『白暮のクロニクル(10)』『でぃす×こみ(2)』

ゆうきまさみの新刊二冊が同時発売!

『白暮のクロニクル』は最終巻前のクライマックス。ゆうきまさみ史上最も?ハードな描写だと思うけど、最低限の安心感はキープ。地味〜に重ねてきた連続殺人犯の謎も殆ど明らかになり、ノリもいい。よくある、謎が謎を呼んで尻も拭かずに興味の持続だけで話を続けていくタイプのアレとは違いますよ。そう、ゆうき作品の大切なポイントとして「ちゃんと尻を拭く」「確実に風呂敷をたたむ」が挙げられると思う。そこの誠実さってすごく重視します自分は。

『でぃす×こみ』は未だ先が見えないけど、これも地味〜にマンガ家あるあるな制作のプロセスをおっかけていて、その細部の見せ方がすごく上手。ゆうき作品の最大の好きポイント「淡々とした日常を描写できる」スキルあってこそだと思う。一冊の中でこれぞ!という盛り上がりがないのも、それでいてちゃんと読ませるのもすごい。ゆうき作品のクライマックスは単行本数冊に一カ所だから。連載よりも単行本で読むのがお薦め。

いずれにしてもこの地味さと淡々とした展開、だけどじっくりと丁寧に進む物語の魅力は、どちらかといえば特殊な気がして、だからゆうき作品って知らない人にはとってもお薦めしずらい。マンガ部を発足させたらこのゆうき作品を紹介することにもチャレンジしてみようと思う。お奨めは『じゃじゃ馬グルーミン UP! >当ブログの感想』。あと『鉄腕バーディー>当ブログの感想』も素晴らしいよ。

  

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