お天気メモ

2011年
7/9(土)〜7/20(水)まで、ほぼ完全に毎日ピーカンの真夏日。20(水)は全国ナンバー1の暑さを記録。市内は37度前後。
夜も冷房が必要。
19日頃から台風が太平洋側を通過。20日の暑さはフェーン現象。

20日(水)最高気温37℃
21日(木)最高気温29℃

この落差がすごかった。

昨日今日は急に過ごしやすい。窓を開けていれば心地良いし、親だけならそうしたいのだけど、乳児と子供がいる状況で、ドイツの予報が厳しく
ここ数日は遠慮しておこうと思う。

実(じつ)を取る

昨晩から再配信されたUST「対政府交渉「『避難の権利』の確立を求めて」が衝撃的だった。



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内容に関しては時間のある時に追記するかも知れないが、取り急ぎメモを。

こちら側と国のお役人の考え方のあまりの違いにとてつもない怒りが湧き上がるが、観終わって感じたのは「このままでは本当に埒があかない」だ。この怒りをただぶつけていても、ただのすれ違い。何も進まない。

役人にあそこまで言わせる(あるいは「言わせない」)のは、勿論その裏事情があるからだ。お役人が例えば一人でとんでもないことを言っていたら、それはその「人となり」であるかも知れないけど、昨晩は5人いて5人ともに明らかに同じ口裏合わせ、もしくは洗脳されているのだと感じる。

「裏事情」はいくつか考えられるけど、そのうち一つとして、「これだけは絶対認めてはいけない」「この単語だけは言ってはいけない」というNGワードを事前に強く命令されている場合を考える

例えば、
「福島県民には他の皆と同じく、無用な被爆を避ける権利があると思っていたのですが、間違っていますか?」
という住民側の質問に、全員が沈黙で答えるという、信じられないシーンがあったが(のみならず「これは答えないほうがよいでしょう」というひそひそ声がマイクに入っている)、

これは、あの御役人たちがNGワードの拡大解釈を現場で行い、だからあんな「それくらい『はい』って答えておけよ」というレベルの質問にさえ、答えられなかった、というようにも見受けられる。

だとしたら、岩上さんや協力者・ジャーナリストの方々には、ぜひそのNGワードの情報を集めて欲しい。そして、どれだけの力(言い方)で押さえ込まれているのか、あの御役人達がいったい何を守るためにあのようなことをしているのかを把握したい。最終的には彼らも自分と家族の身を守ろうとしていうのかも知れない。そこに至る組織の中身を調べて欲しい。

その上で、NGワードが分かったなら、そのワードを「言わせずに」サテライト疎開や廃校への疎開など、実務を進める方法を考える。すべての進行が遅すぎる。初期の最悪な被爆はもう終わってしまったけど、これからも(特に子供にとっては)大変な被爆の現状は続いていく。つらいけど名を取らずに実を取ることも、今は戦略として同時進行しないといけないと思う。

昨晩強く思ったこと。これは決して福島の人達だけの問題ではない。明日にでも我が新潟県で同じように行われる可能性がある。いやもう一部では進行している。勿論太平洋側の各都府県においては…まさに現在進行中の問題だ。
その時自分たちはどう動けば良いのかを考えておく。

他には「何も認めず、自分たちに職権はないと言って、ただ時間稼ぎをしてこい」と指示された場合。この場合で実を取るには、時間稼ぎなどできる場ではないことを示し、その場で電話をさせるなどでなんらかの進展をはかること、などのいくつかの方法が考えられるが、いずれも会議を始めてみて分かることだし、今回の例では手遅れだ。ただ今後同様のケースでどうするかは考えないといけないだろう。

記録

2011年7月上旬。

周りのスーパーの野菜がにわかに茨城県産で占められるようになったらしい。選択の余地はなく、結局何も買えないまま帰ってくる相方。311後、急に跳ね上がった各野菜の放射線量基準値。現在の農家の生産補償は勿論、恐らく将来の放射能被害の補償を避けるために、あらゆる放射線値は「ただちに健康に被害は及ぼさない」と表現され、出荷制限も穴だらけ、勿論農家には何の補償もされない場合もザラにある、という、地獄絵図のような光景が我が国で展開されている。

日本という国が、国民の命よりもお金を選んだ。
(そういうもんだよ、当たり前じゃない。と言うなら、そういうしたり顔の物言いこそが今の日本を作った諸悪の根源だ)
2011年の日本国政府の対応が、後にどれだけ私達の恥部となり、子孫の命を脅かすのだろう。
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そのときは

(中略)
いつかまた
地球の果てで
お会いできたら

そこは
行きたくても
行けなかった
ほんとうの

それぞれが
それぞれのまま
それぞれに向かう

あたらしい
いのちの
ふるさと

原田郁子 from 『FOIL 2011 vol.3 〜HOPE〜』

娘近況2011年7月

長女4歳半。文字は自分や家族、友人の名前くらいは分かる。絵本の文章などはまだ全然読めない。友達に手紙を書くのがブーム。「『○○ちゃんへ』って書いて」と毎回見本を要求して、その通りに書くのだが相変わらず時計回りやらジグザグやら、タダでは書かない。

昨日つまらないことで怒って、そのせいで泣きながら俺に向かって言ったセリフ。

「あなたのせいで涙がとまらないの!」

ええ!
今まで「ととさま」「ととさん」としか呼ばれたことないのに!いきなり「あなた」って!

あとわが家は家族全員で一つの場所に寝ていて、だから両親が読む本を娘も読んでいる(文字は読めない)。今までで娘の一番お気に入りの両親本は『榎本俊二のカリスマ育児』。家族が出てくるのがとにかくお気に入りだ。他にはきれいなおねえちゃんが出てくるもの。『JIN』の野風とか花魁も大好き。

こないだ、よしながふみ『大奥』の新刊が出た。先に妻が読み、後から俺が読み始めて、その最中での会話。
俺「今回の大奥さぁ、まだ途中なんだけど、かなりつらいな。」
妻「ああ、江島のこと?」
俺「そうそう、あれ。悲し過ぎる」
娘「毛がもじゃもじゃなんだよね」
俺・妻「ええ!!!!!」

「江島」というのは『大奥』最新刊に出てくる登場人物で、極端に毛深く、そのせいで女性に嫌われていたが…というストーリーがあるのだが、『大奥』を娘に読ませてやったことは勿論ない(普通ないだろう…)文字が読めない娘が、なぜ「江島」のことを話しているんだと分かったのか。

あなどれない。

TV版『JIN』完結

TBSドラマ『JIN』が、2シーズンを費やして完結した。

歴史に残る名作になったと思う。

1stシーズン完結の時にも書いたけど、マンガ原作を忠実に再現し、さらに映像ならではの設定が追加され、俳優陣の名演と控えめな演出、時代考証、良質な脚本により、最後の最後までまったく外れなしとなった、奇跡的なTVシリーズだ。マンガ原作ドラマでは、迷うことなく生涯ナンバー1。

今ほど最終回を見終えたのだけど(超特大バカ地デジテロップが入る前で、本当に良かった)、もう最初っから「号泣メーン!」。一つ前の回で大きなクライマックスを終え、最終回はいわば後日談的な空気感で始まることも良い。これだけのフロシキを畳むのは、切ったはったのアクションクライマックスと一緒の回では落ち着いてできないだろう。

咲が緑膿菌に感染し、母の栄が見舞いを断るシーン。恭太郎(原作では最後に死亡)の上野行きから始まる橘家の一連の見せ場は、最終回の前半をこれ以上なく盛り上げた。栄役の麻生祐未の演技が泣かせる。

最後の着地点は原作にかなり近いものの、そこに至る細かな設定は至るところで書き換えられていて、その修正のいずれもが、見事に映像にマッチしていて鳥肌ものだ。現代に戻ってから、タイムリープの概念を「小説の設定として医者の友人に解説させる」やり方にも、そこで明らかになる整合性にも、なるほどなるほどの感心しっぱなし。で、自分がもといた世界の恋人(の祖先?)と、江戸での想い人が繋がり子孫を残したという、あの設定!(いずれも原作とは異なる)野風の出産前後のシーンが伏線となり、ここで見事に回収される。第1話との整合性もとられてるので、細部を確認しにまた最初から見直したくなる。

南方がいなくなってからも一人記憶を残す咲。その記憶が薄れる中ですぐさま文書で残そうとするその聡明さ。書いた手紙が子孫を通して現代に戻った南方に渡る。南方が消えた後、野風の子を養子として引き取り、一生独り身で、医師としての生涯を終えた咲。その記憶写真や手紙を前に涙を流す南方。手紙を通して繋がる現代と江戸時代。タイムリープの定番ネタながら、これ系にぐっと弱い自分はもうずっと泣かされっぱなしですよ。(原作では、歴史の記録に南方仁が残っている。南方と咲は結婚していたことを現生で知り、龍馬の力を借りて、一瞬だけ結婚当時のことを想い出す。)綾瀬はるかサン、これだけの当たり役に恵まれることはもうないんじゃないの?って位魅力的だった。多少演技のアレな所だって、江戸時代の言い回しと咲の性格を考えると、逆にナチュラルに見える。脇を固める名優陣も、龍馬も、そして主人公のTKOこと大沢たかお(今まで良いイメージなかった)、すべてのパズルのピースがぴったりと合っていた。

TBS、よくやりました。拍手です。いやー面白かった。

相方と話したこと。

相方に言われました。

「新しいデモの方法を考えて」

反対運動・署名活動・デモ・ストライキ…いわゆるそういった「活動」からは一番縁遠い、いわゆるなんでも斜に構えて見たり話したりする、まぁ結局そこらへんのパンピーな私達ですが、
311より四ヶ月が過ぎようとする今、何をすべきで、何をすべきでないかは少しづつ分かってきたような気がする。

そんなバカなことが、誰から見てもおかしなことが、いつまでも続く訳がない。誰かがきっと何とかしてくれる。
そう思ってたことがことごとく裏切られました。

「ウチの幼稚園ってちゃんとしてるからさー、あんな大事故が起こった後なんだから自然とやるべきことはちゃんとやってくれるのかと思っていた。だけどこの4ヶ月、何も変わんなかった。」

この4ヶ月で、今まで知らなかったことを色々知った。

物事を最終的に動かすのは政治家や議員で、それを動かすのはお金か票で、それに影響与えられるのはマスコミや地方議員で、それに影響与えられるのはSNSによる糾弾や一記者との話合いで、それに影響与えられるのは身近な友人や家族との話合いで、結局自分たちが始めなかったり知らなかったりしたことが原因だってことも良く分かった。

デモというイベント、それだけが物事を動かすんじゃない。「○○さんがデモに参加した」って事実が人に物事を考えさせるきっかけになるってことが分かった。
ガイガーカウンターで放射線を測ること自体が最重要じゃない。「○○さんがガイガーカウンターを買った」って事実が人に物事を考えさせるきっかけになるってことが分かった。

でも、今までの「活動」のやり方は障壁が高かった。
自分達や家族が署名する分にはいくらでもできる。だけど、人に署名をお願いする事の難しさ。
デモに参加?何をしていいか分からない。シュプレヒコールを挙げる自分が想像つかない。当たり前のことを主張しているのに「【活動】する特別な人」と見られるのが悔しい。なぜなら、今までそういった人たちをそいういう目で見てきたから。申し訳ない。

だから、これからの新しい「デモ」を考える。
署名やデモには誘えなくても、人を誘える、もしくは自然と人に伝えられる、「私はこう思う」の活動。「私はこれに反対する」の活動のフォーマット。

「この4ヶ月のことを、今はとても後悔している」と相方は言った。「遅すぎたかも知れない。でも今からでもやらないよりはマシ」
「人に拡げられる、新しいデモの形を考えて」と。

考えてみよう。今日電話で話していたF君が言った。「一箱古本市」みたいなアイデアですよね。そうそう!ああいう「革命」なのだ
!知りあいの皆さん、今度アイデア出し、しませんか。

相方は、母乳検査の仕組みを立ち上げようと思いたったようです。

やれることをやりましょう。で、人の邪魔になる、やらなくてもいいことは、やらないでください。(これ結構重要)

気にしているのはそこじゃない。

放射線・放射性物質による影響について。

学習院大学教授:田崎晴明氏による「放射線と原子力発電所事故についてのできるだけ短くてわかりやすくて正確な解説
を読んでの感想です。

放射線による影響でガンになる危険、その「確率的影響」なる理屈については、多くの方々が実に分かりやすい解説を書いていただいたおかげで、それなりに私も理解しているつもりです。おそらく311がなかったとしても、自分はほぼガンで死んでいたと思う。分かりやすいガン家系でもあります。

その、
「ガンになる確率」
「ガンにかかって、さらにそれが理由で死ぬ確率」
がそれぞれ0.5%やら1%やら上がったところで、私個人は、自分自身(いいとこ妻も含めて)正直あまり気になりません。
ここでいう「気にしない人たち」に入ると思います。

だけど今気にしているのは別の問題です。

1)子供〜乳幼児〜胎児に与える影響。
2)それが外部被爆ではなく内部被爆であった場合の影響
3)自分の子供たちが産むであろう、次世代の子供達への影響。
4)特に、ガン以外の遺伝子障害が生まれてくる子供に現れていることについて
5)低線量被爆を何年か浴びた場合の影響。

言っちゃえば、大人のことは二の次だと私達は思っています。問題は子供です。

1)は大きいことは明らかですが、その度合いが例えば胎児・乳幼児の場合にどうなるのか。もしくは3の生まれる前の女性の子宮に対しての影響がどうなのか。
2)には各論あるようですが、影響の大きさの度合いは不明。
3)と4)は有名なベラルーシの病院で、今まさに生まれ続けている、多くの障害を持った子供達の例があります。(ホットスポットのある村では出生児の8割に障害があると岩上安身さんの取材で出ているようです。田中優さんの講演でもイタリアNPOにより運営されているベラルーシの病院のVTRが紹介されました。「通常は隠される筈のこのような事態が、国の貧困さ故に外部に流出している」と現地の医者が漏らしていました。)
チェルノブイリとは飛散した核種が違うので、与える影響も違うかも知れません。
だけど、それは未だ誰にも分からないこと
5)も、これまでにデータを取れるほどの母数がなく、未だ誰にも分からないこと

以上が、私達夫婦が気にしていることです。

これらの、一番気になっていることに対して、

たとえば内部被爆に関して

ただし、少なくとも(日本政府や IAEA や ICRPが示している)「公式の計算法」にしたがうと、内部被ばくの効果はずっと小さいようだ。 食べ物や飲み物を通しての内部被ばくの影響も、ぼくには計算できない。

fromでは、実際にどれくらいの被ばくがあるのか?

で終わらせたりだとか、
ガン以外の遺伝子に与える障害の「可能性」についてさえもまったく言及されていない、
ことだとか。

こんな文章で
「できるだけ短くてわかりやすくて正確な解説」
と言われても、
「はい確かにそうかも知れませんが、私達の不安を少なくする、何の助けにもなりません」
とつぶやくしかない。

「気にする・気にしない」で分けるというのは、確かに一利あるかも知れません。
だけど私はこう思う。

これまで例の無かったことに対して、

●後で「ああ、あの時せめてこうしていれば…」と後悔するのがイヤな人
と、
●後のことはしょうがない。今を気楽に生きることの方がよほど大切。気にして病んだら本末転倒

と思う人の違いではないでしょうか。

私は、子供に影響が出る「可能性」に関して、無関心ではいられません。

恐怖地デジ・ふたたび

その言葉が出始めた当初から「地上デジタル放送移行」に関して文句を書いてきた当ブログですが、いよいよ今月のXデーが迫ってきました。こんなアホなことが実現する訳がねぇ!と思い続けていましたが、実際は311で被災した3県以外は完全移行とのこと。

ここまで来たら、デジ・アナ同時放送というとてつもない無駄使いをやめるためにも、完全移行した方が良いのだと思います。でも、わが家ではまだ買っていません。

さて、完全移行の月に入った今月。2011年7月1日から、各テレビ局はとんでもないこと始めました。


※画像はネットで拾ったもの

完全に番組のテロップを妨害するほど大きな、移行日までのカウントダウンの文字。

これまでも半年ほどかけて上下の黒帯に告知のテロップを入れ続け、そのポイントを大きくし、頻度を上げ、ついには常時表示されるようになったにもかかわらずですよ。つまり、
「地デジ移行を知らない人が、いるはずがない」状況です。
もしいたとしても、それはもともと地上波テレビを必要としていない人。

じゃあなんのためにこのようなことを始めたのか。

「嫌がらせ」です。

見れないから、不便だから、早くテレビ買いなさい。ってことです。
上下のテロップが出始めた当初、相方が冗談で「この上下の帯がきっとだんだん広くなってきて、見える画面が狭くなっちゃって、最後に見えなくなっちゃうんだね」と言って笑っていたものでしたが、ここにきてまったく冗談では済まされなくなりました。

もう一つ、「余計な善意」っていう理由もあります。地デジ移行は知っているけど、どうしたらよいか分からないお年寄りに向けてPRしたい。

じゃあ最初からやるな。やるなら徹底的にサポートしろ。国と天下り組織の利益のために、国民にテレビを買わせ大量のゴミを作り出す、その尻拭いを完全に考えてから実施しろ。すべての家庭にチューナー配ることくらいは最初から折り込み済みで開始しましょう。

文句を言い続けましたが、この結末がどうなるのか、ちゃんと自分の目で見守って、少しでも後世に記録を残したいと思います。

理解不能

最近やってるお受験だ〜ママ友いじめだ〜って番組。1ミリも見る気が起こらない、つか誰が見るの?と思ったのが相方とまったくいっしょだった。益田ミリさんの漫画にも似てる。アレに対する反応も二人まったく一緒。なんのためにああゆうの書いてるのか分からない。いや気持ちは分かれども外部に創作として出す理由が分からないんです。「結婚しなくていいですか。」って誰も結婚しろなんて言ってないよ!と突っ込みも二人してまったく同じだった。いやそれだけ。苦手なんす。

仕事をさせろ。

山形浩生氏HP「最近の噂」より引用

Voice の感想ついでに言うなら、復興の財源だのマクロ経済だのの話も、本来なら単純きわまる話なんだよね。日常なら、なんか公共投資の経済性とか、EIRRにFIRRをぼくみたいなコンサルに依頼して計算させたほうがいいわけだ。昔ぼくが、小野義康との議論であれこれ言ってた、失業者をなんでもいいから使えばいいのか、それとも効率いい投資をすべきか、なんている議論の余地もあった。でも、いまは話がちがう。ほとんどの人がある程度はもう事業を営んでいて、追加で出す金が追加の効果を出すかどうかわからないという状況とは話がちがう。仕事する気があって技能もある人がいっぱい仕事にあぶれてる状況だろ? 何やったって成果は出るんだって。

  • インフラを再生すれば(特にある程度人のいるところでやれば)確実に使われるし、いま避難所ですることなくてくすぶってる被災者が確実に生産活動に従事するようになる。絶対にお得だからインフラに投資しようぜ。
  • そういう人たちが店を作り直したり新しく船や工具なんか買ったりする資金を提供すれば、その人たちは確実に生産活動に従事するようになる。絶対に見返りあるから、融資してあげようぜ。
  • もしならなくったって、その人たちがそのお金を(キャバクラだろうと宴会だろうとパチンコだろうと)使えば地元の経済が潤うから絶対お得。四の五の言わずに出そうぜ。

話はこんだけなので、とにかく金出せや。財源は増税か国債か? うるせえなあ、速いほうでやればいいんだよ! 税金なんて集まるのは来年になるんだから、今はまず国債だろ。後代にツケを残す? いま避難所で淀んでる人たちがそのまま腐って年金や失業保険の受給者になるほうが、よっぽど負担で将来のツケだろ。ツケにもいろいろあるが、これはどう見てもむしろ後代にツケを残さないための借金。ホント、国債の額面だけ見てツケだ借金だと騒いでほしくないよな。そういうこと言うヤツは、「どうせ東北の被災者なんて金貸しても復興なんかしないで腐るだけ」と言ってるに等しい。東北への投資が、いまの国債金利程度(つまりほぼゼロ)の見返りすらないと思ってるわけだ。バカにしてると思わない? 東北が力強く再生だの復活だのって、ホントに信じてるなら、いますぐ国債発行してお金作って投資すべきなんだ。ぼくはそれを信じてるからこそ、復興支援の義援金をいっぱい出してるんだぞ。第二次大戦後、ピエロ・スラッファは「日本がこのまま潰れるわけない」と日本国債買いあさって大もうけしたんだって。これやろうよ。今更チマチマ義援金集めるくらいなら、東北復興債出してみんなに買ってもらえば? がんがん買うぜ?

(2011/5/16, id)

自分達と同じく役立たずだと思うなよ?バカにすんな。

1000円で髪を切ってみた

初めて、流行りの「1000円散髪屋」に行ってみた。

行く前の勝手な思い込みでは「1000円分までしかサービスをしないお店」だったのだけど、行って見たら違うことが分かった。

「できるだけのサービスをして、それでも1000円レベルに収まる店」だった。

●シャンプー台はない
●インテリアにかけるお金も最低限
●USENさえない
●技術は勿論ない(髪は通常濡らしさえしない)

この中で、それなりにできることをやってる印象。愛想も勿論悪くない。
これなら、アリだなと。気分的には許せるな。需要と供給が一致すれば良いんじゃない?と思えた。「髪切ったことあるよ?」と言ってる従兄弟のあんちゃんに切ってもらってるかんじかな。

さて、オレの求める基準までは満たされたかといえば…。まぁいいかなと。帰ってからかなり自分でも切りましたけど(笑)。
要は使い方だと思います。自分でことこまかに指示してあげればね。それなりになるんじゃないかな。

エクセルの表をWORDPRESSにペーストする際の覚書

OfficeXのエクセルの表をWORDPRESS(utf-8)にペーストする際の覚書

1)エクセルの表をwordにペースト。

2)word書類を「別名で保存」。「Unicodeテキスト」を選ぶ。

3)書類を閉じずにwordから表をコピー

4)WORDPRESSの新規記事「ビジュアル」モードで、表をペースト

5)「HTML」モードで幅などを調整

●エクセルでも「Unicodeテキスト」で保存はできるが、WORDPRESSにペースト時何故か化ける(漢字の後にすべてカナの読みがなが入る)

おとこの趣味

最近絵描きもモノづくりも大ブームな娘。


なのでこんなのがやたら貼られてる。うさぎ?犬?が小屋に入ってるのだな。

 

 


ん?その下に小さな何やらが貼ってあるぞ?

 

 


なんだ?

 

 

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こどものめ

最近自分の名前をちゃんとかける…かと思いきや逆さに描いたりする。

例えば手紙を書きたいというので相方が見本を書くとする。「○○ちゃんこの間はありがとう」「○○ちゃん一緒にえんそくいこうね」

この文字を、何故か時計回り気味にバラバラ配置したりするので驚きだ。

前にも、人の顔を逆さから描いてるのを見て驚愕したことがある。普通に逆から見た絵をすいすい描いてくのね。子供のカンカクって面白い。

あと小さい子って右左がクロスして逆に見えちゃうんだってね。靴の左右を良く間違う(というかそれが正しいと思ってる)のはそのせいもあるのだとか。

こうゆうひとつひとつがいとおしい。おねがい大きくならないで。

そのままでいて欲しい言いまつがいの例

「加島屋」→「かしやま」
「♪ずっと好きだったんだぜ〜」→「あい・か・ら・わず綺麗だな〜」

脱原発への…ああおれたちなにをしていたのだろう

今まで日本が何をしてきて、私達は何を知らなかったか。ポイントポイントで聞いた事はあったしそのたびに「ひどいなぁ」とは思っていたけど、これだけ隠されていたということに関して本当に驚くし、理路整然とまとめられると、本当にお金のためとは言えなぜこんなことがまかり通っていたのかと思う。以前引用した内田さんの言う、

「原子力というのはね、あれは金になるんだよ」
そう言われ、自分でもそう言い聞かせているうちに、原子力という「人外」のものに対する恐怖心が抑制されたのである。
なんだ、そうなのか。あれはただの金づるなのか。なんだ、そうか。そうなら怖いことなんか、ありゃしない。ははは。ただの金儲けの道具なんだ、原子力って。
全員がそういう語り口を採用したのである。
(中略)
どうして原子力のような危険なものを、こんなふうに「雑に」扱うのだろう・・・と海外の原子力研究者は頭を抱えたはずである。
そこまでして「コストカット」したかったのか?日本人は命より金が大事なのか?
もちろんそうではない。話は逆なのだ。
あまりに怖かったので、「あれは金儲けの道具にすぎない」という嘘を採用したのである。
原発の設備をあれほど粗雑に作ったのは、原子力に対する恐怖心をそうやってごまかそうとしたからなのである。

という理由くらいしか、当てはまらないと思う。

今見るべき動画です。

参議院USTREAM中継
脱原発への道 1/2

Video streaming by Ustream

参議院USTREAM中継
脱原発への道 2/2

Video streaming by Ustream

公開で原発推進記事を募集しています。お金出します。

政府が原発推進記事を募集してるよ!お金を出してくれるヨ!

原発の事故で、まだまだ世の中が騒然としているこのときに、国民の目を欺こうとこんな募集が行われています。
募集しているのは、財団法人日本立地センター。
 http://www.jilc.or.jp/index.html

募集の内容は、経済産業省資源エネルギー庁の委託事業で、地域のフリーペーパーやタウン誌などを発行している企業に、「福島第一原子力発電所事故による風評被害対策と放射線に関する理解促進」を目的とした企画の募集です。

要は、紙面の実質的な買い取りによる政府広報です。しかも、この場合、「政府」というのは、決して、今の民主党菅直人首相の下の政権という意味ではなく、「経済産業省資源エネルギー庁」という名の「政府」なのですね。

エネルギー政策の行方について、これから国民的な議論をしていこうという、そのときに、推進派の立場で、紙面を作ることを要請されるのだと思いますね。もともと、こういう紙面を私たちは、いかにもそのメディアが自主的に作成したかのごとく読まされてきたのですが、こういうときにやるかよ!ということです。

いやいや、反対派の意見も入れてもいいですよ、というなら、いろいろと主張のあるタウン誌さんたち、ぜひ、そういう企画で応募してみてください。国民に正しい「風評被害対策と放射線に関する理解促進」を伝える企画なら、いくらでも作れますからね。そして、もし、タウン誌の方々が、ジャーナリズムの端っこで飯を食っているという自覚があるのなら、お金をいただかなくても、そういうことを毅然としてやっていただきたいものです。

また、今まで、そういうお金をいただいてきたというのならば、この際ですから、福島の原発事故についての共犯者としての反省の上に、新しい紙面をつくられることをオススメします。いやいや、ジャーナリズムなんて、もちろん考えていませんよ、という方は、紙面販売業として頑張ってください。

それにしても、天下りのたくさんいそうな財団ですねえ。こんな仕事で飯が食えるんだから、うらやましい。

今まで、原子力発電所の立地についてしてきた仕事の反省というところから、仕事をスタートしていただきたいですね。

「最近では、エネルギー・原子力の理解促進活動を行っているNPO等団体への支援」も行っているようです。

「脱原発の理路:内田樹の研究室」

私は主観的には脱原発に賛成である。

そして、たぶん日本はこれから脱原発以外に選択肢がないだろうという客観的な見通しを持っている。

けれども、その「適切な政治的選択」を私たち日本国民は主体的に決定したわけではない。

このような決定的な国策の転換でさえも、アメリカの指示がなければ実行できない、私たちはそういう国の国民なのではないかという「疑い」を持ち続けることが重要ではないかと申し上げているのである。

引用元: 脱原発の理路 内田樹の研究室.

全文は引用元を是非お読みください。浜岡原発停止の「そりゃーもっともとだわ」な理由。しかし今回の原発事故を機に記者クラブ制度がどーにか…ならんのかなぁ。ならんのだろうなぁ。やっしーも一度敗れ去ったし。やっしーでもできなかったんだよなぁ…。

※それでも岩上安身さんのような活動が常にオンタイムで見れるのは「Twitter以後」の大いなるメリットである。

私の反省

(中略)以前、原発を取材した折(『からくり民主主義』)、耐震設計や老朽化という点で原発は非常に危険だと知り、その日常性について書かせていただきました。しかしすでに原発はあり、稼働している。一基あれば二基、三基あるものも同じことという論理で次々と増設されていく。地元で反対運動などがあっても、それは「住民は不安を抱えている」というアリバイとして機能し、むしろ誘致を支える安全弁のような役割を果たしていました。人間は既成事実に弱い。私もそうでしたが、そこに「ある」ものは日常として受け入れてしまう。今回の事故はその弱さが露呈した大惨事で、これから必要なのは「生きる」ということに対する知性だと思います。被災された方々に「頑張れ」と言うのではなく、被災をまぬがれた人間が頑張らなくてはいけない。

高橋秀実「アンケート 作家たちの『あの時』と『今、思うこと』」en-taxi vol.32

二次災害というべき原発事故について、原発をめぐる政財官の癒着構造や東電の隠蔽体質、手抜き工事、データ改竄、原発ジプシーと呼ばれる下請け労働者の存在など、現在指摘されている原発にまつわる問題の多くを、私を含めた多くの人が以前から知っていたはずだ。だが二項対立的な反対運動に身を投じることにはためらいを覚え、その危うい電力に依拠した都市生活を享受してきた。東電や政府を非難する前に、私はまずこの事実を恥じ、謝罪したい。
失われたコミュニティ、さらに未来の世代に至るまで払い続けなければならない代償はあまりにも大きいが、死者から与えられた「日本社会のあり方を根本的に変える機会」を無駄にしないことが、唯一の償いだと考えている。

※改行:shiro
橋本麻里「アンケート 作家たちの『あの時』と『今、思うこと』」en-taxi vol.32

まったく同感です。自分はいつも言葉に救われて、言葉によって方向性を見い出し、生きる明るさと拠り所を得る人間です。今後も震災に関して「いつでも見直せるようにしておきたい」言葉を引用させていただきます。

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。

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