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『コントが始まる』6話

なんて優しい物語なんだ…。
隅から隅まで好き。

また太賀がイイところもっていったな〜。
神木君の女神カワイイな〜。
菅田将暉と有村架純の安心感。
古川琴音もいいねぇ。芳根京子も今回良かった〜。
あの高校時代の砂浜のエピソードとか、凡百のドラマだったらどっちらけになるシーン。
成り立たせてるのはあの3人の見事な演技と演出。

あとこのドラマ、衣裳がいい。太賀がいつも着ているあの紅白のヤッケみたいのとか、神木君の変な模様の部屋着とか!
あれでちゃーんと暮らしぶりとか生活とか性格が分かるよね。調べてみたら衣裳は伊賀大介さんだった。さすが!のいい仕事ぷりでした。

もう一つ褒めたい、美術さん。
このドラマ、出てくるお酒やドリンクの殆どが、スポンサーの関係か架空の製品、架空のラベルだ。(人気俳優が沢山出てると大変ね)
こういう架空製品のデザインがあまりにしょぼくてドラマを邪魔することって結構あるんですよ。こんなこと気にするのデザイン業界の人だけかも知れないけども。

いつもマクベスの3人が呑んでるあの緑の発泡酒缶のラベル!最初に見た時から、その「馴染み感」に感心してた。
まち中華の壁に貼ってあるビールポスター!メニュー!皆めっちゃ自然。気にならない。絶妙な「アルアル感」。すごい。

マクベスの公演フライヤー!wordですごく頑張ったか、Illustratorで素人さんが作ったくらいの。マクベスだとプロのデザイナーには頼めないかな、知り合いの誰かが作ったのかな?じゅんぺーが作ったのかな?という、そのあたりの絶妙な頃合いを、実にちゃんと再現している。

(確認できないけど、太賀の実家の酒屋さんに並んでいる日本酒や焼酎も、結構な割合でオリジナルじゃない?)

こういう風にキチンとデザイナーが仕事を果たしているのを目の当たりにすると、じんわりと嬉しい。

そんなことは置いといてて、毎回最高に幸せになるドラマだな。好き〜

『今ここにある危機とぼくの好感度について』4話

いやー今回も凄い。

前回の学長会見は、まんま今の首相の「同じフレーズ繰り返すだけ国会」のパロディだったし、今回と次回は、やめるに止められるぬオリンピックをそのまま思わせる切り込み方。

野木亜紀子さんがずっと地道に生活レベルの話題でやってきたことを、渡辺あやさんは今回もっと政治的に、明確に批判してみせている。そのオブラートの包み方がまた絶妙。

自分は色々な意味でここしばらくずっと日本人を恥じている部分があるけど、その恥じている部分を逆手にとって「ほら、これだったら問題ないでしょう?」「たしかに!」となるようなニュアンス…とでも言えば良いのか。敵の武器をうまくオブラートに使っているというか。ああこれは見事だ。拍手です。あやさん大好きだ。

前回から変わった学長(松重豊)、やっぱりこの人が演じると悪人じゃなくなるんだな。好き。古舘寛治もまたいい役だね〜。

それはともかく、2話ほどで舞台から退き、恐らく次回最終回で再登場する鈴木杏の、ショートでメガネのあの感じ…。デジャブだよね。知り合いならきっと彼女を思い出すよね。そう。▲フラスコの彼女。似てる。

家業を継ごうかと子供に言われた時の反応について

中3長女が何かのきっかけで「お父さんの会社継ごうか」的な話をした時。

(そもそも会社があるか分からないし、死んで借金やっと返せるかどうかみたいな状況に娘を巻き込みたくないので)
「それはオススメしない」
と即答したところ妻から
「親にそう言われるのって結構ショックだからやめた方がいいよ」って
その場で言われた。

もちろん子供だって本気で言っている訳でもないのだけど、対する親の反応、言葉が結構なショックとなって、後に残る、そういう意味だ。

何でも自分が経験したそうで。
確かに義父の商売は、妻にピッタリの職種だったと思う。

申し訳なく思いすぐ長女に話した。
「君はデザイン業に向いているしぜひやった方がいいと思うけど、今お父さんの会社はコロナもあって色々大変だからついつい言ってしまっただけだよ」

でも一番大切なことを言ってない。
もし会社をちゃんと経営できていたら、その言葉はすごく嬉しかったっていうこと。

後でちゃんと言おう。

風呂上がり日記

ブログを更新する気にならない。

今、COVID-19のせいで世間を覆っている、地獄のような様のことは特に。

皆、しょうがないと思ってやっている。

次女の松葉杖がなくなった。家族は皆元気で、妻と長女の恐ろしいガチンコはしばらく起こっていない。小康期。

と、ここまできて、何を書くためにMacBookを開いたのか忘れてしまった。

いつもやってる、バギングワインをトニックウォーターで割って呑むやつが「スプリッツァー」という名前で存在していることを、高山なおみさんの『帰って来た日々ごはん』で知った。ことかな。

いや、妻の紹介で行った美容室がとても良くてウン十年ぶりに「行って良かった」と思えたことか。こんなの人生で何回もない。部分パーマをあててもらって、えらく具合がいい。

このことだったかな。

いや
この「色々細かく言えばあるけども、特にはない」という平穏状態がどれだけありがたいことか。値千万円なのか、ということを、3.11が近づかなくとも日々実感できることが、中学生以来の自分の悲願です。

齢50を越え、いよいよ自分が何者にもなれそうにないことを知った今、理想のこんなスキル、あんなスキルも身につけることはできず、死ぬまで学びつづけ精進するような人間ではないために大幅な進歩も期待できないだろう自分に、時折絶望したりもするけども、肝心なのは「今ある」ものごとの実感。今ある幸せへの実感。

その点では、自分は本自分の幸せを噛み締めていると思う。自分的にやるべきことをやっている。
だからと言って「明日死ぬ」と言われて納得できる訳はないのだけれど。

映画『ブックスマート』感想

2020年末に『ブックスマート』をAmazonレンタルで。(今はNetflix入りしているよ!)



【映画.comあらすじ】
「リチャード・ジュエル」「トロン:レガシー」などの女優オリビア・ワイルドが長編監督デビューを果たし、女子高生2人組が高校最後の一夜に繰り広げる騒動を描いた青春コメディ。高校卒業を目前にしたエイミーと親友モリーは成績優秀な優等生であることを誇りに思っていたが、遊んでばかりいたはずの同級生もハイレベルな進路を歩むことを知り、自信を失ってしまう。勉強のために犠牲にしてきた時間を一気に取り戻すべく、卒業パーティへ繰り出すことを決意する2人だったが……。主演は俳優ジョナ・ヒルの妹としても知られる「レディ・バード」のビーニー・フェルドスタインと、「ショート・ターム」のケイトリン・デバー。「俺たち」シリーズのウィル・フェレルとアダム・マッケイが製作総指揮。

前評判通り、クソ面白くて気持ちいい。最高最高最高

イヤな奴の出てこないスクールカーストもの。
という括りではしっくりこないか…。
まさに現代の、イヤ少し未来の、理想の未来の、学園青春映画。

主人公2人が、お互いのことを絶賛する様子がカワイ過ぎる。下ネタの切れ味も素晴らしい。とにかく、この世界で学生生活を送りたかった!と思ってしまう。先生も生徒たちもイイ。音楽も。最後も。良い良い良い

一昔前のスクールカーストもののように、アメフト部とチアを使わなくても、イヤな奴を出さなくても、最高に面白い学園ドラマは作れるんだ。
超オススメ。

2020年に観た映画ベスト

「2020年に観た」映画ベストはこんな感じ。
映画館はたった8本!しかもほとんど1-2月。
自宅鑑賞は約75本。普通は40〜50本なので、かなり多い年だった。

多くが自宅での鑑賞なので、今年公開作は頭に「●」を入れた。
旧作の( )内は日本公開年。多少前後あるかも。
数作以外は#movie_tv_dsm に感想をアップしています。

行く機会が激減した分、劇場の良さを再確認した年。
コロナ禍から復帰した一発目が『ストーリーオブマイライフ』で、すごく幸せだった。まぁ公開延期の時は本当にガッカリしていたけどもね。傑作だとそんなことも吹っ飛んでしまう。

『ハーフ・オブ・イット』と『ブックスマート』という、多分この先も名作として残り続ける新しい時代の傑作青春ドラマが登場したのも印象的。

そして自分的には『愛の不時着』から始まった、「韓国ドラマ元年」でした。今も観ているドラマは殆ど韓国。ベストドラマもちょっと前の作品だけど『シグナル』。観終わってからも相当ひっぱられた。自分の中で韓国ドラマブランドを確固たるものにした2作。『みつばち』とか見逃した作品も多い。イヤもうそりゃ沢山ある。2021年のお楽しみ。

また今年も、ベスト映画呑み会が楽しみです。

映画『ワンダーウーマン1984』

駅伝のために生きている妻と、実家預けの娘達のおかげで『ワンダーウーマン1984』を元旦朝から観に行けた。

ワイスピからずっと彼女のファン。今回も素晴らしかったガル・ガドット!

設定や脚本がかなり杜撰で、目を瞑るには余りにも…という感じなんだけど、冒頭含めすさまじくエモーショナルなシーンがいくつかあってトータルでは嫌いになれない。というかこんなに杜撰な脚本でも、彼女の神性がまったく穢されないのが凄い。WW。

特に冒頭15分くらい?過去と現代のオープニングは最高にアガる。80年代に合わせた敢えての少し粗い画像も良い。音楽も、ちょっと間抜けなヒーロー物の空気感まで、あの頃の色々な作品を思い出す。

ハンス・ジマーの劇伴も今回はすごく(あの頃の)王道で、ジョン・ウィリアムズっぽさまであるベタで格好良いオーケストレーション。特にエンディング曲!これがガルのWWにハマるんだよな〜。

余りにあまりな子供騙し的御都合展開が連発するのでガル・ガドットやヒーロー映画ファン以外にはオススメできないけれど…パンフレットも買っちゃった位、好き。クリスパインも大好き。設定がイマイチで生かし切れてないけど、今回のヴィラン二人もどちらもいい。

年の始まりにふさわしい映画だった!

交通事故

11月某日、次女が帰宅中、車に軽く轢かれた。
足首の複雑骨折。歯が一本折れて、顔面打撲。幸いにしてアタマと内臓には問題なかった。

「朝、あのカーディガンを着てきたら、こんなことは起こらなかったのだろうか」
「昨日、忘れていたこの精算分を妻に出していれば、こんなことにはなっていなかったかも知れない」
考えてもしょうがないバタフライ・エフェクトがいくつも頭をよぎる。

もしこれで彼女が亡くなっていたら。
自分達は一生、今日や昨日の行動を、
何の意図もない普段の行動を
悔やみ続けて生きていくのだと思う。

世の中で一番大切なものを失った時に
「仕方がない」
なんてことを思える日が、果たして来るのだろうか。とても想像できない。

「こんな時にあらためて実感するのは、普段の生活の大切さ」
なんて良く言うけども、
こんなことが起こらなくたって、
毎日、それこそ毎日、
なんてことない日常の大切さを、実感していた。愛していた。
だけど、来る時は来る。

病院に駆けつけた自分よりも
現場に駆けつけた妻の方が何倍もキツかったと思う。
ERであの姿を見た時のショックは、なんとも例えようがない。
マスクをしていて、良かった。
「大丈夫だよ、すぐ良くなって、遊べるようになるから」
その嘘の笑顔がバレなくて済んだ。
娘は目はうつろ、返事もほとんどできない状態だったけど。

あれもできなくなったり、こんな楽しみを失ったり
いつも一緒に寝るのを楽しみにしてくれてた彼女は
今とこれから、どんな気持ちになるかを想像すると
どうにもやりきれないけれど
まだ、戻れるんだから。良かった。

紙一重で、助かった。
なんて恐ろしいんだ。

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4日後の追記。

事故当日の後は2日ほど、悪夢で目を覚ました。
1日目、山の中で家族がクマに襲われ、二手に分かれて逃げてしまう。そのことをずっと悔やむ夢。
2日目、「あ、あの3日前に亡くなった…」という会話を聞いて飛び起きた。しばらく動悸がおさまらない。

夢から覚めたのに、その悪夢は完全に夢じゃなかったことに気付き、落ち込む。

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5日後の追記。

家事を全部やっている。といっても未だ妻が予定していたおかず用の食材があるので、それを作っているだけだ。
料理は作るのは何ともないけど、「メニューを決める」「必要なものを整理して買い物をする」のが本当に大変。実感している。
COVID-19のせいで面会は一切できないけど、ビデオ通話も動画も見られる。毎日毎日治療とリハビリに頑張っている次女を見ることで、精神的には大いにリカバった。
骨折は痛み止めがあまり効かず、夜は痛くて泣いているようだ。

家では長女と二人、少し新しい関係。今まで最高に折り合いの悪かった妻と長女が離れること、俺と二人になることでまた新しい気付きや体験がある。
この経験は無駄ではないし、きっと今後のためになるな。

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映画『スペシャルズ!』感想

ユナイテッド・シネマ新潟で『スペシャルズ!』を鑑賞。

サブタイトルは「政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話」

【映画.com あらすじ】
自閉症児をケアする施設「正義の声」を経営するブリュノ。他の施設などで見放された子どもたちも断らずに受け入れる彼の施設には、さまざまな問題を抱えた子どもたちであふれていた。この施設では、ブリュノの友人のマリクに教育されたドロップアウトした若者たちが働いている。社会からはじかれた子どもたちをまとめて救おうとしていたブリュノとマリクだったが、無認可で赤字経営の「正義の声」に監査が入ることになり、施設閉鎖の危機に迫られる。

ドキュメントタッチで描かれる実話ベースの映画で、演技・演出とも非常にリアル。『クリムゾン・リバー』のヴァンサン・カッセルが好きで彼目当てに行ったのだけど、十二分に堪能できた。主役2人とも、とても演技には見えない。他にも「介護者と自閉症の若者、その家族たちが多数キャスティングされている」ことを今初めて知った。

病院でも施設でも手に余る重度の自閉症児たちを条件なしで請け負う2人の男。彼らの気負わない凄みというか、深い経験と人生を思わせる演技が、作品を信頼おけるものにしている。

【追記】
(公式サイトに以下のような記事があった。なるほどリアルな訳だ!)

本作は監督たちが25年以上付き合いのある施設を舞台に、長年温めてきた肝いりの企画。本来脚本を書いてから役者にオファーするのが常だが、実は今回カッセルとカテブには脚本執筆前に出演をオファーしたという。「作品に対するアイディアはあるが、脚本は用意していない。僕らと一緒にモデルになっている団体と長時間過ごしてほしい。それが無理なら、この映画の話はなし。断ってくれ」と大物二人にかなり強気に交渉したという監督たち。

ナカシュ監督曰く、彼らからの返事は早かったそうで「僕らのやり方は間違っていなかった。その日の夕方には二人からほぼ同じ内容のメッセージが送られてきた。『脚本がなくても大丈夫。このまま冒険を続けよう』とね」。

病院や施設のベテラン達が手に負えない問題児でさえ「彼らならなんとかやってくれる」と思われている最後の手段的存在「正義の声」。監査が入った男女調査員とのやり取りが一番のクライマックスで、もう号泣メ〜ン(ノД`)・゜・。

どの国でもある問題なのだろうな…。「正義の声」のスタッフ達の明るさとゆるい連帯感、プロ意識もすごく気持ちが良い。2人の他にちょっとしか出ない脇役までみんなイイのよ…(きっと俳優じゃない人も含まれてる)

隅々まで好き。機会あったらもう一度観たい。

突然の座骨神経痛から腰痛へ

9/16水の夕方から急に尻と太もも裏が痛くなる。寝れないほどではなかった。

17(木)接骨医が休みのため整形外科へ。ヘルニアが原因だと思うがレントゲンでは異常が確認できないとのこと。腰を伸ばす機械、患部に電気を流す機械で治療するがまったく改善せず。痛み止めをもらう。その晩、やや悪化。

18(金)朝接骨医へ。ストレスの受け止め方(気が流れるようにリラックスして受け止めると、身体で変に反応せず、対応だけができる)を教わる。こうやってすぐに外に出るのはある意味良いこと。出ないで内臓に影響が出る方が悪い。相当痛いこともあるが、そんなにおおごとではないことが殆ど。鼠径部の筋肉の強ばり→腰部の筋肉の強ばりが原因だと。
その晩、変わらず。

19(土)朝からロケ撮影だったが特に問題なくこなせる。夜は悪化。あまり寝られないようになってきた。痛み止めの薬は飲んだ1時間後に少〜しだけ効いているような気もするが、正直あまり感じられない。

20(日)〜21(祝・月)どこらかの日に痛みが腰に移動。同時に尻と太もも裏の痛みはなくなる。月は昼間長女とさんざんバスケをしたぐらいだが、その夜は殆ど眠れていない。座っても寝ても激痛。起きていると唯一耐えられる。

22(祝・火)今までは昼はさほど問題なかったのだが、この日は昼も痛くてたまらない。頭痛も加わる。夜はまったく横になれず、でも9時〜0時くらいまで何故か寝ることができた。激痛で起きる。風呂に入っている間だけは何故か痛みを感じないので、2〜3時頃に再度入浴。出た後は一瞬で激痛が戻り、横になれない。家にいてもやるせないので会社に来る。会社の椅子は何故か痛みを感じない。仕事をいくつか終わらす。

23(水)朝接骨医。その後整形外科。整形外科は何1つ代わるものもなく原因も分からず対処法も変わらない。これだけ悪化したのに「本当痛ければ注射あるけど」←この言葉が追加されただけだった。効き目のない「リハビリ(腰伸ばし機と電気)」は断り、薬は処方箋だけもらって帰ってきた。薬も効いてる実感は殆どないのに毎三食後呑んでるのはちょっとマズい気がして(どんどん効かなくなるだろうし)
午後から、痛みが腰から腰骨、鼠径部方面に移ってきた。痛いのは痛いのだけど、これなら横になれそう。あの「横になれない地獄」は脱せるような気がする。なので帰ろう。

24(木)やはり痛くて飛び起きる。が、眠れた。
5時頃から出社。早めに仕事を始める。痛みは強くはないがあちこちに広がってきた。腰骨、鼠径部、横隔膜の下、腕、頭痛も昨日から。でも数日前の地獄の激痛に比べれば全然マシだ。夜は23:30帰宅。寝ても痛くない!調子に乗って『ジョン・ウィック3』の続きを1時間ほどベッドで見てしまう。

24(金)普通に起きれた。あちこち痛いが痛みで起きるほどではない。朝は接骨医。昼にはどっと疲れる。あちこちが細かく痛い。

25(土)〜26(日)にかけて終焉に。翌週から完全復帰。数えてみたら約10日間の出来事だった。

普段から実感はしているのだけど、「普通に横になって、普通に寝られる」ことの何とシヤワセなことか。

韓国ドラマ『シグナル』が最高過ぎたという感想

ここ最近ずっとハマっていたAmzonプライム配信中の『シグナル』(韓国・2016)がついに終わった。全16話で1話が70分以上あるから相当なボリューム。

過去と通信できる不思議な無線機を拾ったソウル警察の若い男性プロファイラーと、その上司の女性、通信機で繋がる過去の刑事、3人が主役となるクライムアクション。

「過去と通信できる無線機」なんてドラえもん設定が、SFルックじゃなくて普通にシリアスな刑事モノに入り込み馴染んでいる。脚本・演出・演技すべて揃っているからこその説得力。

単なる刑事ドラマとしても超1級で、未解決事件の真相からどんどん彼らの過去が明らかになる展開が最高。全16話通して自分の流した涙はアクエリアス1本くらいあると思う。

キツい哀しい展開がいくつもあって、というか常にキツいんだけど、ソレだけじゃない「観てて良かった〜」と思えるポイントがちゃんと随所に配置されているので、ストーリーの引きだけじゃない引力で見続けていられる。

主人公の3人が好きで好きでしょうがない。↑このビジュアルを見るだけでもう (ノД`)・゜・。
特に過去の刑事イ・ジェハン役のチョ・ジヌンは愛し過ぎちゃったので、他の出演作を追ってみたいな(お薦めあったら教えてください!)
他OPが良いだとか悪役が素晴らしいとか過去と現在を同時進行させる編集の巧みさだとかまぁまぁ書き切れない。

雰囲気は『TRUE DETECTIVE』や『FARGO(ドラマ)』なんかに似ているのであの手が大好きな向きには是非お薦めしたい。

映画『エクストリーム・ジョブ』感想

Amazonレンタルで『エクストリーム・ジョブ』吹替を家族と一緒に。
監督はあの大傑作『サニー 永遠の仲間たち』の脚本を手掛けたイ・ビョンホン。

【filmarksあらすじ】
昼夜問わず走り回るが、実績はどん底、挙げ句の果てに解散の危機を迎える麻薬班。これ以上引き下がることのできないチームの年長者であるコ班長は、国際犯罪組織の国内麻薬密搬入情報を入手し、チャン刑事、マ刑事、ヨンホ、ジェフンの 4人のチーム員たちとともに潜伏捜査に出る。麻薬班は24時間監視のため、犯罪組織のアジト前にあるチキン屋を買い取り、偽装創業をおこなうことに。まさかの絶対味覚を持つマ刑事の隠れた才能でチキン屋は一躍名店としての噂が広まる。捜査は後回し、チキン商売で目まぐるしいほどに忙しくなった麻薬班に、ある日絶好の機会が訪れるのだが…。犯人を捕まえるのか、鶏を捕まえるのか!

韓国歴代興収1位とか2位とか、前評判がえらいこと高いのでめっちゃハードル上がってたけど、それでも面白かった〜。ただし、ギャグは基本的にみな半歩ズレてる感じ。(苦笑)みたいな。わざとなのか?

ダメダメ麻薬班が全員皆愛おしい!(特に尾行係ヨンホ好き!)お笑い路線でずっと話が進み、時にはくどいのだけど、その分クライマックスの大立ち周りですんごい爽快感がやってくる!

BDには115分の特典映像が付くのか…めっちゃ観たいけどディスクはなぁ…。

この麻薬班たち、1本だけの登場じゃ勿体ない!ぜひ続編作って欲しい!!

映画『ヴァスト・オブ・ナイト』感想

falconの感想みてAmazonプライムオリジナル映画『ヴァスト・オブ・ナイト』を。

【Amazonあらすじ】
1950年代終わりのある夜、若き電話交換手のフェイと人気ラジオDJのエベレットはニューメキシコで不思議な周波数の音を耳にする。それは彼らの小さな町と未来を変えてしまう可能性を持つものだった。

会話劇を中心に進む怪奇SF。電話交換手とラジオDJが主人公ということもあり、その会話演出のクオリティの高さや緊張感が、緊急通報指令室が舞台の傑作『THE GUILTY』を思い出す。

そして画作り!センスの良いMVみたいだ。誰かが歌い出してもおかしくない。盛り上げる劇伴もこれまたセンス抜群で、今年観た中でトップ3に入る。

最後だけちょっと一工夫欲しかったかな。でも大満足。夏の夜に冷たいワインを吞みながら観るのにピッタリなお洒落オールドスクールSFでした。

Netflix映画『Da 5 Bloods』感想

スパイク・リー監督の新作、Netflixオリジナル映画『Da 5 Bloods』ネタバレ感想。

今年今までに観た映画の中でナンバーワンかな…。賞を総ナメしそうな予感。
BLM運動と共に表現したいことがあり監督は作ったのだろうけど、公開のタイミングでここまで世界を巻き込んで大変なことになっているとは誰も予想していないなかった筈。
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圧倒的な「生」「怒り」のパワーがみなぎる2時間半。映像的に新たな手法も採り入れられていて、いや〜、スパイク・リー。お見事。
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【あらすじ】
アフリカ系ベトナム帰還兵の4人は、自分達のリーダーだったノーマンの遺骨と戦時中に隠した埋蔵金を回収するため、ベトナムに集まる。

おじいちゃんのスタンド・バイ・ミー+地獄の黙示録オマージュといったルックで話は進み、途中までは楽しい同窓旅行の体でもあったのだけど… そもそも最初から、ベトナムの元娼婦、若いベトナム人男性ガイド、ジャン・レノ演じる仏人ヤバ系ブローカー、同じくフランス人だけど富豪の娘で贖罪のため地雷除去会社を立ち上げた若い女性など…まわりがすべてあの頃を引きずり、今もあの最悪の戦後を生きていることがじわりと伝わってくる。それが中盤以降に爆発する。

ベトナム戦争(劇中では「アメリカ戦争」)とは、いや戦争とは黒人にとって一体何だったのか。何と戦っていたのか。それはベトコンではなくて黒人の権利を回復すべくアメリカや(戦争の原因となった)フランスの白人至上主義と戦っていたことが、旅の中でプレイバックされていく。

自分にとってはやっぱり衝撃だし、BLMに繋がる「いつまで同じことが続くんだ…」地獄をイヤでも実感させられるんだけど、映画自体が素晴らしくて、基本的に楽しいところもいっぱいあって、その結果のクライマックスの気の乗り方たるや半端ない。最後の金塊の分け前が、ある黒人達の集まるオフィスに寄付されて、彼らの服に「BlackLivesMatter」と書かれているのを観た時はむせび泣きだった。

中でもやはりトランプ主義者のポールが最初から最後まで切ない…。彼のような自ら分断を招く立場の人間を通し語ることで、人種主義問題の難しさ・根深さの伝わり方が重層的になっている。んでチャドウィック・ボーズマンのカリスマ感な。
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『ブラッククランズマン』で、ドキュメント映像を被せるアレはお馴染みになってた。この映画にもちょいちょい挟まれる史実映像もスムーズだったし、編集もずっとグレードアップしていると思う(というか前作はあの違和感が大切だったんだよな)。でもやっぱり最後「ええ?」ってカットがあって心に残る。

まだなんとも気持ちを表現できないけど、とにかく2時間半、心を動かされっぱなしでした。邦題『ザ・ファイブ・ブラッズ』オススメです。
Netflixヤバいな。毎年こんなの作っていくのかな。 .
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…今回ちょっと調べてて気づいたけど、俺のベトナム戦争感って、70年代大友克洋漫画の影響大きいな〜。改めて。

2020年4月の自殺者は大幅減少

COVID-19禍で企業の業績が下がり、倒産の激増で自殺者も相当増えるのではと予想されていたのだが、
実際4月の自殺者は前年同月比で約2割減。2010年以降は減少傾向にあるが、この5年でもっと大きな減少幅だったそう。

ウイルスのおかげで人との接触が激減、出社もリモートワークなどに変わり学校も休校していることが影響しているのだろう。

倒産や経済的理由で自殺するほど絶望するのが、自営業者やフリーの人達だと仮に想定すれば、その他の人との人数比を考えると当然なのかも知れない。

近代始まって以来の経済不況よりも、現代社会のストレスの方が多く人を殺していたということ。日本では。

ちなみに全体の死亡者数も今年は年頭から減っていて、「日本は検査数の少なさで感染者数を隠している」と思われがちだが、COVID-19由縁の死者は実際に少ない。(それでもアジアの中では死亡率高め)。
日本のこの死亡率の低さは、現時点では謎。
免疫があった、文化的なもの(靴やマスク)、BCGなど色々言われているが決定打ではない。
欧米先進国が異常な死亡率で、アジア諸国に比べたらウイルス由来死亡率が高いのだから、これで普通の結果なのかも知れない。

これで後世まで「政府の策が功を奏した」などと伝えられるのは本当にイヤなので(今年あった関連の凄惨さは筆舌に尽くしがたい)、分析はちゃんとして欲しい。少なくとも政府関連は「議事録を作るかどうか検討している」レベルの糞っぷりなので何も正しい記録は残さないつもりだろうから。

Netflix映画『ハーフ・オブ・イット』感想

基本はベタベタのラブコメなのに、なんでよ。
出てくる皆が愛おしい。
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【あらすじ】
お父さんと貧しい2人暮らしをしている中国系移民の女子高生、エリーは頭脳明晰で、同級生のレポート代行でお小遣いを稼いでいる。ある日筋肉バカだが憎めないアメフト部のポールから、美女アスターへのラブレター代筆を頼まれる。しかしアスターはエリーにとっても心に想う大切な存在だった。誰とも話が通じない文学や映画の話を、ポールのふりをしながらアスターとやり取りするエリー。一方で代筆を通し男女の友情を深めるエリーとポール。代筆ラブレターやメールのおかげでポールとアスターが近づいていくのだが…
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いわゆるNetflixクオリティでスクールラブなお話だけど、最初から最後までもう好き過ぎて…。登場人物の愛らしさなんだろうな。お父さんや先生などの脇役までみんな好き。全体に軽くさらっとしている所がかえって価値を高めてる。ちなみに「The half of it」は前世で1人だったが今生で分かれてしまった自分の片割れのこと。運命のパートナーを指すような言葉らしいが、この映画は題名そのままの物語ではない。ああ大好き。


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※観たきっかけは町山さんの『たまむすび』情報だったけど、彼の微妙なミスディレクションはちょっとな…ていつも思う。その代わりただ観ただけでは分からない情報も得られるし良いのですけど。特に今回は文学や映画からの引用が多くて、その意味を知っていると更に楽しめる。
あと字幕訳がちょっと…な気がしたのでできればあの場面だけでも英文字幕で見直したい。


最初から最後まで泣きすぎて脱水症状になりそうだ。

2020年のGW

相変わらず
【COVID-19や仕事や今後のお金をことをすべて忘れていれば】
我が家史上最高に幸せで楽しい、お籠もり生活が続いている。

友人にNintendo Wiiを借りて一層お籠もりが充実した。ちなみにWiiの販売年を調べたら2006年だった。14年前のゲーム!専用のオンラインサービスは勿論軒並み終了しているけど、我が家にとっては初のTVゲームだし、両親にとってはGAMECUBE(2001〜)以来だから、全員にとって「めちゃくちゃ新しいゲーム機」だ。マリオカートなんて4人で遊べて超盛り上がっている。

ちなみに5/2(土)連休初日の1日。
朝:父は外で一人朝御飯/母次女と長女は別々に好きな時に好きなものを
午前:ほぼ外で読書のみ/母パズル/次女パズル・外・他/長女ネット・読書
昼:皆でテキトーにざるラーメン
午後:父と次女は延々と「スーパーマリオ」/母パズルと読書(海街diary)/長女WiiやったりLINEしたり読書したり
夜:いつものご飯・両親は夕方頃からお酒とつまみをぼちぼちと。

学校は2週間前から休校(その数日前から自己判断で自主休校してた)。そのおかげで「時間」に関して怒る機会がほぼなくなるのだが、これが一番助かる。時間のことで怒るって本当に無駄。馬鹿らしい。

次に習い事(バレエ)がなくなることによって、殆どの時間が空きとなった。これだけ空きになるとさすがに「1日くらいは皆好きなことやってOK」になるし、さらにGWとなるともう時間が余るのは目に見えているので、普段色んなことに目くじらを立てる妻も、もういいやね…となっている。

全員がお籠もり大好きだし、他との交流を必須にしていないので、これだけ長い期間(3月の休校からだと2ヶ月になる)でも殆ど不満は出ていない。むしろやりたいことをできている面もあるし。

もともと経済的な理由で、家族旅行(お出かけ)なんて1年に1回行ければ良いほう、外食は数ヶ月に1回程度だから、「COVID-19のせいで外に行けない」という前提は、それらに行きたいという気持ちを全員でハナから抑えることができるし、我が家にとってはとても有り難いことだったのだ。

こんな日々はもう、二度と来ることはないでしょう。


ちなみにラジオでは皆こんな風にリモート出演。お互いの顔はZoomで見ている。

新型コロナウイルス・その6

緊急事態宣言の範囲が全都道府県に広がるらしい。何の具体的な補償もないまま外出禁止。どっちにしろ崩壊だ。

仕事で1日一緒だった人が、陽性者との濃厚接触していた可能性があったと連絡。今その後の調査待ち。その日に一緒だったクライアントなどさまざまな人に連絡。キツい。

さっさと検査をすれば良いのに何らかの理由(濃厚接触には当たらない)をつけて検査を拒む例を多く聞く。医療機関は崩壊をはじめた。現場から流れるTweetはあまりにもせつなく、悔しい。しかも、2ヶ月前にはこうなることがぜーんぶ分かっていたのに、だ。

あの時
何で今!今!準備を始めないんだ!と海外のニュースを見ている人は誰でも思っていた。それから2ヶ月。何1つ有効な準備はされていない。マスクも医療器具も医療着さえ足りない? 当たり前だ。海外の経験者が皆言ってたじゃんか。

あの時はまだ、政府も東京都もオリンピック開催にやっきになっていたよな…。

調査の結果次第では自分も濃厚接触者となる。陽性の可能性だってある。
大事を取り、今晩から会社に泊まることにした。

ラジオからはついに「家族であっても2m離れて食事をするように」とアナウンスがはじまった。

新型コロナウィルス・その2

WHOが数日前、新型コロナウィルスはパンデミックの状態にあると宣言。

昨日今日と世界で発表が相次ぐ。
アメリカでは飲食諸施設・映画館など少なくとも15日間はすべて閉鎖。小規模なものを含め自粛を要請。
海外渡航や入国を禁止。
ヨーロッパの多くの国が同様。フランスではすべての外食業が閉店することに。(テイクアウトのみ営業可)
英国首相は「今は戦争中だ」と宣言。
つまり、この2〜3週間を何とか少数感染でやり過ごすことができれば、その後の爆発的な拡大を抑えられるとの見込みなのだろう。

自分で書いていても、TVの発表を見ていても、映画の中のようだ。
911や311の時とも違う、初めての体験。
諸外国では飲食業が閉まっているけど日本は未だそこまでではない(何の保障もされないままそんなことをしたら、それこそコロナの前に皆食べていけなくなってしまう)こともあって、未だ少し他人事。

そもそもほとんどの人は罹っても風邪程度の病気。インフルエンザよりもずっと死者数は少ない(世界レベルでは分からないが)。
この気持ちが今後どう変わっていくのか、気付いたらメモしていきたい。
少なくとも今のTwitterは311後を思わせる騒々しさだ。しばらく離れていたいが、情報の遅れで結構な致命傷を負うこともあるので、そうもいかないんだな…

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。