引越(実家建て替え)の準備をしてたら、イヤもう昔の色んなビデオが出てきて掃除どころではなくアタマん中はすっかり80’sなshiroです。そんなこって、画面撮影した写真(キャプチャできないの)とともに、80年代を振り返るWEB日記なぞをお送りしようかと。
第一発目は『夕焼けニャンニャン』。う〜む。こんなモンが残ってるとはねぇ。ABブラザーズとかちびっこギャングとか土田昌巳(字違うな)とか上柳昌彦(今何してんだ)とか伊藤政則(大好きだった)とか懐かしいメンツがい〜っぱい。
なかじぃって改めて見ると意外とカワイイ。「意外と」ってヒドいか。満里奈ちゃん、キミちょっとヤバいねい。
結局、「後で見てもカワイく見えるアイドル」の条件って、流行ド真ん中の髪形をしない事だよね。「モロ」オオカミカットとか、「モロ」聖子ちゃんカットしてる子って、もう顔がカワイイとかカワイくないとかじゃないじゃん。髪形ばっかり気になって。それ以前の問題で、ただの当世風俗写真になっちゃう。一番下の写真の真里奈ちゃんさぁ、コレ、カワイイとかカワイくないとか、言えないじゃん。うわスッゲー、で終っちゃう。
山本スーザン久美子、今はさぞかし立派なオバちゃんになってるんだろう。高井麻巳子は今見てもカワイかった。この子のダンナ、デブ秋元がみごとにオレ達(大勢の)ガキ共を狂わせたのだ。オカしなオカしな80年代を代表する「夕ニャン」とその仲間たち。
でも今こおゆう番組あったら、ソレはソレで見たいと思うね。 平日5時から1週間ベルトで生放送だもの。スゴいよね。今そんなん無いじゃない。「夕ニャン」の様な内容ではアレだけれども、今なら今なりに、ちょっとオモロい事ができるんじゃないだろうか。オレ大ッ嫌いなロンブーとか使ってさ。
ああ、やっと夕ニャンスペースが終った。写真終るまで長い長い。こおゆうレイアウトの方法を採ってるのも、普通にレイアウトすると(CSSのせいで)ネスケで画像と文が重なっちゃうから。ソレを防ぐ方法って、この文中配置(?何てゆうのだ?align=leftのコト)しか知らないんです。誰か教えてください。
次に出てきたのはYMO。コレは多分日本武道館での散開ライブ。最後の頃の音楽はちょっとイマイチだったけども、YMO、好きだった。だけどYMOってさぁ、ライブ観に行ってオモロいのかなぁ(笑)。ミーハー根性以外に観るべきトコないってゆーか。アクション少ないし。
たまにお互いを指さしたり腕突き上げたりって動くんだけど、すぐキーボード操作に移っちゃうの。そんなに忙しいのなら、たかだか指さすアクションなんだから、無理してやんなくってもイイよ。とか何とかビデオ観ながらブツブツ。
曲だってどっちかってとダラダラ聴くモンで、盛り上がりもあんまりないし。全部打ち込みでもできる類いの曲だから、ライブの醍醐味なんてなさそうだし。う〜ん。
あ、だけどステージ美術はイイね。衣裳とかも含めて。だからアクマで雰囲気を楽しむモン、なのかな。ゴメンなさいライブって行かないヒトなので良く分からないんです。教授の髪形、懐かしいなぁ。コレにアコガレて真似したコトあるモンね!!ミリタリールックもイカしてる。カッコいいや。YMO。
最後は、『ルパン三世(新)』TVシリーズのうち、宮崎駿の手による2話「アルバトロスの翼」と最終話「さらば、愛しきルパン」。この2話は宮崎駿特集ってコトでビデオが出てるんだけど(パッケージがイカす)、当時はビデオ2台持ってなかったモンなぁ。どうやって録ったんだろう。レンタルビデオ屋に10分いくらとかでダビングしてもらったのかも。「アルバトロス」はあまりに何回も観てるのでパス(掃除に費やす筈の日曜日は、ココまでで既に2/3を過ぎていた)。最終回の方をじっくりと鑑賞。
この回で何しろカッコいいのは、上の写真のトコね!ニセ者ルパン一味が、殺した筈のルパンが生きてるのをニュースで見て、慌てて逃げ出そうとする。その先に立ちふさがる、お馴染のシルエット。スローテンポでブルージーなメインテーマが、ゆっくりと流れ出す。細長いシルエットを足元からチルトアップしていくカメラ。現れる「本物の」ルパン。
「おっかけっこは、幕にしようぜ、黒幕さんよ。」
ギゃぁぁぁぁぁぁぁーーーーカッコエエー!!何度観ても涙出るねココだけは!!最後の最後に、ホントに一番カッコエエルパンを見せてくれたヨ宮崎のダンナは!!んでやっぱ山田康男なのヨ!!どっかのコメディアンにゃ逆立ちしたって出せネェよこのシブ味はヨ!!
まぁ細かいことを言えばこの回に出てくるのオンナノコもやっぱしクラリス&ナウシカと全く同じキャラ(声も同じ!)だし、ロボット「ラムダ」は井の頭公園の近くで庶民を見下ろしてるアレだし、相変わらずのマンネリと言えばマンネリなのだ。見るヒトが見れば。ソレどころかタダの使い回しじゃんコレって。ねぇ。BGMも『カリ城』のヤツ使ってますし。
でも全然気になりません。最初の出だしからず〜っと引き込まれっぱなし、アっという間に終っちゃう。『カリ城』好きにはたまらない一作。「アルバトロスの翼」も同様。ちなみに「アルバトロス…」では不二子がいわばクラリス役を引き受けていて、コレまたカワイくてカッコ良くて大好きなのです(クライマックスで不二子はアニメ『ナウシカ』のユパ様みたいな大立ち回りをやらかすのだ)。
クラリスと言えば『カリオストロの城』、『カリ城』と言えば、去年読んだ宮崎駿関連の本で大塚康男が語ってた山田康男のウラ話がありました。今原本が分からないんでウロ覚えなんだけど、じゃあ書くなって言われそうだけどこの流れでは書かずにはいられないので書くぞ。
山田康男ってのはとにかく自分1人が「ルパン」をしょいこんでる気負いで、スタッフに対しても言いたい放題のヒトだったらしいの。んでTVの「新ルパン」自体も、あまり気に入ってなかった。この先「ルパン」はどーなるんだろーってゆう不安もあってピリピリしてて、周りのスタッフに対してもどんどん傍若無人になっていく。そんな時に、映画ではまったくの新人監督(宮崎駿)がルパンの新作映画を作るってんで、またいつもの態度でアフレコへと臨んだらしいんだ。「ルパンってのはどーゆーのだか、オレが見せてやるヨ!」ってなイキオイだったんだろーね。さんざイバりちらしたあげく山田康男はラッシュフィルムを観に1人で部屋に入っていったの。
脇で見てた大塚康男も含めてスタッフが「宮さん、山田さんは今回降ろしましょうよ」なんて言い始める位だったらしいのね。ヒドい事言ってたらしい。普段から溜まってた鬱憤をブチまけちゃったのかも知れない。だけど宮崎は「イヤまぁ」とか何とか相手にしなかったみたいなんだけど。
しかし試写から戻ってきた山田康男は、一目で分かるくらいに、態度を一変させてたらしいんだ。「失礼な態度を許してください。何でもやりますから、気になった所は全部言って下さい。」とか何とか、宮崎に謝りたおしたんだって。
オレの邪推なのだけど、山田康男はきっと、不安に思ってた新ルパンのシリーズの、コレから先への希望を見た思い、だったのじゃないかな。実際は失敗に終っちゃったのだけどね、『カリ城』。再評価の声が盛り上がるのは、その後、アニメ『風の谷のナウシカ』が大々的に成功する時まで待たなきゃならなかった。
でもそうだよなぁ、アレ(カリ城)を初めて観たらさぁ。宮崎的には途方もない短期間で作った、妥協の産物みたいなモンらしかったのだけどね、ダラダラ作りゃイイってもんでもないじゃん。オレ仕事で良く感じるコトなんだけどねん。アレは素晴らしい。数少ない、ホントのエンターテイメントだと思いますヨ。
話を戻し、ルパンTVシリーズの、ホントのホントに最後になっちゃうラストシーンは、やっぱり3人でチンクに乗って峠道を走るのであった。勿論不二子が単車で追い抜いていく。この時のBGM「アイマスーパヒーロー!」も素晴らしい。ああルパン、本当に終っちゃったんだねい…。いつまでも続く余韻。スバらしいよぉ。
80年代振り返り日記の第一部はココまで。また何か見つけたらやりますで。