カテゴリー: TV・映画感想

映画『DUNE part2』感想

『DUNE part2』をイオンシネマ新潟南のIMAXで。
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ(『ボーダーライン』『メッセージ』『ブレードランナー2049』)

ついに新潟に出来たIMAX。最初の体験がドゥニ監督のSFとは、これ以上ない幸せ。

DUNE自体はSFに興味のない人に勧めるような内容じゃないと思う。でも、好きな人にとっては…最高過ぎるだろ。

【ネタバレなし感想】

前半がずっと「200点=最高過ぎ」だったので、これは一体どうなることか…と思ってたけど、後半は普通で120点。

IMAXは天地の高さのおかげで映像の没入感が最高(正方形に近くなる)。あと暗いところもちゃんと見える画質が素晴らしい。

予想外だったのが音。音圧がとてつもない。自分にとっては4DXよりよほど五感に響く。今作は特に、なのかも知れないが重低音のSEに加えハンス・ジマーの、あの劇伴が一層「身体に」響いてくる。具体的に言えば、音が大きい時にはどんなに咳き込んでもまず隣の人には聞こえない。だから飲んだり食べたりのタイミングにあまり困ることはない笑。

ここで『インターステラー』観てぇ…と切実に思いました。あのシーンもあのシーンも。

前半は褒めどころしかない。1の土台をさりげなくしかし確実にバージョンアップしてくる。書きたいことは山ほどあれど、今回冒頭にすぐ出てくる、反重力装置で崖を登る「浮遊感」がめちゃめちゃぬるっとしてて、映像ではあまり覚えのない不気味さというか。1でのハルコンネン伯爵の浮遊もそう。あのぬるっと感。

この独特の「浮遊」をはじめ、超絶デカい重機のリアル感、惑星毎に全然違う照明を使った美術と撮影、衣裳、砂漠を使った異世界の表現、すべてがSFファンとして既に「今年は良い年だった…」と思える位のレベル。

映画全体がシャラメとゼンダイヤの魅力に溢れていて、それはもう大前提で書くのも忘れてしまうほど。シャラメの描く繊細なポールの内面、自分達の民族の力を信じ、権力や宗教の力に懐疑的なチャニ。説明セリフもNAもホントに少ない中で、彼ら2人が人間として非常に奥深い描写をされているからこそ、壮大な世界観にも説得力が生まれるんだろうな。

すみから隅まで、リアル。さすがにこんなに面白いと、今さらだが原作読みたくなる。

【ネタバレあり感想】
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事前情報あったかどうか知らないけど、2から出てくるキャストが大好きな方ばかりで、登場した瞬間に「え!」て声あげてた気がする。フローレンスピューにアニャテイラージョイ!

最初から「3部作で」という噂が頭にあったので、最後の方では「え、これもやっちゃうの?終わっちゃうじゃん」とか余計な思いが邪魔していた。2回目に行けるならもっと楽しめそう。(実際は3作目は未だ確定もしていない)。

相変わらず衣裳がとてつもなく格好良い。特にベネ・ゲセリット(世界を裏で操る女性集団)の衣裳シルエットが大好き。

デイヴ・バウティスタ(ガーディアンズのドラックス)の扱いはちょっと消化不良だったなぁ。個人的にオースティンバトラーのフェイドがそこまで、ではなかったので彼にはもう少し暴れて欲しかった。

教母になったレベッカ・ファーガソンの衣裳、顔のタトゥー。最高。

今パンフレットを見て2時間40分もあったことを初めて知った。長いとは思ったけど、そこまでとは。

初の砂虫ライドまでのあの丁寧な描写が最高。スケールのデカい画もそうだけど、手や足からこぼれる砂のディテール、みたいなところも大画面だからこその迫力。

フレメンのスティルガー(ハビエル・バルデム)が今回やたら可愛くなってる。ポールが「自分は救世主じゃない」と言った後の「なんて慎み深い。やはり彼に違いない」とか、声を出して笑ってしまった。彼は『ボーダーライン』のあの人だ。思えば最初にドゥニ監督にやられたのが『ボーダーライン』だった。
あとキャスト観ていると、こんなに記憶力のない自分なのに『ノーカントリー』がどれだけ、トラウマ級に自分の心に突き刺さっていたか、思い知らされる。

フレメンの居住地地下にある「あの」湖…設定もそうだし美術もすばらしくて微塵もセット感とかなくて、完全に世界に入り込んでた。ところどころ三体に被って困った。あれ、乾燥しちゃう?みたいな。そういえばNetflix版がもう公開じゃないか。

ナウシカやラピュタにも明らかに大きな影響を与えてる原作が、これだけの納得クオリティで今映像化されることのありがたさよ。おれが生きてるうちに、間に合ってくれて良かった〜。

そこまでの「映画館派」じゃないし実際殆どを家で観ている自分だけど、このDUNE2+IMAX体験は凄まじかった。二回目に観るとしてもIMAX以外には考えられない。今までアトロクとか映画ポッドキャストで「これはIMAXで観なきゃね…」みたいな話に「けっ!言われても新潟にはないんですけどね!」といじけていたが、いざ観てみるとこれはスミマセン確かに別物。と納得です。

今年の目標はDUNE2とオッペンハイマーをIMAXで観ること。あともうひとつだ。

2024年ベスト作はもう、DUNE2でいいんじゃないかな。

映画『ユンヒへ』感想

『ユンヒへ』をAmazonプライムで。
監督:イム・デヒョン(長編2作目)

【あらすじ】
韓国で暮らすシングルマザーのユンヒが受け取った、一通の手紙。母の手紙を盗み見てしまった高校生の娘セボムは、自分の知らない母の姿をそこに見つけ、手紙の差出人であるジュンに会わせる決心をする。セボムに強引に誘われるかたちで、ジュンが暮らす小樽へ旅立つユンヒ。それは20年前の自分と向き合う、心の旅でもあった―。(公式サイト)
2019年作品

【感想】
思っていたよりずっとずっと好みの映画でした。舞台になる小樽の雪景色が美しくて、それだけでも満足。

実は『Love Letter(岩井俊二)』ってトヨエツのクセつよ関西弁とキャラがどうにも好きじゃない記憶ばかり残っていて。「今作は(アジアで絶大な人気を誇る)Love Letterにインスパイアされて」作られたらしいけど、自分は正直こちらの方が好きかも知れぬ。

主役ユンヒ(キム・ヒエ)の色々なダメっぷりに共感したり、同性愛の許されない時代性が滲み出てきて辛かったり、ユンヒの娘セボム(キム・ソへ)の演技が素晴らしかったり、その彼氏役も、木野花や薬丸翔なんかのワキもすごくいいし、なんとユ・ジェミョンもユンヒの元夫役で登場。日韓入り交じってのドラマだけど、どこにも隙がない。隅々までキチンと作られている。好感しかない。雪国の、雪が好きな人に観てほしい。

映画『ミステリと言う勿れ』感想

『ミステリと言う勿れ』映画版を、お試し期間U-NEXTのレンタルで。
監督:松山博昭(ドラマ版の監督)

【あらすじ】
天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整は、広島で開催される美術展を訪れるため同地にやってくるが、そこで犬堂我路の知人だという女子高生・狩集汐路と出会い、あるバイトを持ちかけられる。それは、狩集家の莫大な遺産相続に関するものだった。当主の孫にあたる汐路ら4人の相続候補者は、遺言書に記されたお題に従って謎を解いていく。やがて彼らは、時に死者さえ出るという狩集家の遺産相続に隠された衝撃の真実にたどり着く。(映画.com)

【感想】
TVドラマの、あのクオリティはそのまま。映画用に不自然なスケールアップをすることもなく。すごく安定してる。楽しめました。

が…!
自分はTVドラマ版の最後に本当納得いかなくて、ああこれは映画でケリをつけてくれるんだろうな、と思ってなんとかやり過ごした記憶がある。(具体的にどこがどう…というのは相変わらず覚えていないのだけど)。

だから続きをやってくれるのかとずっと期待していたのに…。結局原作中の1話がそのまま映画になった。他のレギュラーメンバーがあまり出てこないし、旅行先での出来事だからある意味「○○ザ・ムービー」的ではあるかも知れないのだけど…。

とかそういう事じゃ無くて!TV版の始末をどうつけてくれるんだよ〜!本当に好きだったのに。

キャストは皆それぞれに良い感じでした。うん。
(でもちょっと門脇麦に、ライカに会いたかった。勝手に)

映画『ある男』感想

『ある男』をNetflixで。
監督: 石川慶(『蜜蜂と遠雷』『Arc』)

【感想】
冒頭数分、田舎の小さな文房具店ではじまる安藤サクラ、窪田正孝のほぼセリフのないやり取りから、いきなり引き込まれる。
その数分後には「あ、俺この映画好きだ」て確信する奴。最後まで、隅々まで好きだった。

あらすじとか全然知らずに観るのをお薦めします。自分もほぼノー情報で観たら結構な衝撃体験。

そしてここにも河合優実出てるんだ(ちょい役だけど)。柄本明の怪演がすさまじい。自分内妻夫木聡・窪田正孝のベストアクトかも。安藤サクラは言うまでもなく。最高。

あーこれは本当に好きな映画でした。 石川慶監督、もう絶対見逃さないぞ。

映画『あしたの少女』感想

『あしたの少女』を、長岡アオーレの上映会で鑑賞。
監督&脚本:チョン・ジュリ

ペ・ドゥナが刑事役をやると聞いただけで、いてもたってもいられない『秘密の森』ラバーな訳ですが
期待に違わない(彼女が期待を違えたことなどあるだろうか)熱演でした。実話ベースの物語。
製作は『シークレット・サンシャイン』『バーニング劇場版』などのイ・チャンドン。

【あらすじ】
高校生のソヒ(キム・シウン)は、担任教師から大手通信会社の下請けのコールセンター運営会社を紹介され、実習生として働き始める。
しかし、会社は顧客の解約を阻止するために従業員同士の競争をあおり、契約書で保証された成果給も支払おうとしなかった。
そんなある日、指導役の若い男性チーム長が自殺したことにショックを受けたソヒは、自らも孤立して神経をすり減らしていく。
やがて、凍てつく真冬の貯水池でソヒの遺体が発見され、捜査を担当する刑事・ユジン(ペ・ドゥナ)は、彼女を自死へと追いやった会社の労働環境を調べ、いくつもの根深い問題をはらんだ真実に迫っていくのだった…
(公式サイトより)

【感想】
映画的な演出は最小限。
特に前半は、想像以上に辛かったが、後半でペ・ドゥナ演じる刑事がいくらかは気持ちの良いセリフを吐いてくれて、少しは救われる。

この映画のヒットのおかげで、韓国では通称「次のソヒ防止法」が議会を通り、現場実習生に労働基準法で定めるいくつかの条項が適用され、世の中を動かしたらしい。(決してこの映画が最初ではなく、これまでも長い間同様の訴えや活動は行われていたが、実行に至らないまま何度も尻つぼみになっていったそう)
それが2023年、ついこの間の話。

自分ではなかなか観に腰をあげることはなさそうな内容だったので、上映会のお知らせはとても有り難かった。無料とか、自分に対する行く言い訳ができる。

映画は、高校生のソヒが自死に至るまでの前半パートと
刑事ユジンが彼女の周辺を調査する後半パートに別れていて
これがほぼ1:1のボリュームというのが少し意外だった。(普通なら後半多めじゃないかな)

前半パートでは、女子高生ソヒがどんな子で、何が好きで、友達とどんな風に接していたのか、日々のストレスをどうやって解消していたのか、本当に丁寧に、繊細に、まるでドキュメンタリーのようなリアルな演出で粛々と、結構な時間をかけて描かれる。職場のコールセンターには韓国ドラマで良く出る「仕事場の怒鳴りおじさん」が山ほど出て来て、分かっちゃいるけど辛い(自分はこれが苦手で『ミセン』を離脱した)。おじさんだけではなくトドメを刺すのはオバさんで、また辛い。

しかし前後半通じて何回か、身体がビクンと反応する位、痛快な「やり返し」シーンがある!
その行動やセリフに一瞬カタルシスが満ちあふれる。一瞬だけ。
これなかったらまた一層辛いんだろうな。他にもユジン(ペ・ドゥナ)の相棒役も良かったなー。秘密の森やシグナルの名相棒達を思い出す(そうして、なんとか辛さを逃れる)。

映画の最初と最後に、ソヒが一人でダンスを練習しているシーンが流れる。最初は同じように見える2つのシーンの違いに、胸を突かれる。

ソヒの両親は娘が死ぬまで、ダンスに打ち込んでいることを知らなかった。極端な学歴社会、階級社会が大きな要因だろう親子の断絶が、この映画の裏テーマじゃないだろうか。同じ年頃の娘を持つ親としてまったく他人事じゃない。若い世代に「夢を見ろ」と言いながら実際は社会の既存構造の中でしか「夢」を認めない・許さない親世代。そう思う理由も、同じく学歴・階級社会から来るものだろう。このまま繰り返していいのか。映画は鋭く問うてくる。

ペ・ドゥナきっかけで行った映画だけど、ソヒ役のキム・シウンが素晴らしかった。この内容の映画を、何十人もの人達と同じ空間で見つめる体験も良かった。多分いつも行くシネコン夜間上映などでは片手にも満たない人数だろうから。あれだけ多くの人と一緒に、息を呑むような絶望を感じるのは、強烈な体験でした。観に行けて良かった。

チョン・ジュリ監督の前作『私の少女』でもペ・ドゥナは刑事役らしいので、そちらも今度観てみたい。できれば映画館がいいのだけど。

今回の上映は「ながおかワーク&ライフセミナー」のさまざまな5講座の中の1つとして「長岡アジア映画祭実行委員会!」が開催していました。感謝。

NHKよるドラ『作りたい女と食べたい女』season2 18話〜

NHK『作りたい女と食べたい女』season2、いいなー。
今週までのメモ。


【18話】春日さんの仕事場の先輩・藤田さんが、義理の母の介護の関係で、シフトを減らす相談をしている。その後定食屋さんで偶然ランチを一緒にする春日さん。そこで藤田さんは自分の状況を語りつつ、親と離れたいという春日さんを、優しい言葉で後押しする。

この先輩・藤田さんの定食屋での演技。
ほんの短い1シーンなのだけど、自分にとっては神がかって見えた。藤田さんの表情だけで何故か泣きそうになってしまって驚いた。こんな一言で、どれだけ救われる人がいることだろう。

先輩・藤田さん役の俳優さんがどーーーっかて見たことあるなぁーって気になって調べると、島田桃依さんという方で。

検索すると…なんと『MONDAYS』の…あの!最後に話す事務方の女性じゃん!うわー鳥肌立っちゃった。
名優だわー。今後おっかけていきたい!

【20話】
野本さんへの想いと、これからについての戸惑いについて、隣部屋の(会食恐怖症の)南雲さんにzoomで相談する春日さん。ここの南雲さんがいい。最初タメ口から始まってちょっと驚くのだけど、その後の敬語とタメ口の微妙な入り交じり具合で、距離の取り方を図っている南雲さんのキャラクターが繊細に表現されてる。やっぱこの藤吉夏鈴さん、合ってる。春日さんにしろヤコさんにしろ、このドラマのキャスティング好き。

【22話〜23話】
バレンタインの夜、引越の予定を打ち明けられた野本さんが、泣きながら自分の思いを伝え、春日さんが応える。
まー2seasonかけてやってきたいよいよの告白ですから盛り上がるしかない。2人にきゅんきゅんしっぱなし。野本さんが翌日会社で報告した時の、同僚(森田望智さん:おかえりモネの気象会社の方)の反応も良かったな〜。この人も好き。


season2はあと7話で、どこまでいくのだろう。連載は追ってないけど原作は5巻が出たばかりでこっちも大盛り上がり。
あー今から終わるのが寂しい。連載はいつまでも続けられそうだから、ドラマももっと観たい〜!というのは『きのう何食べた?』と同じ寂しさだ。残りを味わいます。

※今作はNHKプラスで放映後1週間程度、AmazonプライムのNHKオンデマンドチャンネル(月990円)ならずっと全部観ることができます。

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NHKよるドラでハマったのは今作と『5)#あなたのブツがここに 』『14)#わたしの一番最悪なともだち』です。全17作のうち3作しか観てない。きっと他にも面白い作品あるんだろうな〜。俺が好きそうなのあったら教えてください。

『不適切にもほどがある!』4話インティマシーコーディネーターの扱いについて

『不適切にもほどがある!』4話。
今回は色々ひっかかるところがあったな〜。

もともと本当にデリケートな素材だと思うから、こんな風になる危険も当然あった訳だけど。

細かいところも色々あれど、一番ひっかかるのはインティマシーコーディネイター(IC)の扱い。

それなりに周知されてるモラル問題=「やり過ぎじゃない?」と議論が出るような事象を茶化すならまだしもですよ。

地デジドラマでは未だ数本しか取り入れられていない、全然周知されてるとは言えない考証問題ですよ。その意味をまず正確に伝えることが、このテーマを選んだドラマの責任じゃない?
茶化すのはその後で。

その考証セクションを採り入れた人の苦労も、採り入れた仕方ない背景(演出のパワハラを始めとした「空気」)も、日本では地盤がないので海外で資格を取らざるを得ない背景も、その他まったく見せないまま、あんな風に「小うるさいキャラ化」されちゃったら、そもそもインティマシーコーディネイターを知らない人から見たら

→海外の最近のトレンドを真っ先に採り入れた「意識高い帰国子女」みたいなもん?
→とにかく問題を回避したいので、女性の濡れ場や肌の露出についてマネージャーと交渉する役?

って、思っちゃうよね。というか知らない人にとってはただの笑いネタ。とんねるずのゲイキャラみたいなもんで。

そういうことにならないように、今後の普及や周知を目指してWEBメディアを使い丁寧に説明してきた、同業の先人たちに、あまりに失礼。
やっと始められたって段階なのに。茶化すならもっと一般化してからでしょうよ。

というか、そもそもこのドラマ、インティマシーコーディネイターが入って無いじゃん。それで茶化すってかっこ悪くないすか。サダヲがそのまま最後に突っ込むべきだろ。

ICとは…
「俳優の安全・安心を身体的にも精神的にも守りながら、監督が望む演出を最大限実現するための仕事」

肌を見せる・見せないだけではなく、俳優「本人が」守られていると実感し、よりよい演技を行い、よりより良い作品をつくるためにコーディネイトするお仕事、でしょ。

「女優に限らず、すべての俳優が対象となります。一番近いのはアクション・コーディネーターかもしれません。監督が見せたいアクションシーンについて、殺陣や振付を考えながら、安全に撮影できるよう現場を作っていく。それと同じことをインティマシー・シーンについて行うわけです。」
以上「」引用:「「濡れ場で女優を守る仕事」ではない!ドラマ『エルピス』でインティマシー・コーディネーターが果たした重要な役割」

after6junctionのこの回もすごく分かりやすいので是非
『インティマシー・コーディネーター』って今どうなってますか?特集2024 by西山ももこさん


※他にも検索すると良く分かる取材記事出て来ます。つまりすぐ記事に辿り着ける位、数が少ない。まだまだ知られていない話だと思う。

まぁこういうもやもやっとする部分も、一旦落として上げることで、何だか良いように収めてしまえるのがクドカンの凄さなだなー。

とは言え全体として素晴らしいドラマ。大好きなところばかりなので、今後の展開に期待しています!!LINEの承知してます連打とか、あのくだりめちゃ笑ったわ。

当アカウントの映画TV感想は→#movie_tv_dsm

NHKよるドラ『作りたい女と食べたい女』season2始まる。

NHK『作りたい女と食べたい女』待望のseason2。

会食恐怖症を演じる藤吉夏鈴(南雲さん)、
主人公の恋愛相談に乗るネット知り合いのともさかりえ(矢子さん)が、どちらもすばらしい!
単行本がちょっと遅れている中で、TV版はいったいどこまで進むのだろう。

あと直前座談会が、素の春日さん(というか西野恵未さん)が見られて楽しかった〜

Netflix映画『ニモーナ』感想

Netflix映画『ニモーナ』をTVで。
監督:ニック・ブルーノ&トロイ・クエイン

【あらすじ】
孤児出身でありながら騎士学校を主席で卒業したバリスターは、騎士任命式の最中に起こった女王殺しの犯人に仕立てあげられ、追われる身となってしまう。隠れ家に身を潜めて汚名をそそぐ機会をうかがう彼は、さまざまな生き物に自在に姿を変えることのできるいたずら好きの少女ニモーナと出会い、一緒に真犯人探しを始めるが……。(映画.com)

【感想】
アトロクの2023ベスト映画特集で絶賛されてたのをきっかけに鑑賞。

舞台は騎士の世界でありながらスマホや最先端の機器が使われているどこか架空の近世。主役のバリスターは孤児出身では初の騎士で、彼の同性の恋人はいわゆる「貴族」のような身分。身分違いで同性の恋人同士だがその点は劇中でまったく問われることはなく、当たり前に扱われる。

そんな世界で現れるニモーナは自在に変身できる、一見「人ならざるもの」。主役バリスターは最初彼女が一体何者なのかを問い続けるが「I’m Nimona.」としか答えず、昔の言い伝えにある「世の中を滅ぼすモンスター」ではないか、と疑う世間には極端な拒否反応を示す。

観ている自分も「モンスターなのでは?」と頭の中の疑念と戦いながら見続けることになるのだが…

「モンスター」という概念を利用し、誰しも心の中にある「普通じゃない」事への偏見を、見事に暴き出す傑作だった、バリスターと一緒にちょっと自分が恥ずかしくなるが最後の爽快感も素晴らしい。

ありそでなさそなストーリー展開に最後まで気が抜けず、主人公二人ともストーリーを作り出す為のステレオタイプではなくて、とっても新鮮。気持ちいい。劇伴もめちゃカッコイイ。

そして…
とにかく一番自分がぐっとキたのが、ニモーナ役クロエ・グレース・モレッツのとんでもない演技だ。破天荒かつデリケートな彼女の声がまー魅力的!見事な声優ぷり。
吹替版は観てないし、それはそれで良いのかも知れないけど、字幕お薦めです。

あとクライマックスがちょっと細田守的既視感が抜けなくて余計なところで残念だった。マイナスはそれ位。

アクロスザスパイダーバースがずば抜けてとんでもなくて、ライオン少年にビビって、その直後にまたこんな傑作が出て。いやー1年にこれだけ傑作アニメが出るモンなのか。

と思ってたらアカデミーにノミネートされた。然るべきだと思います。いやーすんごい。

映画『アフターサン』感想

『アフターサン』をAmazonレンタルで。
監督/脚本:シャーロット・ウェルズ(長編初監督)

ついに『アフターサン』を観た側の人になった。
イヤしかし…なんちう作品だ。

【あらすじ】
11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。

【感想】
表面上はこのストーリー通りなんだけど、そのうちに
「?」
「…??」
「ええ…」
「なにそれ…」

カット尻がやたら長くて、最初「新ツイン・ピークス」思い出す位だった。すごく淡々としてる。
観終わった時点ではそこまでのインパクトはなくて、え?あれどういう意味だったんだろうって、まさかって…
ちゃんと知りたくなって、考察サイト見て、ええーやっぱり!ってなって。

そう、観た直後はインパクトはないのに、2日経った今、思い出して書こうとすると泣けて泣けて…という。

こんな映画体験は数えるほどしかない。
これは、「観終わった後の映画」でもあるんだな。
お父さんと娘がテーマという先入観とは、少し違うモノが得られた。
映像とスタイリングも、とても好き。
切ない。

映画『ラジオ下神白』感想

『ラジオ下神白』を新潟市ほんぽーとの上映会(監督トーク有)で。
監督:小森はるか

【あらすじ】
いわき市にある福島県復興公営住宅・下神白(しもかじろ)団地には、2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故によって、浪江・双葉・大熊・富岡町から避難してきた方々が暮らしている。

2016年から、まちの思い出と、当時の馴染み深い曲について話を伺い、それをラジオ番組風のCDとして届けてきたプロジェクト「ラジオ下神白」。2019年には、住民さんの思い出の曲を演奏する「伴奏型支援バンド」を結成。バンドの生演奏による歌声喫茶やミュージックビデオの制作など、音楽を通じた、ちょっと変わった被災地支援活動をカメラが追いかけた。(公式サイト)

【感想】
もう避難ではなく、日常になっている下神白団地の皆さんの暮らしを、ラジオ下神白プロジェクトを通して描く。

震災から12年も経ち、あの時の気持ちを忘れかけていた中での能登半島地震。自分の住む西区も家が傾いたり損壊して避難や建替・修復を余儀なくされている方々がいる。自分は「たまたま」逃れただけ。避難生活はこの国の、もう1つの日常だと思った方がいい。想いの丈を詰め込んで家を建て、考えられないくらい長期のローンを組んで、なんとかギリギリで生活していても、明日にはすべてを失い、何の備蓄もない寒い体育館や知らない団地で住むことになるかも知れない。

そうなった時の幸せや喜びってなんだろう。

「話を聞いてもらうこと」「音楽を共に楽しむこと」の大切さを、この映画で改めて実感する。

自分には一番できない「傾聴」「ただ寄り添う」ことを続けるラジオ下神白のメンバー(恐らく20代くらいの若者ばかり)。ラジオもそうだが、その前の「ただ聞く」映像を見ていて、住民の皆さんがどれだけ救われているかが伝わってくる。若者たち本当にありがとう、と思う。このプロジェクトがアーツカウンシル東京による「アートプロジェクト」の一環として行われているのも嬉しい。

原発避難の方達が住む下神白団地、その向かいにある永崎団地は、津波避難の方達が住む。放射能から逃れる避難と、津波や地震で被災したケースでは賠償額が違い、そのことで大きな分断を生んでいるという。

このことに限らず、原発は本来不要でしかも決定的な分断を生む。その分断の様子は数字には表せないから政府や公務上では大きく捉えられず無視される。原発の一番許しがたい作用がこの、あらゆる分野での「分断」だと自分は思っている。だから反対する。

映画ではこの分断は直接描かれないが、最後に永崎団地の集会所で合同のカラオケ大会が開催される。

避難して団地に住む住民、という代名詞のような括りではない、ひとりひとりの暮らしが、歴史が、豊かな人柄がスクリーンに映され、淡々と続いていく。そのことがかえって、この映画を忘れられなくさせている。上映後にトークでも話されていた『阿賀に生きる』にも通じる手法。今作もこれからずっと上映され続け、今は亡くなった方々に想いを馳せ未来へ繋ぎ続ける、依り代になって欲しい。

映画はコロナ禍の冒頭で終わる。高齢者の多い団地に東京からの若者が来訪するなぞあり得ないという世界に急に変わってしまう。あの年の様子、自分は特に2021に父を亡くした経験も含め「やっぱzoomじゃだめなんだよ」の気持ちを思い出させる。メンバーも住民の皆も、さぞかし辛かったと思う。

この10数年で大震災と、津波と、放射能と、コロナと。1つだけでも信じられないような厄災が立て続けに襲ってきたんだよな…今後もきっとそうなんだろう。

自分の両親への至らなさを思い出し苦しくもなるが、自分にできることをやっていこう。
映画の読後?感は『ワンダーウォール』を思い出した。見えない壁。
あれも最後は皆で踊っていた。

上映後のトークでは小森監督の次回作の構想も少しだけ語られた。これもすごく楽しみ。
『ラジオ下神白』、上映の機会があればぜひ。

映画『SHE SAID』感想

『SHE SAID』をAmazonプライムで。
監督はマリア・シュラーダー

【あらすじ】
ハリウッドの大物映画プロデューサー・ハーヴェイ・ワインスタインの長年にわたる性暴行と陰湿な口封じについて地道に取材を続け記事を公開し、あの世界を揺るがす#metoo 運動のきっかけを作った、NYタイムズの記者2人の実話。殆ど実名で描かれていて、実際に被害に遭い告発していたアシュレイ・ジャッドが本人役で出演している。

【感想】
今さらです。今さら。そしてやっぱりすごく良かった。
辛いのは分かっているので少しずつ後回しにしてたのがこのざまだ。ばかやろうだ。もっともっと早く観ておけば良かった。

辛いのだけど、最後にはこの動きが#metoo に繋がり、本当に世界を動かしたことを存分に知ってるからもう、ぞわぞわ〜のカタルシスがすごい。

派手な画面はまったくなく、全編がほぼ地味な取材シーン。なのにこの緊張感。ハーヴェイを映さず(おまえなんかは映す価値なんざねーんだという意気込みが素晴らしい)、実際の性暴力シーンは一切なく(決して性的に消費させないという意気込みが素晴らしい)、被害者の話や音声録音だけでそのおぞましさを表現する手法、最後に至るまで小気味良いテンポの脚本(なのに決してぞんざいにしない、取りこぼさないという意気込みが細部に感じられて)なにもかも上手くいってると思う。後半はもう(感動の)涙でした…。
上司がかっこよい。主役二人のヘアやファッションもすっごくいい。

キャリー・マリガン、ドライヴとか未来を花束にしてとかドクターフーの名作回とかでめっちゃ好きだった女優さん。でも今作でまたもっと好きになった。見た目はそんなに変わらないのに、ベテラン記者の貫禄がその目からにじみ出てる。良かった。

こんな映画が製作・発表されること自体すごいことなのに、エンタメとしてもとんでもなく良い出来で、ちょっと日本とは別惑星にある国なのかしらと思った。だけどアカデミー総スカンは納得いかんわなぁ。

製作に入ってるブラッドピットが以前ワインスタインに噛みついた話とか、どこかで聴いてへぇーとか、他にも裏話は山ほどあるのでしょうね。原作読んでみたい。

そしてこの映画、冒頭はトランプの性被害を記事にしたにも拘わらず当選を許し、嫌がらせを受けたキャリー・マリガン演じる記者の挫折・絶望体験から始まっている。
全編通してトランプの失敗を繰り返すなというNYタイムズの記者たちの気合いを感じるし。

彼がふたたび台頭しつつある今、改めて広く知られるべき!映画だと思う。
面白かった〜!『スポットライト』とか好きな人ぜひ。


映画『雄獅少年/ライオン少年』感想

『雄獅少年/ライオン少年』をAmazonレンタルで。
監督:孫海鵬(ソン・ハイポン)

伝統芸能である獅子舞の演者を夢見る少年たちの姿を描いた、中国のアニメ。

【あらすじ】
片田舎で出稼ぎをしている父母の帰りを待つ貧しい少年チュンは、ある日、華麗な獅子舞バトルで屈強な男を倒した、同じ名前の少女チュンから、獅子頭を譲り受けた。チュンは、ちょっぴり情けない仲間のマオやワン公と獅子舞バトル全国大会を目指すことを決意する。
飲んだくれの元獅子舞選手チアンを口説き落として師匠に迎え、その妻アジェンの励ましを受け、特訓の日々を送る。しかし、大会目前でチュンの父が病に倒れてしまう。一家を支えるためにはチュンが出稼ぎに行くしかない。大都市での労働は夢を追う時間もないほどに過酷だった。疲れ果てたチュンの前に、あの少女が再び現れた――。(公式サイト)

【感想】
正統派少年マンガそのままのようなストーリー。なのに全く飽きさせず、古くささが気になる箇所もない。細部までアップデートが行き届いているのだと思う。
クライマックスは空前のカッコ良さ。どっかーん!最高!カタルシスに身体が痺れてしまう。

アニメの描写技術が凄い。獅子舞や伝統衣裳の細かい装飾、大量の房のそれぞれが実写としか思えないクオリティで跳ね回る。

2023年のベストで良く見たタイトルで、観た人が皆絶賛していたのがきっかけだった。イヤー良かった!

映画『帰れない山』感想

『帰れない山』をAmazonレンタルで。
監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン

【あらすじ】
都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、同い年で牛飼いをする、 野性味たっぷりのブルーノに出会う。まるで対照的な二人だったが、大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めてゆく。やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山からも距離を置いてしまう。時は流れ、 父の悲報を受け、村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし…(公式サイトより)

隅から隅まで、大好き。

北イタリアのひたすらに美しい山岳地帯はどこか懐かしく、キャンプしかなかった子供時代やA.ランサムのツバメ号シリーズの興奮を思い出す。しかも主役の男性2人はちょうど自分と同年代の設定。

夏の別荘で地元の少年ブルーノと過ごす美しい夏が描かれる冒頭は、とにかくすべてが完璧。夢の中の世界のよう。シェーディングも巧みで、とても現代に撮られた映像に見えない。(そもそもこの映画は不思議な画角で、ビスタよりも縦長の、昔のTVサイズのようだになってる)

2人がとある理由で10年以上の時を経て再会してから、大人の物語が動き始める。舞台は過酷な山岳地帯だが、描かれる主題は多くの人が思い当たる、人としての生き方の問題。多くの山登りが語る、山が教えてくれるアレやコレやの話が、本当に「これどうやって撮ったの」と思わせる凄いロケーションで説得力を持って描かれている。役者は全員素晴らしく、特に子役は超絶。どうやって演出してるんだろう。すごい。

ピエトロとブルーノ、そしてピエトロの父との関係に胸を締め付けられる思い。舞台は北イタリアでも、皆どこかに自分の周りの人間を思わせたり、山に対する思いが通じている人が何人も思い当たって、まるで自分がそこにいるかのように入り込んでいた。

痺れました。大好きな映画だ。
これはきっと原作で多くが語られているのだろうなと思いすぐに近所の本屋で購入。すぐ買えるなんて素晴らしい環境。この雪が降る週末に読みたかった。嬉しい。

映画は @ninnymoa の年間ベストから教えてもらった。ありがとう。
山好きの人なら有無を言わずに観るべき。

撮影裏話やプロダクション・ノート的なものがめちゃくちゃ読みたいのだが見つからない…パンフ買うしかないかな

映画『林檎とポラロイド』感想

『林檎とポラロイド』をHuluで。
監督:クリストス・ニク(長編初監督作)

【あらすじ】記憶喪失になる病が蔓延している時代。周りと同じくバスの中で記憶のないまま目覚めた主人公の男は、病院の勧めるままに新しい自分として歩み始めるプロジェクトに参加する。送られたカセットテープに録音された、たわいもない日常の課題。「自転車に乗る」「ホラー映画を見る」「バーで女を誘う」などをこなし、証拠としてその都度ポラロイドで写真を撮りながら「新しい自分」の記憶を重ねていく。そんな中で出会った女性と触れあううちに男の過去が垣間見える瞬間が訪れるようになる。

画作りが全編、さりげなく美しいのでずっと観ていられる。ひたすら映される主人公男性の「目」が印象的。
見た目からはほとんど感情が見えない、彼の過去のヒントが、時たま、ほんのちょっとだけ出てくるが、特に大きなことは起こらないまま映画は淡々と進む。
少し間延びするところも感じられるけど、意外とあっという間に終わってしまう。1時間30分と実際に時間も短い。
過去なのか未来なのか分からない、スマホはなく、カセットテープが使われるような、アナログで不思議な世界感がとても好みだった。

映画祭でこの映画を観て惚れ込んだケイト・ブランシェットが完成後にも拘わらずプロデュースに入っている。
監督の次回作に出たかったのだけどその時点で配役が決まっていたらしく、いずれも製作にまわったそうだ。その次回作がAppleTV映画の『フィンガーネイルズ』。残念ながらAppleTV+に入ってないのでまずこっちを観たのだけど、これもHuluしかないというなかなかハードルの高い状況。

映画館で観たかった…

久しぶりのリアル映画部会

すごーく久し振りの、リアル映画部会。
こうやって集まれることが何よりの幸運。

よくぞここまで、たどりつきました。

覚えてることメモ

ブギウギのこと。もったいない
家族問題
TARのこと。女優陣が皆凄すぎ
わやまやまと野木亜紀子
バビロンとワンス・アポン・ア・タイム…のこと。ブラピとマーゴットロビーとチャゼルの映画愛
MONDAYSとカメ止め
実家問題まじキツい
Iryのペンネ美味しい
BTSと兵役
私の解放日誌と安達茉莉子さんと川内有緒さんと白鳥さんとバウル
別れる決心とお嬢さん
らんまん愛
昔tenetが分からない話で盛り上がったこと
エブエブは単館じゃろう
エブエブは今の俺達にはまだ理解できないのでは
吉沢亮と横浜流星
そういえばこの部屋で何回も映画会やってたな
舞妓さんちのまかないさん最高。是枝監督は少女漫画を映画化してくれ
宮さんと庵野、それぞれのプロフェッショナル。パクさんゆってるだけだった。

あと何かあったっけかな
またこうやって会って話せる日を、楽しみにいているよ〜

タイムリープ映画×2『MONDAYS 〜このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』『リバー、流れないでよ』

タイムリープ邦画×2作。
どちらも面白かったが、特に『MONDAYS』大好き!

●『MONDAYS 〜このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』
監督:竹林亮

○『リバー、流れないでよ』
監督:上田誠(ヨーロッパ企画)

■MONDAYSでは、小さな広告制作会社を舞台に1週間おきにタイムリープが起きて月曜に戻り、繰り返される。だがそのことに全員が気付いている訳ではなくて、少しずつその認知を広げていくことで繰り返しを止められるのではないかと考え、次第に皆が団結していく。その様子が爽快。最後に「気付かせる」べき上司がマキタスポーツ。彼がまた本当に良い。

普段から毎日が繰り返しのように感じてしまうハードワークを皮肉ったような設定。劇中の制作物も考証がちゃんとしていて(プレゼン段階というのもあるが)、広告業界モノにありがち、というか殆どそうなんだけど、できあがった完成物があまりに酷すぎてドラマに入り込めない、あの症状も起こらない。

最後にはオフィスにいるスタッフ達のことを、隅々まで全員好きになる。主人公は日々の仕事に疲れモチベーションを失い、当初は退職も考えている。彼女の最初の登場時と最後までの変化がいい。演じる #円井わん さん素晴らしいです!

皆が繰り返しにより少しずつスキルを積み重ねていって、上司に気付かせることを目的に団結していき通じ合っていく様子が、最後ちょっと泣いてしまうくらいぐっときた。この感動はアレだ『カメラを止めるな!』に似ている。あんな気持ちを味わいたいなーって人にお薦めしたい。

自分が以前からインスタをフォローしていた #夏生さえり さんが脚本というのも驚いた。
個人的に、歴代「広告業界モノ邦画&ドラマ」のナンバーワンです。

2023/11/10

○『リバー、流れないでよ』のタイムリープはなんと2分。舞台は京都・貴船の老舗旅館で、こちらは全員が最初からタイムリープに気付いている。だから繰り返しというよりもずっと続いているドラマのよう。手持カメラでずっと追っかけるスタイルで(ひょっとしてノーカット?)、旅館が舞台の演劇を観に来ているかのよう。MONDAYSよりもずっとコミカルでリアリティライン(そもそもだけど笑)も低い。2分でできることは限られている訳で、それをなんとか実現しようと皆が経験値を貯めて団結していく様子が心地良い。

こちらも良い脚本なのだけど、キャストを好きになる度、入り込み度はMONDAYSほどではなかった。シチュエーションもあるだろうしね。

でも最後のハッピー感はこちらもひけを取らず。演劇系演出とコメディ好き、ハッピーエンドを求める向きにお薦め。しかしこの舞台の旅館、聖地巡りで大変になっちゃうのでは…。自分も泊まりたいよう…!

●そういえば雪が降るターンと降らないターンがあったんだけど、何か意味があったのだろうか。結局分からなかった。誰か知ってる人教えてください!

2023/12/23

ドラマ『きのう何食べた?』会食シーン

シロさんが、ケンジのお母さんお姉さんたちと会食するこのエピソード、原作でもすごく印象的だったけど、ドラマも見事だった。そして原作イメージそのままの、このお母さん。

見るたびに、いつまでも静かに続いて欲しい…終わらないで欲しいなぁ…と思うのだけど、マンガと違ってドラマはあっという間にお別れが訪れる。寂しい。

同世代としてどうしてもシロさんに憧れがち。でも自分が見習うべきはケンジの「話す姿勢」だ。料理の美味しさ、パートナーへの「日々の」感謝、言葉にしなくても心の中では…と思っているのだけど、ケンジはちゃんと、言葉にして伝えられる。「思ってるだけ」と「言葉にすること」の間にある果てしない違い。そして話し方のニュアンス、伝え方など本当にケンジのあり方は勉強になる。

いつも見るたびに、俺はダメだなぁ。できてないなぁ。と痛感する。だからずっと続いて、気付かせていて欲しい。

映画『MONDAYS 〜このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』感想

Netflixに『MONDAYS 〜このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』が入っている!

前評判が異様に高いのでちょっとハードルを上げて観たのだけど、それでも予想以上の面白さ。

広告制作会社を舞台に、ある1週間が繰り返されていることに気付いた一部の社員が、そこから抜け出すために回りの社員を説得していく…というタイムリープもの。

うんざりするような制作会社の毎日が、タイムリープを抜け出す作戦を進める中で次第にすこしずつ変わっていく。自然と仕事のスキルも増していく様子が可笑しくて、気持ちいい。

広告業界ドラマは数あれど、自分は本作をいままでの歴代ナンバーワンとしたい!
という位に、仕事の描写もちゃんとしている。

最後には登場人物皆のことを好きになっているこの感じ、『カメラを止めるな!』にも似てる。あれが好きな人はきっと観た方がいい。最後じーんとしますよ。

主役の丸井わん、いいなー。『だから私は推しました』の桜井ユキ並みの素晴らしさ。
マキタスポーツは本当すごいね。最後にまとまるのも彼の演技あってこそ。

さくっと観れる快作です。オススメ!

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。

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