『ゴーン・ガール』

映画館で。
前評判もえらく高くて、観てみたらその通りに素晴らしく良くできた映画でした。最後まで勿論飽きさせず、面白く観ることができた。シナリオも演出もお見事。ありきたりのその裏をいく展開。細部の伏線や演技なんかの作り込みもいい。

でも、それだけ。「それだけ」ってそれだけありゃ充分だと思うんだけど、「ココロを打つ何か」とか「キョーレツに残る何か」とかは、なかった。
なんというか、夫婦あるある話から始まったサスペンスがその末どうなるか、という話なんだけど、その結論にしても「だから何?」なんだよね…。終ってみると意外性もショックも、そんなにない。
う〜ん… つまり話のテーマに「興味が持てない」ってことに尽きるのかな。
こんな感想前にも書いた気がするけど、『私の男』の感想でした。
(以下ネタバレ)
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と、いうことで

むかーしのセレクトCDが出てきたのをきっかけに、ブログへお気に入りの曲を「音楽」カテゴリでその都度貼っていこうと思う。基準は、「一記事を費やすに値すると思える曲」のみ、とします。是非聴いてみてください。
自分メモにもいいし、何しろそのまま人に紹介できるってのがすごい。
自分的にはYouTube最大の恩恵じゃないかと思ってる。

  

獸木野生『パーム』オフ会「パーム・ナイト」開催しました

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30年前に始まり、今も雑誌『Wings』で連載が続く大長編クロニクル漫画、獸木野生著『パーム』シリーズ。この作品を愛してやまない人が集まり、愛を語りたおす夜「パーム・ナイト」を、去る12月12日に池袋で開催しました。満足、大満足の一夜でした。そのレポートです。ずいぶんと時間が経っていて細かい所は書けるほど覚えていなかったりしますので(すみません)どちらかというと「このような体裁で会が行われました」というハードの面で見ていただけると良いかも知れません。
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『her / 世界でひとつの彼女』

AppleTV経由、iTunesのレンタルで。
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あらすじを聞いて想像した通り、ドンピシャで大好きな内容だった。これも『インターステラー』と同じで、SF好きなら定番と言える設定。もうその設定だけで「SFスイッチ」が入っちゃって3割増しくらいになっちゃうんだよね。

OSサマンサとのやりとりは勿論なんだけど、個人的には女友達エイミーとのやりとりがツボだった。二人のやり取りをずっと見ていたいくらい、心地良かった。

端的に言えば、「女友達に会いたくなる映画」。

SF的に言えば終り方はもっと色々考えられたかな、とは思う。たとえばあの人工知能OS全体が事件を起こし、すべて削除されるんだけど、サマンサだけはなんか電化製品の中とかに逃げ込んじゃうとか。
普通に考えて、今のネットワークの中だと意思さえあれば何事でもできちゃいそうな訳で、一時的に恋愛関係をもっちゃうのは良いけど、それが破綻した後って実はとんでもない恐怖だよね。それこそ一気にS.キングの世界になっちゃう(笑)。それをうまいこと考えさせない、隠したラストなのかなと思う。個人的にはその方が良い。ハッピーな物語で終ってほしいから。

★★★1/2☆

【お天気メモ】2014年 12月から異常な積雪

12月の5日頃に初雪にして全市マヒするほどの大雪(30〜40cm)があった。その後今日を含め、12月だけですでに合計3回の大雪…。すさまじい。

昨年のお天気メモを見ると、1月に少し残った位で雪かきはほぼゼロのようだ。全然違うね。今冬はこれからどうなっちゃうんだろう。

 
 

『ホビット 決戦のゆくえ』

2D字幕、映画館で。

期待も大き過ぎたかもだけど、ノリきれなかった。LOTRから続く6作で初めてのガッカリ感。もともと原作にはあまり思い入れがなし正直ストーリーもあまり覚えていないのだけど(スミマセン)、あれだけ魅力的だったドラゴンが冒頭あっさりと殺されて、後は残された財宝を巡っての戦争、戦争、戦争。見ている間中(なんのためにこの人達は戦っているんだ…)とのむなしい気持ちに満たされる。くだらない理由でぽんぽん死んでいって。これまでの旅の苦労は何だったンだと。

唯一シリーズ通してのマーティン・フリーマンの好演に救われる。ホビットシリーズは彼を主役にしたのが最大の功績!そして2作目のSHARLOCKコンビ(ドラゴンの声のカンバーバッチ)がもう最高!!最高過ぎ!!だっただけにね…

最後は当然LOTRに繋がっているので、ここからまた観直そうかな…。

★★☆☆☆

『茄子 スーツケースの渡り鳥』

huluに入っていたので寝る前にさくっと観ちゃった。さくっと、だったので50分もあったと後で知って驚いた。体感30分番組。さくっと観れる気持ちの良い快作でした。

原作短編集のモーレツな大ファンですが、当然のことながら黒田硫黄臭はゼロ。だけど主役のキャラデザインがまんま宮崎ルパン。ヒロイン的な女の子もまんまジブリヒロイン。当然ジブリ作かと思えばマッドハウス制作だって。へ〜。
大泉洋のルパンがとても良くってそれだけでも最後まで持つかんじ。自転車レースの表現は…まぁリアルなんだろうけどスピード感に欠ける。いや、CG使ってスピードが速いカットは沢山あるけど、時には「おおっ!」と思うけど…そうじゃないんだよなぁ。レースのモブとか、ひどかった。いかにジブリアニメがすごいのか、こうゆうのを観ると改めて思い知らされる。

でもまぁ、そんなん大した問題じゃないです。ストーリーと言えるストーリーもないまま終るけど、それもまたスッキリしてて良いかんじ。あ!これが言ってみれば黒田硫黄臭なのか。

★★★☆☆

今調べたらどうでしょうの藤村・嬉しーも声で出演してるんだね〜。全体のバディ感がとっても良かった!

最近変わったこと

●家にテレビが入った。
40型?くらいのテレビをもらう。でもやっぱり地デジは繋いでいないけど。
AppleTVとブルーレイプレーヤーを繋ぎ、もっぱらhuluとレンタル映画を観る時だけ、出しています。あとAppleTVがあるとiPhoneの写真を即大画面で皆で鑑賞できるのでビューワーとしても使える。iPhoneでNHKオンデマンドに繋ぎAppleTV経由で観る、なんてことも(解像度はDVDより高い気がする。やってみて驚いた)。
過去の地デジ関係で書いた記事は→こちらから。

●こたつを入れた。
新居ができてからは、「良い天板がない」という理由でこたつは入れてなかったんだけど、これももらっちゃって…。結局天板は今風なアレで納得いってないす。
ただこたつがあると、何と言うのだろう、リビングダイニングの中で集中線ができるというか。必ず家族が集まるのがいいかも知れないね。
ちゃぶ台を正方形から丸に変えた時以来の変革。

●iPhoneは6Plusに
iOS8のせいなのかハードのせいなのか結構ダメな所も多い。そしてもっともダメなのがデザイン。あまりに恥ずかしいので、Apple製品で初めてカバーを買った。今後Appleのデザインはどうなっていくんだろう。

●娘達が子供部屋で寝るようになった
姉妹二人で寝られるベッドを子供部屋に設置した。どうせ寂しくて帰ってくるだろうとたかをくくっていたら…
長女(7歳)はその日から朝までぐっすり寝るように。次女は最初の数日は夜中に両親のベッドに戻ってきてたけど、最近は普通に朝まで子供部屋で寝られるようになってしまった。
あっけなくて、寂しい。次女だけ実家に行っている時などは仕事から帰ったら長女の隣で寝たりしていて、その時はとても喜んでくれるんだけど、おそらくあっという間に嫌がられるんだろうな。今のうちだけ。

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