイイヤって思わせてくれる。子供の全身カワイイ光線が、そう思わせるのです。
ただ言えるのは、子供のいない人に、子供のいる生活のいる楽しさだとか喜びを話す事って、まず無理というか、無意味だと思えちゃう。今となって実感する。我々はついこないだまで子供がいなかった側の立場なので、その立場も良く覚えている。どうしても押し付けがましくなったり、違う世界(行きようもない世界)から一方的に理解不能な言葉を投げ掛けられているようで。出来てみて初めて分かる。「子供のいる良さってゆうのは、子供がいないと分からない」
分かる必要もないじゃない。子供のいる時、いない時それぞれに有るものと失ったものがある。ドレが大事なのかは、人によって違う。我々はたまたまコチラの生活を、とても楽しめている。
●まぁやりたい事がクリヤできてないのはおそらく子供よりも眠り病のせい。通常一番長いはずの寝床読書。文庫本で4Pほど進むともう眠りに落ちている。スティーブン・キングの暗黒の塔シリーズ、『スザンナの歌』と最終『ダーク・タワー』で計5冊買ったのだけど、一体いつ読み終わるのやら。まぁこのシリーズに関しては、長ければ長いほど、嬉しいのだけど。
●新居のための古建具集めも佳境。毎晩10時前後はヤフオクチェックです。もう8割方集まりましたけどね。ウチの新居は、入り口ドア以外のすべての戸が古建具。そしてそのすべてが引き戸(笑)。なんか変な家になりそうでトテモ楽しい。今日は初めて工務店の刻みを見に行きました。工場に並べられている煤けた古い柱たちを見て、一層実感が湧いてきます。家ちうものに対しては本当、新しい物に興味がないんだ。煤けた柱や梁が、愛おしくてしょうがない。
しばらくしたら、壁の漆喰塗りや土間の土タタキを始めます。まぁやったことないんでどうなのか全然分からないんだけど、頑張るぞう。あと縁側作らなきゃ。
「ケイ丿…モトカレ?」の感想を読んで以来ずっと観たかった『リンダリンダリンダ』を鑑賞。ああ好きだこれー。岩井俊二ほどは特徴的ではないけど、あの心地よさに似た映像美や空気感。出演者達の超ナチュラルな演技。
主役の韓国人留学生役ペ・ドゥナが素晴らしく良い。単なる気まぐれでバンドのボーカルに誘われた後、一人でカラオケハウスで謳ってる所がめちゃくちゃカワイかった。もう最初の登場シーン、黙って立ってるトコロから存在感がスゴいんだよね。「ケイの…元彼?」サイコーです。愛さずにはいられないキャラ設定。
コレと絡む女子高生達がみんな妙にクールでさ、「聞いてて疲れない女子高生の喋り」が延々と見れる。セリフがとっても、気持ち良い。
香椎由宇も良かったなー。思うに、彼女の魅力をぐーんと発揮できるキャラ設定って、他には滅多にないんじゃないだろうか。あの演じ方から想像するに。
そしてそして、あの『天然コケッコー』を、同じ監督が映画化するのです!!いやー楽しみだーー!!!
つらつらと。
●NHK『にんげんドキュメント』の「日傘 こころ模様」。三鷹駅前の古い傘屋さんとやってくるお客様を追ったドキュメント。着物を日傘に仕立てるのが大人気で、全国から着物が送られてくるのだけど、傘屋のおばあちゃんはどんなに忙しくても、その仕事が楽しくて嬉しくてちっとも疲れないですよ、と笑顔で語る。そして、着物を日傘にしたいと持ってくるお客達のさまざまなドラマ。友達のように仲が良かったおばあちゃんと孫娘。姑を心から尊敬している嫁。これまで仕事人生だったエリートサラリーマンの、退職後の妻への不器用なお礼。
ドキュメントの作りも良かったけど、何よりこの傘がみんなとても素敵なんです。ただもう、欲しい。こんな日傘、欲しいと思いますよ絶対。
サラリーマンNEOの後番組の『72時間』ってのがあるんだけど、『にんげんドキュメント』に比べちゃうと、学生の作った番組みたいだよね。まぁ其れが良いトコロでもあるのですが。どちらもあって然るべし。いいぞNHK。
同じく『にんげんドキュメント』の「アスベスト遺族の1年」はせつなくて見てらんなかった。世の中の刃向かうことのできない巨大な不条理に、一番大切な家族を奪われるという不運。そう不運としか表現できないオレはどうなんだ。
●岡田斗司夫が落語家としてデビューするそうです。その絡みで彼のブログに載ってた「ガンダム講談」のレポートがオモロかった。動画へのリンクもあるんで興味ある方はぜひ。本家にも動画載ってます。
●ジャミロクワイの初ベスト版なのですけど。CDの内容はハッキリ言ってどうでもよくて(全部持ってるし)、初回特典のDVD目当てに買いました。なんと13曲ものシングルのPVが入ってます。昔MTVをしこしこ編集して集めたアレが!感動ですよ。全部好き。小道具、ファッション、映像の味、踊りすべてが好みなんだー!
●尾瀬あきら新刊『蔵人(1)(2)』。相変わらずのレベルの高さです。最近『オンサイト!(1)
(2)』も再読。改めて作家の取材力・表現力の高さに感じ入る次第。
●随分前にレンタルで『かもめ食堂』見ました。何の事件も起こらない淡々とした映画ですが、とても好みでした。DVD欲しい。小林聡美がとても美しい。
●大地の芸術祭絡みでまつだいセンターから発行されてた『空き家プロジェクト』の要覧。アート面ではなく建築家の目線から同プロジェクトを解説してます。アーティストとの考え方のぶつかりなんかもさりげなく書かれてて、保存版の一冊。芸術祭自体の2006要覧もすんげぇ楽しみ。
●細野不二彦『BLOW UP!(1)(2)』再読。なんか当時と全然印象変らなく楽しめてビックリ。大好きです。細野の大学生三部作(勝手に命名。他に『あどりぶシネ倶楽部』と『うにばーしてぃBoys』)はとにかくオススメです。どの作品も、一見ばかにされそうなダサ男クンが裏で実はストイックな努力家で、チャラ男に対してこう、見返してやるってゆうか、大逆転のシーンが必ずあるんスよ(笑)。そのシーンのカタルシスが最高。
つか上に書いたジャミロクワイのDVDも、「おお今見てもカッコエエー!!」とカンドーして知りあいにも貸したら「ちょっと気恥ずかしいよねこの時代のアレ的なカンジが」みたいな事言われて「えええーーーー」って(笑)。結構オレって、自分の好みで「古さ」を無かったことにしちゃう自家製フィルター内蔵です。要注意。
●友人に教えてもらった全国の廃線などレポート。その体当たりぶりと文才にシビレます。ああネットの世界ってオモロいなぁ。
●なんとこのブログ経由で、今まで全く知らなかった北海道の方に送っていただくことになったTEAM NACS関連のTV番組。ホントーに感謝しております。いつ観てもなごめますなー。なんちうかコレはNACSと同年代の男特有の感情じゃないだろーか。仕事に疲れ人生に疑問を持ったりする時、同年代の彼らが実に真っ当に好きなことをして楽しんでいる、その姿を見て、これは水曜どうでしょうにもつながるんだけど、何処かこう、勇気が湧いてくるとゆうかね。色んな事がオッケーになるとゆうかね(笑)
しかしこのブログでも書いてたけど、最初は『おにぎりあたためますか』がサイコーだと思ってたクセに、コレが観るたびに好みが変わってオモロい。今は『1×8いこうよ!』がツボにクるんです。木村の洋ちゃんね。究極の癒しキャラですよ。で、長らく続いてたダラダラ企画『1×8観光協会』が終わったのも大きい。「職業訓練」とかまたやって欲しいなー。『ハナタレナックス』も「ハナタレ部屋」が出来てからまた一層おもろくなりました。毎回毎回楽しみです。
Wikipedia:木村洋二
ついに始まりましたねー『Dr.コトー診療所2006』。再放送でハマって以来(エントリその1、その2)、この日を待ち望んでいました。
あの素敵なオープニング&エンディングが変わってないのがスンゴく嬉しい。そしてこのドラマで初めてその魅力に気付かせてくれた柴崎コウ、初回から見せドコロ満載でした。珍しくこの原作マンガは読んでないんだけど、ふと立ち読みしちゃった時に、たまたま開いたそのページが、彩香さんのガン告白シーンどんぴしゃりで閉口した記憶があります。そんな経緯でガンだったところまでは知ってるんだけど、この後の展開は一切知らないんで、とっても楽しみにしてます。東京からの電話を受け取ったコトー先生と、彩香さんとのやり取り、二人の俳優が真正面から勝負してるその緊張感がびしびし伝わってきました。良かったなー。
蒼井優も初回からかなりイヤな役でビックリ。この後も何かと問題を起こしてくれるんじゃないでしょうか。彼女の展開が一番楽しみかも。
※そしてそして大塚寧々。前回から引き続いて浮きまくり。普通にセリフ読むだけでダメなんだからもう女優はやめた方が良いのでは。立ってるだけでワザとらしいという意味でオレ内「フッくん初段」認定です。
三谷幸喜『THE有頂天ホテル』をレンタル。
元はと言えば、もう15年くらい前ですか?『12人の優しい日本人』『王様のレストラン』に感激して、それ以降見続けた三谷映画。でも振り返ってみると、アレ以降一つとして「めっちゃオモロイ!!」と言える作品は無かったんですよね。俺的には。
「今度こそは、オモロくなるだろー」「今度こそはーーー!!」と思いながら、思いながら…何度裏切られた事でしょう。もう数えたくもありません。この「なぜか何度も騙されてしまう」のが三谷の三谷たる所以なのかも知れませんが。
さて、その何回目かの「今度こそは!」です。例のごとく鳴り物入り・フジ全面バックアップの『THE有頂天ホテル』。お好きな方は、これから下は読まない方が良いと思います。
TVチャンピオン「ゆるキャラ日本一決定戦」。全国各地でさまざまな産業やイベントをアピールする「ゆるキャラ(たしかみうらじゅんが提唱)」たちの日本一を決める企画。最初は全然期待せずに見始めたのに、コレが意外やオモロかった。
中でもオレのハートをガッチリ鷲掴みにしたのが広島の「いーねクン」。プロフィールはこちら(avi約1MB)。そして!コレは保存版ですよ奥さん!いーねクンの逆風受け50m走!ぜひあなたのHDへダウンローズ!辛いことがあった時に見て!
前に紹介したサイト、“2D&3D RomaN”を読んでてガマンできなくなって『クラッシャージョウ』映画版を鑑賞。いざ観始めた瞬間に、思い出した。「オレはこの映画のドラマ編LPを持ってた!」
西原理恵子が出演したNHK『スタジオパーク』を、やっと鑑賞。これまで彼女が出演したTVの中で、一番オモロかった。色んな漫画や文章でおなじみのサイバラ的生い立ちや家族話なんだけど、自分の口であれほどキチンと語るのを見たのは、まったく初めてのことだった。
この放送は、実は2/15に生放送される予定だったのだけど、「堀江メール」関係の緊急国会中継で急遽収録に変更→放送延期、次の放送もまたまた国会中継で延期。一ヶ月後も経って、やっと、やっと、日の目を見た番組だったのです。長かった〜。
最近NHKのこの番組とかでタマに見かけるサイバラだけど、普通にコビないしゃべり方やスタンスがとても良い。「TVに媚びてない」って意味でね。
『スタジオパーク』は当初生放送の予定だったんだけど、収録になって少し編集が入ったみたい。オレはそんな気づかなかったけど、mixiの書き込みなんか見ると「ジェンダーフリーが嫌い」うんぬんのあたりでかなり削られてるんじゃないか、との話。
しかし。アナウンサーにイラスト&サインを求められて筆ペンですらすらっと自分の自画像を描いたんだけど、その自画像のわきに付け加えたのが、あの可愛らしいヒヨコのまぐわり絵。しかも「オラオラ!」のセリフ付き。それを描いてる間もずっとカメラはアップで手元を追ってるワケ。もう見ながら笑い転げてしまった。カメラマン、というかスイッチャーは何を思っていたのだろうか。サイバラ、NHKを遊んどるなぁ。作品紹介で、アナウンスだけで画がない時も「あ、アレはNHKじゃやっぱりダメなのね」とかいちいちツッコんでる。
そんなおちゃらけとまったく同じスタンスで鴨ちゃんや両親、家族に対しての、ズバリな話が聞ける。「自分の父がホントにだらしない人だったので、だらしない男自体は、別に悪く思わないんです。自分は」←ウロ覚えだけど。へぇ〜って思った。やっぱしねーサイバラは話が上手。書き言葉の巧みさは誰もが認める所だと思うけど、しゃべりもウマイよ。端的で的確。ロフトプラスワンのトークショーとか、行きたいんだよねえ。
うん、これは保存版でしたよ。
●サイバラといえば毎日新聞で『かあさん』の専用サイトが立ち上がっています。質問にサイバラが答えてくれるようです。コチラ。
●スタジオパークは一部動画をアプしてるひとがいるみたい。コチラ。
スライ・ストーンがグラミーに金髪モヒで登場!したらしいです。らしいってゆうのもウチではWOWWOWが観れないから。mixiで知りました。歌もなかったらしいですけどね。でも元気だったんだ。元気じゃん。すげぇすげぇすげぇ。
…誰か録画してたら連絡ください…。
ああ早くトリビュート盤買わなきゃー!!
※追記:このアルバムのおかげで地元FM局は今週一週間スライ特集。信じられん。仕事場に「Family Affair」が流れてます。シビれます。
【お断り】
このたび、ついに!待ち望んでいたピタゴラ装置のDVDが発売されます。
ピタゴラ装置 DVDブック2posted with amazlet on 07.01.31ポニーキャニオン (2007/04/18)
売り上げランキング: 4いままでずっと熱望しつづけてきた、その日がやってまいりました。という事で、これまでサーバに置いていたムービーはすべて削除します。これからはDVDを買って楽しみましょう!!
【2007.01.31追記】
●その27(1MB)
●その28(0.7MB)
●その29(1.3MB)
●その30(3.2MB)
●その31(0.6MB)
●その32(1.9MB)
●その33(4.5MB)
●その34(2.6MB)
●その35(3.4MB)
朝から番宣で一日中フジに出ずっぱりだった大泉洋ちゃん。いくつか観たけど、結構みんなオモロいトークをしてましたね。
さて、ドラマ『小早川伸木の恋』。
なんとか、どうにか、必死で、相方と2人で殴り合いなどして気をまぎらせながら、ガマンして、第一話を見終えることができました。二度とみません。NACS出演の連ドラで、一話観ただけで、「もう二度と観ません」と本当に心に誓ったのは、この『小早川…』が初めてです。オメデトーーー!!!
登場人物の誰一人として感情移入できないのは勿論、この先の展開にも、これっぽっちも興味は湧きません。薄っぺらい主人公。気のオカしい奥さん。だけどこの奥さんに比べて別に何一つ魅力が有る訳ではない不倫相手。台詞がオカしい。変なんだよ。ステロタイプな病院内の汚職?ソレに反発する洋ちゃんもうすい。うす〜いぃぃぃ!!!!今後の主人公のキャラ立てだって、洋ちゃんの展開だって何となく想像はつくけど、もうそんなんどうでもイイから!!!脚本最低。
『救命病棟24時』(→オレの当時の一言感想)といいさぁ、洋ちゃん、ほんと、ドラマにめぐまれないよねぇ。こないだの『おかしなふたり』がまだ全然マシに思えるヨ。
だけどさぁ、ドラマでの洋ちゃんの演技も、ちょっとヒドいよねぇ。っても比べるのは音尾クンやシゲくらいしかいないんだけど。この『小早川…』の演技もね。大げさなんですよ…。ナチュラルに演技してる唐沢との絡みは、ホントちぐはぐになっちゃってる。観ながら相方と2人で叫んでた。
「(演技が)大きい!!」
「大きいよ!!」
「切れてます!!」
何かしてないと恥ずかしくて観てられないんだもの。
こないだ観たドラバラ鈴井の巣『山田家の人々』がめちゃくちゃ良かったのでいつか感想を書こうと思ってたのだけど、『小早川…』を観たらあまりに腹が立って、こっちの感想アップが先になってしまった。くっそ〜何でだ〜!!!『山田家…』の洋ちゃんは、コレの100倍イイ演技をしているぞ〜〜!!!!!!!!!!!
※shiroは柴門ふみがどうしても嫌いなので原作も読んでません。
相変わらずお客の少ない近所のシネコンで鑑賞。オレ的には貸し切りみたいでイイんだけど…大丈夫かよ。平日20:30〜の回でギリギリ2桁のお客…。
映画はとてもオモロかったです。あんなに口を開けっ放しにして顔を歪めたり笑ったりしながら観ることって、オレにとってはまずない経験だったと思う。小中学生の時に見てたら、ホント一生忘れない映画になったんじゃないだろうか。そう、子供達に観て欲しいなぁ〜、この映画は。LOTRもそうだったけど。
素晴らしいエンターテインメント作品です。
ネット知り合いのンタロウさん夫婦にいただいたDVDで、ハチクロアニメを中盤から最終回まで観終わりました。本当にありがとうございます。
ちょうどエンディングの歌が、奥田民生の作った曲(?)に変わったトコロからです。前にも書いていたように、毎回毎回ドラマの最後で曲のイントロが流れてEDに入る所が好きだったんで、正直、曲の変更はイマイチだと思った。しかも曲がね。合ってないよ。別にこの曲聴いてハチクロ気分は盛り上がらない。あと民生といえば木村カエラの新曲もどーなのアレ。彼女が歌って盛り上がるモノ?まぁ良いや。
内容は最初からまったく変わらない、徹底した原作トレース主義。スゴい。ココまで徹底するともう「偏愛」に近いモノを感じるね(笑)。で、絵の方も1回だけヒドい回があったけど、他は殆ど乱れてない。コレもスゴい。
原作そのままに、雰囲気を壊さずに絵が動き、音が入り、演技が入り、BGMが入り…。とても幸せな形でマンガ→アニメ変換が行われていて、マンガと同じトコロでもう条件反射的に泣かされます。ああ、良かった。
特に竹本クンの旅がイイ。寺の修復工事をしている人たちのキャラが見事に再現されてて。竹本クンのココロの迷いがウマいコト表現されてて。絵もキレイ。北海道の旅もマンガそのままにダイジェスト化。泣ける。
そしてラスト。旅から帰ってきた彼が、夏祭りではぐちゃんに告白するシーン。ここで花火の上がるタイミングが、アレだ。『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のラストみたい、と言うと言い過ぎかも知れないけど、その位よかった。グーですよ。絵も演出も声優の演技も良かったですよ。ツボつきまくりでした。で、最後だけね、ED曲が前のヤツに戻ってるの。
ああ、終わっちゃったのね。とっても幸せなアニメでした。良かった。『ハチクロ』のあの世界を大切にしてくれたアニメ化で、本当に良かった。
あとは映画だね。このアニメを見ちゃうと、何となく根拠のない安心感が湧いてくるのだけどね。どうだろ。