カテゴリー: 本・雑誌

マンガ一言感想・webネタなど

●桑田乃梨子『888(2)』、山口美由紀『春告小町(1)〜(4)』。どちらも大好きな作家さんなのに、ピンとこなかった。原因不明。謎。『春告…』は2週間以上前に買っているのに、未だに読み終えていない。何だ?少女漫画ダメになったのか?オレ。
一抹の不安。

●『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』読了。ネット版の方はメンドくて読んでません。

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『CONTINUE』次号は『ハチクロ』特集!

025441490000.jpg『CONTINUE』の最新号に羽海野チカさんと野田凪さんの対談が載っていました。まぁその内容は大したコトなかったんだけど(1Pだけのボリュームで、しかも野田さんはハチクロ読んだばかりで大した話ができない)、何と次号(別冊扱い)は『ハチクロ』の大特集だそうですよ!ちょっと遅い気はするけど!5月下旬発売予定だって!

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花田編集長が雑誌『WiLL』創刊

東京へ向かうバスの中で、花田編集長の新雑誌『WiLL』を読む。サイズもデザインも『編集会議』にくらべたらウンとオヤジくさくなったけど、中身はオモロ〜い!!!!ヤターーー!!!!また購読誌が増えたよママン!!!しかしまたデザインがヒドいねー

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ドレもコレも今後に期待できる連載陣なんだけど、かっちゃんこと勝谷誠彦氏の↑この連載(クリックで拡大)にはワロタ。朝日新聞の悪口を「築地に受け継がれてる伝統の舞踊流派・築地をどり」に「見立て」「チャカし」、ヒタスラ悪口を書いていこうって企画、らしい。

 

またかよ、花田さん。


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『放送禁止歌』森達也

まず今年ベスト10に入るだろう面白さ。同タイトルのドキュメンタリー番組をフジの『NONFIX』で制作したディレクターが著者。「放送禁止歌」を「放送」するという同番組を完成させるまでの経緯を軸に、放送禁止歌というモノは実際には存在しないという意外な現実、表現の自由に対して思考停止しているマスコミの実態、触らぬ神にタタリなし状態の被差別部落問題に鋭く、赤裸々にツッコんだノンフィクション。

本文中に、「(差別について)知らない自分だからこそココまでやれたのでは」というような記述があるけど、ソレはまさに本書をオモロくしてる大きな要因だと思う。カッコつけず、分かったフリをせず、まっとうに突っ込んでいる様が気持ち良い。最後は少し泣いちゃった。そして文章構成がめっちゃ上手。まさに、上質なTVドキュメンタリーを見ているようだ。

被差別部落についてはホント学校で少し習った記憶があるくらい、ソレさえも殆ど忘れていたという恥ずかしい自分だけど、この本をきっかけに色々読みたいと思いました。絶対オススメの1冊。

放送禁止歌

放送禁止歌

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森 達也
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『編集会議』が…

毎月楽しみにしてた『編集会議』の「マガジン・プロファイリング」や「女性誌通信簿」を読んでたら(前の日記でちょっと紹介してる)何と今月で終りとのコト。いかにも突然決まったみたいに、本文中では何も触れずに筆者紹介欄だけでの告知。

マジかよ〜ショ〜ックMEィ〜とか思って読み進めていくと、花田編集長が読者の質問に答えるコーナーも最終回。アレ?何だこれ。ヤぁ〜なカンジがするぞう。ただの改編とはちゃうのか。イヤ、そうだと言ってくれ…。内心祈りつつ中身をカッ飛ばして、巻末の編集長後記を読んでみる。

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『クウネル』良い

相変わらず『クウネル』(マガジンハウス)にはヤられっぱなしだ。今号はハワイ特集。同じような他誌の特集と比べても『クウネル』のはやっぱ違う。レイ作りの名人おばさんのお話、サーファーおばさんとその仲良し一家のお話、小さい町のとある食堂の1日を追ったレポート、ドレもコレも登場するのはひたすら地味なソコらへんの人達ばかり。なのに、ぐいぐい読ませて、ほんわりと気持ち良くさせてくれる。生活することの美しさとか喜びを、とっても美味く文章にしてる。写真もイイけど、やっぱしライターの力量、そして編集力の勝利だと思う。

『クウネル』の名付親でもあるマガジンハウス最高顧問・木滑良久氏のロングインタビューが『編集会議』5月号に載ってる。そこで彼が

「(クウネルは売れてるから月刊化しようという話が出るんだけど)自分は反対だ。熟成してない今月刊化して編集部のスタッフが増えたら、今度は売るための雑誌を考え出すから。そうするとつまらなくなる」

というような事を言ってて、ちょっと安心した。良かった。今の『クウネル』のようなクオリティを維持しつつ毎月刊行されるって、ちょっと想像できないもの。ちうかこの誌面のノンビリさが、隔月刊というペースにもちょうど合ってる気がするしね。

だけどもし、「方向性を変えるコトのないまま」月刊化できるのなら、ソレはソレで嬉しい。『ラピタ』月刊化の頃を思い出す。当時はかなーりイヤだったけど(そして確かにクオリティの低下を招いているように思えたけど)、今現在までの流れを見ても『ラピタ』はよくやってると思う。ましてマガハなら。

『ダーク・バイオレッツ7 神の書物』

三上延氏の『ダーク・バイオレッツ』シリーズが遂に完結。これまでの流れを全て受けた立った、1冊まるごとクライマックスの最終巻『神の書物』。すげえスケール感。デカデカと広げたフロシキも伏線もちゃんとクライマックスに収まっていて、気持ち良く終りを迎えられたカンジ。ああ、楽しませてもらってありがとうございました。毎回苦言を呈してる挿し絵(イラスト)は今回もビックリ。同じ話を読んでてココまでイメージ違うかなと。今回は逆に笑っちゃった位でした。オレが変なのか?とにもカクにも

オモロかったよーー!!

立花隆『脳を鍛える』

以前読んだ立花隆の「脳を鍛える」にあったのですが、20才前後の青年はよく、「正確さと言う病」にかかるんだそうです。

原典は知り合いに貸しちゃって手許にないのでちょっと間違ってるかも知れません。そう彼は立花のこの全講義を東大の知りあいに借りたテープで聴いたそうで、オレなんかより一層役に立ててる事でしょう。テープで講義を聴いて勉強できるってゆう才能は無かしっからオレには信じがたいです。話を戻して。この「正確さと言う病」にかかった青年は、何事であっても、確実に立証できる正確さが無いとその事に対して価値観を見いだせなくなります。そして自分が書く話す文章もあらゆる方面からの正確さを期し全てのツッコミに釈明できるようにしちゃうので、ついには何だか意味もないような文章になっちゃうのだそうです。

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岡田斗司夫・田中公平・山本弘『回収』

●岡田斗司夫・田中公平・山本弘対談シリーズの2弾、「回収」にこんな暴露ネタが。

岡田「そう言えば、『ガチャピン宇宙へ行く』ていうのが、2年ぐらい前に企画であったでしょう。」

田中「あ、そうなの?」

岡田「『ポンキッキーズ』で。相変わらず日本のテレビ局ね、ソ連(原文ママ)に金出して行かせるんです。で、宇宙からの中継やるつもりやったんです、ガチャピンがあの恰好で、『わー、僕は今宇宙に来てるよー!』て(笑)」

田中「誰に着させるつもりやったんかねぇ?」

岡田「それがソ連の宇宙飛行士に着させるつもりで、ぬいぐるみ荷物の所に入れてったんですよ。ところがね、打ち上げの発射ショックがすごくて、ガチャピンぺっちゃんこになって(笑)」

山本「Gで(笑)」

岡田「Gで(笑)。なんかね、ちゃんとゆわえつけへんかったらしくて(笑)。ソ連の人も『たかがぬいぐるみや、そんなん大丈夫やろ』と思うて、宇宙観測機材の間に適当に詰めといてんって。ドーン!って打ち上げて、宇宙来て広げたら、ぺっちゃんこやった。それまでフジテレビ、1ヶ月くらいかけて毎日『ポンキッキーズ』で『ガチャピン宇宙へ行く!』『宇宙へ行く!』『宇宙へ行く!』って言うてたのに、なんにもせぇへん(笑)
で、もう搭乗員発表されてるわけやん。3人しか乗られへんロケットやん。でも4人目にガチャピン乗ってて、純真な子供たちの間に『ガチャピン、どこに乗ってんや!?』っていう(笑)。『ガチャピンが映ってる時はなぜ宇宙飛行士はいつもほかの2人しか映れへんねん?』とか(笑)、もういろんな問題が出るのはわかっててんよ。』

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ABOUT

1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。