カテゴリー: 本・雑誌

『クウネル』良い

相変わらず『クウネル』(マガジンハウス)にはヤられっぱなしだ。今号はハワイ特集。同じような他誌の特集と比べても『クウネル』のはやっぱ違う。レイ作りの名人おばさんのお話、サーファーおばさんとその仲良し一家のお話、小さい町のとある食堂の1日を追ったレポート、ドレもコレも登場するのはひたすら地味なソコらへんの人達ばかり。なのに、ぐいぐい読ませて、ほんわりと気持ち良くさせてくれる。生活することの美しさとか喜びを、とっても美味く文章にしてる。写真もイイけど、やっぱしライターの力量、そして編集力の勝利だと思う。

『クウネル』の名付親でもあるマガジンハウス最高顧問・木滑良久氏のロングインタビューが『編集会議』5月号に載ってる。そこで彼が

「(クウネルは売れてるから月刊化しようという話が出るんだけど)自分は反対だ。熟成してない今月刊化して編集部のスタッフが増えたら、今度は売るための雑誌を考え出すから。そうするとつまらなくなる」

というような事を言ってて、ちょっと安心した。良かった。今の『クウネル』のようなクオリティを維持しつつ毎月刊行されるって、ちょっと想像できないもの。ちうかこの誌面のノンビリさが、隔月刊というペースにもちょうど合ってる気がするしね。

だけどもし、「方向性を変えるコトのないまま」月刊化できるのなら、ソレはソレで嬉しい。『ラピタ』月刊化の頃を思い出す。当時はかなーりイヤだったけど(そして確かにクオリティの低下を招いているように思えたけど)、今現在までの流れを見ても『ラピタ』はよくやってると思う。ましてマガハなら。

『ダーク・バイオレッツ7 神の書物』

三上延氏の『ダーク・バイオレッツ』シリーズが遂に完結。これまでの流れを全て受けた立った、1冊まるごとクライマックスの最終巻『神の書物』。すげえスケール感。デカデカと広げたフロシキも伏線もちゃんとクライマックスに収まっていて、気持ち良く終りを迎えられたカンジ。ああ、楽しませてもらってありがとうございました。毎回苦言を呈してる挿し絵(イラスト)は今回もビックリ。同じ話を読んでてココまでイメージ違うかなと。今回は逆に笑っちゃった位でした。オレが変なのか?とにもカクにも

オモロかったよーー!!

立花隆『脳を鍛える』

以前読んだ立花隆の「脳を鍛える」にあったのですが、20才前後の青年はよく、「正確さと言う病」にかかるんだそうです。

原典は知り合いに貸しちゃって手許にないのでちょっと間違ってるかも知れません。そう彼は立花のこの全講義を東大の知りあいに借りたテープで聴いたそうで、オレなんかより一層役に立ててる事でしょう。テープで講義を聴いて勉強できるってゆう才能は無かしっからオレには信じがたいです。話を戻して。この「正確さと言う病」にかかった青年は、何事であっても、確実に立証できる正確さが無いとその事に対して価値観を見いだせなくなります。そして自分が書く話す文章もあらゆる方面からの正確さを期し全てのツッコミに釈明できるようにしちゃうので、ついには何だか意味もないような文章になっちゃうのだそうです。

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岡田斗司夫・田中公平・山本弘『回収』

●岡田斗司夫・田中公平・山本弘対談シリーズの2弾、「回収」にこんな暴露ネタが。

岡田「そう言えば、『ガチャピン宇宙へ行く』ていうのが、2年ぐらい前に企画であったでしょう。」

田中「あ、そうなの?」

岡田「『ポンキッキーズ』で。相変わらず日本のテレビ局ね、ソ連(原文ママ)に金出して行かせるんです。で、宇宙からの中継やるつもりやったんです、ガチャピンがあの恰好で、『わー、僕は今宇宙に来てるよー!』て(笑)」

田中「誰に着させるつもりやったんかねぇ?」

岡田「それがソ連の宇宙飛行士に着させるつもりで、ぬいぐるみ荷物の所に入れてったんですよ。ところがね、打ち上げの発射ショックがすごくて、ガチャピンぺっちゃんこになって(笑)」

山本「Gで(笑)」

岡田「Gで(笑)。なんかね、ちゃんとゆわえつけへんかったらしくて(笑)。ソ連の人も『たかがぬいぐるみや、そんなん大丈夫やろ』と思うて、宇宙観測機材の間に適当に詰めといてんって。ドーン!って打ち上げて、宇宙来て広げたら、ぺっちゃんこやった。それまでフジテレビ、1ヶ月くらいかけて毎日『ポンキッキーズ』で『ガチャピン宇宙へ行く!』『宇宙へ行く!』『宇宙へ行く!』って言うてたのに、なんにもせぇへん(笑)
で、もう搭乗員発表されてるわけやん。3人しか乗られへんロケットやん。でも4人目にガチャピン乗ってて、純真な子供たちの間に『ガチャピン、どこに乗ってんや!?』っていう(笑)。『ガチャピンが映ってる時はなぜ宇宙飛行士はいつもほかの2人しか映れへんねん?』とか(笑)、もういろんな問題が出るのはわかっててんよ。』

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