最近のも少し前のもありますがつれづれに一言感想。
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ふたりめ
まだ0歳の次女は、今体中がぷっくらぷっくらする時期で、首が据わるのもだいぶ遅く、というか未だに上半身が安定せずぐーらぐーら。最初あまり泣かなくて手のかからない子だなぁ、なんて話してたけど、最近はかなりの泣きっぷりだ。手がかかるといえばかかる。そんな次女をあやしながら二人で「ずっとこのままでいて欲しいねぇ」「大きくならないでよう」といつも話す。いじっているのが本当に楽しい。
長女の時にはまずなかった気持ちだ。彼女の時は、例えば泣いて大変な時など「どんな大変でも1ヶ月しか続かないから(←赤ちゃん育児の特性。次の1ヶ月はまた別の悩みが訪れるんだけど)」とお互い言い聞かせ、「早く大きくなって」「早く楽にして」とばかり思っていた気がする。まぁそんなに時間もたたずに手がかからなくなったんですけどね。
この違い。
次女が泣かない子だから楽なのかな?と思ったけど、実はそうでもなくて。
一番は「泣き声が気になるかどうか」なんですよ。何が違うかって、それが一番。泣いても気にならないようになったんです。慣れの問題ですな。
一人目は娘が泣いてると、それが気になってずっとおっぱいやったりして「晩ご飯作れなかったからコンビニとかでなんか買ってきて」という、今はちょっと考えられないようなことが結構あったらしい(俺は覚えてないんだけど)。今はどんなにぎゃんぎゃん泣いてても平気で家事をしている。御飯も気にせず作れる。
1回経験すると、泣き方だったり、泣く原因だったりが大体想像つくし、本当に大変なことをおおよそ見分けられる自信がつくんだよね、きっと。
だから泣いてても結構平気にほっぽっておけるんだ。
それに加えて長女が次女を溺愛。子守もしてくれる。
二人目は楽ですよ、奥さん。
最強アニメOP
CDDEC2011の「金田伊功氏がゲームに残した物」を見たらもう金田さんブームでアニメOP見直していやーやっぱこれですよ。
イントロが最高過ぎでしかもタイトルバックで「うっほうほっ」に合わせて「0 0 9 !!」
そして「こーーーーーーーうやーー」んとこね。カラオケで一番気持ち良いトコ。コレ最強。
今や金田伊功さんも、そして芦田豊雄さんも今年亡くなられましたね。無念。
だが我々は愛のため
闘い忘れた人のため
涙で渡る血の大河
夢見て走る死の荒野
歌詞もすごすぎ。燃えないワケにいかない。誰か一緒にカラオケ行こう。
ソリスのドライヤー1200W
新しいドライヤーが届いた。古いものを修理して、とも思ったけど、直してくれる所が見つからなかったし、性能も耐久性もそこそこ良かったけど見た目はずっと好きじゃなかったので、思いきって新品を。スイス製ソリスというメーカー。業務用らしい。1400wと1200wがあって買ったのは1200wなんだけど、まず一番こだわりたい「風力」は充分!(1400wっていったいどんなんだろう)。1400wが日本の100Vではちょっと不安という記事をどこかで読んで1200にしたのだけど、正解でした。問題なし。そしてスイッチの質感やサインのかんじが大好き。
ちなみに買ったのはこのサイトからだけど、メールのやり取りに「?」と思うところが何回かあるのでちょっと不安かもです。しばらく使用してみて、もしイマイチだったらまた報告を。
2011年8月お盆休みのこと・『ヒックとドラゴン』『クウネル』『海街diary』『恋と軍艦』
お盆休みはひたすら家族と過ごした。極力外にも出ず、外食もせず、うちにあるものといただきものを料理して食べた。子供とビデオや昔の写真を見たり、ボードゲームやかるたをしたり、本を読んだり掃除をしたりして過ごした。いつもこういうことを書くべきかどうか、もしくはどう表現したら良いのか分からないけど、これ以上ない至極の幸せだ。色々な細かい条件や運や風向きや偶然やちょっとの努力なんかがすべて合わさってこのようなことが実現できる訳で。当たり前のことなどと、思ったこともない。
おかげでお金は殆ど使わない連休だったけど、外食に行かなかったのは申し訳ない。食材の関係で今家族全員で外食できるお店は、ごく一部の知り合いの店のみ。外食担当の自分はせめて明日から復活しガシガシお気に入りのお店を廻って買い支えますよ!
お盆休みのもろもろ。
『ヒックとドラゴン』は何度観ても面白い。4歳の長女は少しでも怖いシーンや意地悪なシーンがあると号泣して観れないのだけど、この映画にはなんとそのようなシーンが一切、ない。それでも極上のエンターテインメントとして成立させているのだからすごい。伏線と回収、主人公とトゥースレスの魅力、まわりのバイキング達の魅力、見事に矛盾なく組み立てられたストーリー、なにもかもが「気持ちいい」。飛翔シーンやバトルシーンなど、アニメ技術的な見どころも多い(リピート鑑賞できるポイントだよね)。うーん。弱点が見当たらない…。
小さい子と観るのにもオススメです。是非。
『クウネル vol.51』で、長野陽一さんが自宅を建てる際のレポートがとっても「うんうん」な内容。タイトルは「ふつうが いちばんむずかしい」。そうなんです。つるつるの漆喰壁が当たり前じゃん!と思ってなんとかそれを目指したけど、実現することがどれだけ難しかったか。外壁、サッシ、床、壁、屋根…すべてにおいて自分が「ふつうだと思っていたこと」が、今の住宅業界では全然「ふつう」じゃないことに、まず愕然とするところから、家づくりは始まりました。逆境に向かうのが別に楽しみでもない自分は、だから無事家作りを終えた時に本当にほっとした。ひとより努力したとかそんなことは全然思わないけど、「なんでふつうのことができないの!」とは思い続けていて、それが逆境に向かう原動力になりました。長野さんの記事、本当に激しく同意。この夏久しぶりに自宅の取材を受けて、改めて建築当時のことを懐かしく思い出した。
益子スターネットの馬場さんの震災との向き合い方はとても勉強になった。あと「あれはセンサーを外して生きているんだよ」って、自分も良く思うことだ。なんで?なんで?は未だに消えない。消えない替わりに、身の回りに「なんで?」って思うような人は少なくなっている気がする。どっちが先なのか分からないけど。
永井宏さんの伝言。残念ながらご存命中にお会いすることは叶わなかったし、これまで多くのことは知らないままでしたけど、身近に大きな影響を受けている人達が多く、お話は聞いていた。今更だけどいくつかの書籍を読み、この「伝言」に出会って、やっとその理由の一端が分かった気がした。遅いですけど、これから少しでも軌跡を辿りたいと思う。
何冊か読んだマンガの中では吉田秋生『海街diary 4』が最高。吉田さん、まさかこの路線に来ていただけるとは、くらもちふさこの『天然コケッコー』に継ぐヨロコビ。YASHAとかのミーハー路線があまりにもソリが合わなかっただけに、このフトコロの深さが見れたのは本当に嬉しい。『ラヴァーズ・キス』も良かったけど、もう断然こっちの生活感が好き。4巻は純粋コイバナが花開くのですけど、これはもう40代以上限定の中学生恋愛物語じゃないだろうか、と思ってしまうくらいクラシックでオーソドックス。
西炯子の新刊『恋と軍艦』…「なかよし」連載ですからね。って読み終わってから気付いた。
西さんは『姉の結婚』がまったく琴線にひっかからない内容で、その前にも色々『ふわふわポリス』とか『ちはるさんの娘』やら色々…つか最近どうしたんですか?という位多作ですねという中でちょっと自分的に流し見な内容が続いていましたのです。基本全部買ってますけど。
『恋と軍艦』。雑誌の対象年齢なのかどうなのか、キャピキャピおばか中学生女子が40オーバーの男性に抱く恋心、という、枯れ専も極まれりというか(笑)いや全然「枯れて」る男性ではないんですけどね。とにかく私的には非常に感情移入しにくい設定なんですけども、この相手の40オーバーの町長さんと、謎の同居をしている外国人のエロ漫画家ヒゲオヤジという二人のキャラの佇まいが、何だか中学生相手らしからぬ「西臭(にし・しゅう)」を放っていまして。一巻だけではどうにも判断できない潜在能力を感じているのです。西さん、アンタ中学生相手に何をやらかすつもりだい。え?これ位今は常識?新橋にたむろするネクタイ頭巻きサラリーマン萌えの中学生女子とか普通?←そこまで言ってない。
2011年の盆休みでした。生活の底にはすべて、福島の事故と日常をめぐる放射能問題が横たわっており、相方は毎日食材に悩まされています。
TBSラジオがブーム
昨年秋から、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル(通称タマフル)」のPodcastにハマっている。もともとは映画評論コーナー「ザ・シネマハスラー」を何かのきっかけで聴き始めたのがはじまり。元々映画は特に好きでないけど、見ていない映画を、そこそこのネタバレで「どういう映画なのか」「どうおもしろく、どうおもしろくないのか」を理路整然と語るその内容が衝撃的。衝撃的というのは大抵「悪いことも話す」からなのだけど、ウタさんもそう。 続きを読む
iida INFOBAR スマートフォンレビュー
iida INFOBAR スマートフォンを買いました。
(自分が欲しくて買ったのではなく、仕事上WEBサイトのチェックが必要なため)
以下のレビューは購入した7月1日からずっと更新し続けています。
色々と分かりにくい表記があったのでリライトして改めてアゲました。
「(特に従来携帯から乗り換えの方へ)携帯電話を買ったと思ってはいけません。電話機能が仕方なくオマケに付いている、使いにくいけど高性能なPDAを買ったと思ってください」
最終更新:8月14日
ななななななんじゃこりゃ?
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『借りぐらしのアリエッティ』を途中まで。
スタジオジブリ『借りぐらしのアリエッティ』をDVDで鑑賞。
もうすぐ5歳になる娘と相方と3人で観た。娘はジブリのメジャーどころは大方相方の実家で鑑賞済み。彼女はすっごく期待していた。公開時は(観てないけど)洗濯ばさみをポニーテールに挟む「アリエッティごっこ」がブームだった。
以下ネタバレになるので一応隠します。
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恐怖地デジ・前夜
いよいよこの週末で慣れ親しんだアナログ放送が終わります。車載テレビも地デジに変えることで、これまで電波が悪くてもなんとか視聴可能だった(特に「聴」)のに、殆ど見れなくなり視聴区域は大幅に減ってしまうことでしょう。アナログテレビの左下を占める糞カウントダウン文字は「明日正午にアナログ放送終了」に変わっていました。なんだ。「あと1日」になって、その次はいよいよ画面の真ん中に『24』みたいに時間のカウントダウンが始まるかと思ったのに。残念。
地デジ問題についてとても分かりやすいまとめ記事が日経PC Onlineに掲載されていました。
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お天気メモ
2011年
7/9(土)〜7/20(水)まで、ほぼ完全に毎日ピーカンの真夏日。20(水)は全国ナンバー1の暑さを記録。市内は37度前後。
夜も冷房が必要。
19日頃から台風が太平洋側を通過。20日の暑さはフェーン現象。
20日(水)最高気温37℃
21日(木)最高気温29℃
この落差がすごかった。
昨日今日は急に過ごしやすい。窓を開けていれば心地良いし、親だけならそうしたいのだけど、乳児と子供がいる状況で、ドイツの予報が厳しく、
ここ数日は遠慮しておこうと思う。
実(じつ)を取る
昨晩から再配信されたUST「対政府交渉「『避難の権利』の確立を求めて」が衝撃的だった。
内容に関しては時間のある時に追記するかも知れないが、取り急ぎメモを。
こちら側と国のお役人の考え方のあまりの違いにとてつもない怒りが湧き上がるが、観終わって感じたのは「このままでは本当に埒があかない」だ。この怒りをただぶつけていても、ただのすれ違い。何も進まない。
役人にあそこまで言わせる(あるいは「言わせない」)のは、勿論その裏事情があるからだ。お役人が例えば一人でとんでもないことを言っていたら、それはその「人となり」であるかも知れないけど、昨晩は5人いて5人ともに明らかに同じ口裏合わせ、もしくは洗脳されているのだと感じる。
「裏事情」はいくつか考えられるけど、そのうち一つとして、「これだけは絶対認めてはいけない」「この単語だけは言ってはいけない」というNGワードを事前に強く命令されている場合を考える※。
例えば、
「福島県民には他の皆と同じく、無用な被爆を避ける権利があると思っていたのですが、間違っていますか?」
という住民側の質問に、全員が沈黙で答えるという、信じられないシーンがあったが(のみならず「これは答えないほうがよいでしょう」というひそひそ声がマイクに入っている)、
これは、あの御役人たちがNGワードの拡大解釈を現場で行い、だからあんな「それくらい『はい』って答えておけよ」というレベルの質問にさえ、答えられなかった、というようにも見受けられる。
だとしたら、岩上さんや協力者・ジャーナリストの方々には、ぜひそのNGワードの情報を集めて欲しい。そして、どれだけの力(言い方)で押さえ込まれているのか、あの御役人達がいったい何を守るためにあのようなことをしているのかを把握したい。最終的には彼らも自分と家族の身を守ろうとしていうのかも知れない。そこに至る組織の中身を調べて欲しい。
その上で、NGワードが分かったなら、そのワードを「言わせずに」サテライト疎開や廃校への疎開など、実務を進める方法を考える。すべての進行が遅すぎる。初期の最悪な被爆はもう終わってしまったけど、これからも(特に子供にとっては)大変な被爆の現状は続いていく。つらいけど名を取らずに実を取ることも、今は戦略として同時進行しないといけないと思う。
昨晩強く思ったこと。これは決して福島の人達だけの問題ではない。明日にでも我が新潟県で同じように行われる可能性がある。いやもう一部では進行している。勿論太平洋側の各都府県においては…まさに現在進行中の問題だ。
その時自分たちはどう動けば良いのかを考えておく。
※他には「何も認めず、自分たちに職権はないと言って、ただ時間稼ぎをしてこい」と指示された場合。この場合で実を取るには、時間稼ぎなどできる場ではないことを示し、その場で電話をさせるなどでなんらかの進展をはかること、などのいくつかの方法が考えられるが、いずれも会議を始めてみて分かることだし、今回の例では手遅れだ。ただ今後同様のケースでどうするかは考えないといけないだろう。
記録
2011年7月上旬。
周りのスーパーの野菜がにわかに茨城県産で占められるようになったらしい。選択の余地はなく、結局何も買えないまま帰ってくる相方。311後、急に跳ね上がった各野菜の放射線量基準値。現在の農家の生産補償は勿論、恐らく将来の放射能被害の補償を避けるために、あらゆる放射線値は「ただちに健康に被害は及ぼさない」と表現され、出荷制限も穴だらけ、勿論農家には何の補償もされない場合もザラにある、という、地獄絵図のような光景が我が国で展開されている。
日本という国が、国民の命よりもお金を選んだ。
(そういうもんだよ、当たり前じゃない。と言うなら、そういうしたり顔の物言いこそが今の日本を作った諸悪の根源だ)
2011年の日本国政府の対応が、後にどれだけ私達の恥部となり、子孫の命を脅かすのだろう。
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そのときは
(中略)
いつかまた
地球の果てで
お会いできたらそこは
行きたくても
行けなかった
ほんとうのそれぞれが
それぞれのまま
それぞれに向かうあたらしい
いのちの
ふるさと原田郁子 from 『FOIL 2011 vol.3 〜HOPE〜』
娘近況2011年7月
長女4歳半。文字は自分や家族、友人の名前くらいは分かる。絵本の文章などはまだ全然読めない。友達に手紙を書くのがブーム。「『○○ちゃんへ』って書いて」と毎回見本を要求して、その通りに書くのだが相変わらず時計回りやらジグザグやら、タダでは書かない。
昨日つまらないことで怒って、そのせいで泣きながら俺に向かって言ったセリフ。
「あなたのせいで涙がとまらないの!」
ええ!
今まで「ととさま」「ととさん」としか呼ばれたことないのに!いきなり「あなた」って!
あとわが家は家族全員で一つの場所に寝ていて、だから両親が読む本を娘も読んでいる(文字は読めない)。今までで娘の一番お気に入りの両親本は『榎本俊二のカリスマ育児』。家族が出てくるのがとにかくお気に入りだ。他にはきれいなおねえちゃんが出てくるもの。『JIN』の野風とか花魁も大好き。
こないだ、よしながふみ『大奥』の新刊が出た。先に妻が読み、後から俺が読み始めて、その最中での会話。
俺「今回の大奥さぁ、まだ途中なんだけど、かなりつらいな。」
妻「ああ、江島のこと?」
俺「そうそう、あれ。悲し過ぎる」
娘「毛がもじゃもじゃなんだよね」
俺・妻「ええ!!!!!」
「江島」というのは『大奥』最新刊に出てくる登場人物で、極端に毛深く、そのせいで女性に嫌われていたが…というストーリーがあるのだが、『大奥』を娘に読ませてやったことは勿論ない(普通ないだろう…)文字が読めない娘が、なぜ「江島」のことを話しているんだと分かったのか。
あなどれない。
TV版『JIN』完結
TBSドラマ『JIN』が、2シーズンを費やして完結した。
歴史に残る名作になったと思う。
1stシーズン完結の時にも書いたけど、マンガ原作を忠実に再現し、さらに映像ならではの設定が追加され、俳優陣の名演と控えめな演出、時代考証、良質な脚本により、最後の最後までまったく外れなしとなった、奇跡的なTVシリーズだ。マンガ原作ドラマでは、迷うことなく生涯ナンバー1。
今ほど最終回を見終えたのだけど(超特大バカ地デジテロップが入る前で、本当に良かった)、もう最初っから「号泣メーン!」。一つ前の回で大きなクライマックスを終え、最終回はいわば後日談的な空気感で始まることも良い。これだけのフロシキを畳むのは、切ったはったのアクションクライマックスと一緒の回では落ち着いてできないだろう。
咲が緑膿菌に感染し、母の栄が見舞いを断るシーン。恭太郎(原作では最後に死亡)の上野行きから始まる橘家の一連の見せ場は、最終回の前半をこれ以上なく盛り上げた。栄役の麻生祐未の演技が泣かせる。
最後の着地点は原作にかなり近いものの、そこに至る細かな設定は至るところで書き換えられていて、その修正のいずれもが、見事に映像にマッチしていて鳥肌ものだ。現代に戻ってから、タイムリープの概念を「小説の設定として医者の友人に解説させる」やり方にも、そこで明らかになる整合性にも、なるほどなるほどの感心しっぱなし。で、自分がもといた世界の恋人(の祖先?)と、江戸での想い人が繋がり子孫を残したという、あの設定!(いずれも原作とは異なる)野風の出産前後のシーンが伏線となり、ここで見事に回収される。第1話との整合性もとられてるので、細部を確認しにまた最初から見直したくなる。
南方がいなくなってからも一人記憶を残す咲。その記憶が薄れる中ですぐさま文書で残そうとするその聡明さ。書いた手紙が子孫を通して現代に戻った南方に渡る。南方が消えた後、野風の子を養子として引き取り、一生独り身で、医師としての生涯を終えた咲。その記憶写真や手紙を前に涙を流す南方。手紙を通して繋がる現代と江戸時代。タイムリープの定番ネタながら、これ系にぐっと弱い自分はもうずっと泣かされっぱなしですよ。(原作では、歴史の記録に南方仁が残っている。南方と咲は結婚していたことを現生で知り、龍馬の力を借りて、一瞬だけ結婚当時のことを想い出す。)綾瀬はるかサン、これだけの当たり役に恵まれることはもうないんじゃないの?って位魅力的だった。多少演技のアレな所だって、江戸時代の言い回しと咲の性格を考えると、逆にナチュラルに見える。脇を固める名優陣も、龍馬も、そして主人公のTKOこと大沢たかお(今まで良いイメージなかった)、すべてのパズルのピースがぴったりと合っていた。
TBS、よくやりました。拍手です。いやー面白かった。