いつでも読み返せるように。
しあわせということについて。
忘れないようにしよう。
「ライフ・イズ・イージー」
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『モンスターズ・インク』を2回観る
9日間というながーい年末年始休暇の間、家族そろって『モンスターズ・インク』を観たのが2回。しかも一回返して、また観たくなったので再度借りてきた。きっかけは『モンスターズ・ユニバーシティ』のレンタル開始だ。娘達はモンスターズシリーズはこれが初体験。ちょうど時間の流れ的には『インク』がこの後なので次に観たら…。面白過ぎてドはまり。上映時間の間一度もダレない。見事な構成。2回観ても少しも飽きるところがなかった。CG的には『ユニバーシティ』の15年ほど前だから全然初期のクオリティなんだけど、そんなん全然関係ねぇぜ!をまさに体で表した、文句なしの傑作。
爆笑問題の田中、いい仕事し過ぎ。吹替版超オススメです。
★★★★☆
小山氏のアイデアにはJAXAもびっくりだ。(宇宙兄弟)
小山宙哉『宇宙兄弟(原作漫画)』の一番の魅力は、劇中に出てくる問題解決策の見事さだ、と以前書いた。「漫画の中」ということを差し置いて、普通に朝刊に大きな記事で出てきそうな凄いアイデアがどんどん出てくる。
今月、TBSラジオ『荻上チキのSession-22』内のNEC WISDOM Squareというコーナーに、『バガボンド』や『宇宙兄弟』の担当編集者:佐渡島庸平氏がゲストで出ていて、宇宙兄弟のとあるエピソードを語っていた。
ローバーのアイデアが漫画に掲載された後、JAXAから問合せが来たそうだ。
「これどうやって取材したんですか?JAXAの一部だけが知っている、今考えているアイデアですよ?」
別に取材でスッパ抜いた訳ではなく、純粋に作者・小山宙哉氏が考えたアイデアだそうだ。小山さんは文系だけど技術者の気持ちになることも上手で、佐渡島氏曰く「ぐーーーーっと」主人公の気持ち、ムッタの気持ちになって、その場で彼ならどうするかをひたすらに考えて考え抜くと、ああゆうすごいアイデアが出てくるんだそうな。
他にも小山氏の新人(当時)とは思えない大物ぶりなどが語られている。(佐渡島氏曰く)まだヒット作を1つも出せていないのに、まるで井上雄彦氏ばりのこだわりと風格だったんだって。なんか想像してた小山氏像と全然違ってて面白い。
こんなエピソードも。
佐渡島氏は「よりメジャーな漫画になるにはフリーハンドではなく定規を使わなくちゃダメ」という助言を小山氏にする。小山氏はすぐに採り入れて定規を使い始めた。だけどそのままじゃなくて、定規にカッターで微細な傷を彫って、気に入るようなラインを自分で探っていた。
「普通はそのまま言う通りに定規を使い始めるか、断固として断るかの、どちらかだと思う。」と佐渡島氏。小山氏はそのどちらも採らずに(いやどちらも採って?)、自分の納得いくやり方を見つけた。そういうところが大物だ。というような意味でラジオで紹介されてた。
だけどこれって、
何だかムッタのエピソードを聞いてるみたいだなぁって思った。
いじめは見ていて面白くないよ。
TBS・東京ポッド許可局の「ごちそうさん論」を聴く。ようはごちそうさん面白いぜ!って内容。
ごちそうさん、今までぽちぽち観てきて(週イチくらい?車のTVで)、どこかではまるきっかけないかなーと思ってたんだけど。ダメ。もうあの姑さんのいじめがダメ。許可局でも「最近の視聴者は甘やかされている。あのくらいのいじめは耐えて観なきゃ」的なことを言っていたけど、ダメ。あのいじめシーンで毎回断念。
分かりやすいので例え話で良く使うんだけど、『渡る世間は鬼ばかり』とかの嫁いびりを楽しく観れる気持ちが全然理解できない。なんでテレビの中でまで、放っといても世の中に溢れているイヤなことやイヤな人のイヤさと向き合わなければならない?それに対抗できていない人の無念さを眺めていなければならない?そんなパワーは少しでも現実世界の為に残しておきたいです。是非に。
耐性を付けるっていう意味は、あるかもね。でもそれは自分にとって「訓練」であって、決して「楽しいテレビ鑑賞」ではありません。
自分とまったく同じ気持ちの人も身の回りに結構いて、上記のようなことをよく話すんだけど、出てくる話の1つが「どこを面白がっているんだろう」ということ。いじめる方、いじめられる方、誰(どっち)に感情移入しているんだろう。とか。仕返しの時のカタルシスは確かに面白いだろうけど、仕返しを観たいがためだけにずっと耐えてるのかなぁ。そんなことはないはず。きっと気分の悪いのもいやーな感じもすべて含めて「テレビ体験」「映画体験」として消化できる、面白い体験にできる能力を、「観れる」人たちは持っているんだろう。
ごめんなさい。こんなことを書いてはいけなかった。と胆に命じていた筈なのに。面白く観れている人の方が世間では大半。こんなこと書いたって読んだ人のほとんどにとっては至極至極当たり前のこと。はぁ?というか、disられたかのように感じるだけだよな。
恐らく30を過ぎた頃から、30半ばになったらもう完全に、映画とかテレビに対して「怖いもの観たさ」とか全然なくなってしまった。エログロはまだしも、残酷系は全般にダメ。拷問、殺人とか。また特に子どもが絡んだり死んだりするものは絶対に観れない。「観れない」ってなに?と「観れる」人は思うでしょうけど、感情移入しすぎて「映画体験」から外れて自分の気持ちがガタ落ちしちゃうってこと。終って「ああ良い映画体験だった〜」なんて思えない。たとえ最後がハッピーエンドだろうが何だろうが。機会あるごとにそのシーンだけが甦り、具合が悪くなる。なんのためにお金を払って映画を観たのか分からない。
ええ、この条件で言うと世の中の話題の映画の半分以上観れないんじゃないかと思います。その通り。それで全然結構。だから何度も書いているけどタマフルの宇多丸さんとは全然趣味が合わない(彼の生涯ベスト『アポカリプト』はそういう意味では最悪だった)。レビュアーとして面白く聴いています。園しおんさんの残酷系もいっこも観る気にならない。
ああすっきりしました。このサイトのテレビ・映画レビューもこんなような特殊な感情ベースの上で書いていますので。アシカラズよろチンピク。
『ゼロ・グラビティ』
公開初日、映画館で3D吹替。地元では巨大なスクリーンだけど、お客さんは全部で4人だった(レイト)。ネタバレ殆どありません。
スペースシャトルの船外作業中に、衛星爆発事故によるデブリ(宇宙ゴミ)の嵐に巻き込まれ宇宙に放り出された主人公の女性博士が、さてどうやって帰るかという話。全編通して息詰まる無重力(ゼロ・グラビティ)の宇宙空間でのあれやこれやなんだけど、覚悟して観に行ったせいもあってか、思ったほど苦しくはなかった。ストーリーと言える程のストーリーもないけれど、91分という短めの上映時間をあっという間に駆けていく(確か劇中で流れる時間とほぼ同じだって誰かが言ってた)。
特にEVAや放浪の最中で宇宙船やステーションのまわりをぐるぐる回っていくカメラ、映像のリアリティは本当にすごい!の一言。久し振りに圧倒的な映像体験です。映画館で観るべき。宇宙遊泳できるよ!
↓これをはじめ予告編は既に観た人用に。行くつもりマンマンな人は観ない方がショック大きくて良いよ。行くかどうか迷ってる人は観るべし。
投げ出され映画だと聞いて想像していたよりはずっとずっとテンポも良く、しかもその中で無情の放浪時間を巧みに挟込むことで緩急もたっぷりあって、しかもクライマックスはちょっとぐっとクる感じで。とても気持ち良く観れました。オススメです!
ここで苦言。といっても3D吹替というフォーマットに対して。
3D吹替、正直オススメしません。そもそも3Dは吹替しかないって選択肢にはいつも呆れてしまうんだけど。この映画は登場人物も極端に少なくて、おそらく劇中7割位は「すーはすーはー」の息遣いです。つまりセリフ回しよりもリアルな情感が大切な演技。これはどーしたって吹替にはそぐいません。あと大好きなジョージ・クルーニーの生声が聞けないことにイライラしてしょうがなかった。あとねー、翻訳も少しおかしいとこあったなぁ。これきっと元だと○○じゃね?的な。セリフがめちゃくちゃ少ないもんだから、余計気になりますよ。
3D鑑賞歴は、映画館で6〜7本くらいかな?イオンシネマのRealなんとか方式。これまでも正直「3Dで良かった〜」なんて思ったことはほぼ無かったけど、今回は何故だろう。特に残念な印象。イヤ、素材としては絶対に3D向きだし、これを3Dで観ずしてどうする、という御意見も良く分かります。問題は、あの「ペラペラ感」。それに尽きる。冒頭で、宇宙から見た大きな地球をずっと写していて、向こうからすこーしづつシャトルが近付いてくるんだけど、もうそれがね。何ての、あれですよ、世界初のSF映画『月世界旅行』でロケットがひゅーーって近付いてくる、あれみたい。紙切れに棒をつけて動かしてるかんじ。まー全編通して浮き上がる素材全部が「紙製」に見える。「デブリに当たって顔の真ん中に穴が空いた同僚←ネタバレ」なんてホント、まんま紙芝居みたいで笑っちゃった。3Dって普通すぐに慣れちゃって3Dってこと忘れる(そしてメガネの痛さで気付く)ものだったけど、この映画ではそのペラペラ感がずっと気になってしょうがなかった。2Dだったらこんなこと気にせず没頭できるのになぁ。でも他の3D方式だと変わるのかもね。
ああーもう2D字幕が観たいよ!(しかし上映は1日1回夕方のみ。3D吹替は5回もやってるのに!どうなってんの!)
2D字幕を勝手にオススメします!
★★★★☆(←3D字幕のマイナス分は含まれません)
2回目の雪
今日、2回目の雪。積もらず。1回目からここまでの間は、みぞれやあられ程度だった。
2013冬初雪
朝起きたら若干白かった。だけど昼過ぎには雨に変わる予報。山下達郎の歌とは逆だな。
あまちゃん再見
あまちゃん終わった次の週の月曜日から、NHKオンデマンドで1話より再見を始めていますんで、「あまロス」どころか今まさにブームの最中のような心持ちです。序盤の岩手編、とにかく楽しい。今日見てたのは春子がアキに2階の部屋で自分のアイドル論を語り始めたら止まらなくなって、スナック休んで「あ、その前にママお酒持ってくるから」とか、もう最高。
全部見終わって、すべて分かってからの再見はまた全然違う楽しさがあります。正直本放映中は、続きや結末が気になって1話からの再見なんてとてもできなかった。
でも最後が分かって、たくさんのクライマックスを経験し、そこまでの伏線(もしくは偶然)を辿りながら、でもどこか新鮮な気持ちを思い出して観る『あまちゃん』の楽しさったら、もう最高!たとえば放映終了後に新聞にキョンキョンが寄稿したあまちゃんに対する思いなんかを読んでからの春ちゃんの序盤の演技、ですよ。こんな楽しみがまだまだ百何十話も残ってる(しかも先が分かってるのであせらなくてイイ!)おれにとって今年は最後まであまちゃんイヤーです!
日記とまんが
しばらく企画展のお手伝いなどをしていて、ここ1週間はついに一度も晩ご飯タイムに家に帰れなかった。かと言ってどこかで食べる時間があるワケでもなく、カップラーメンを夕方に一つ食べ、0時や1時に帰った家で遅い晩ご飯を結構な量食べる。いけないんだろうなこうゆうの。カップラーメンは二日続けて食べるともうイヤになる。買って、最初の一口までが一番楽しいね。今思い出しただけでなんかベロがマヒしてくる。
ここ最近読んだまんがたち、『純潔のマリア(3)』『銀の匙(9)』『宇宙兄弟(22)』など、どれもこれも感動しっぱなし。シヤワセだなぁ。『純潔のマリア』はすごく大きなテーマのように見えて友情モノになったりやっぱり大きな話だったりして、前巻から通して読んだのだけど涙が止まらなかった。『銀の匙』は相変わらず出てくるみんながちゃんとしていて、中でも主人公が一番ちゃんとしていて、結構ありそうでないシチュエーションじゃないかな。前8巻は農家の借金の話を書いていてこれまた稀に見る傑作だったんだけども。恋愛がメインじゃない、何か目的のある学生モノってそれだけで大好物。『もやしもん』とか、古いけど『あどりぶシネ倶楽部』とか。
『宇宙兄弟』は『度胸星』に捧げられたという話を聴いたけど、真偽のほどは知らない。これも主人公が一番ちゃんとしているまんがだね。出てくる難題や課題に対してムッタが出す答えというか動きというか、それが毎回毎回普通にすごい。なんというかマンガのストーリー上で語られるようなものではなく、今朝の朝刊にトピックスで載っていてもおかしくないようなアイデア。が、22巻にもなってまだまだ出てくる。そして基本出てくる人が皆いいひと。というより、最初はイヤな人で出てくるんだけど、そのうちにその人のバックボーンが語られ、他から見て「イヤな人」に見えたのは何故なのか、その理由も分かるし、その理由をムッタやその他の人達がゆっくりと溶かしていく様子に、ぐぐっとくる。ストーリーの組み立て方も上手い。『あまちゃん』のような同じシーンの繰り返しでも、意味が分かるとまた全然違う見え方になる、みたいな。嗚呼職人技。
久しぶりに早く起きた日曜日で高山なおみさんの『明日もいち日、ぶじ日記』を読んで急に日記が書きたくなった次第。
仕事をしていて、文章が全然書けないことに本当に悲しくなるのだけど、特訓とか練習とかできないタイプなので、何か他の方法で少しでもましになる方法がないか探そうと思う。書けない、というだけで自分がこれまで重ねてきたものまでも軽くなってしまう(自分がそう感じる)のがとても悲しいから。
日々なんとか生きています。子供たちは相変わらずというか絶頂可愛いのだけどあまり会えません。
9 月18日(水)快晴
今朝が今年一番気持ちのいい朝、ってことでイイんじゃないかな。
先々日は台風で京都が大変でした。何十年に一度の降水と川の氾濫。まさに台風一過。
あまちゃん第139回:この顔
ついに3.11がやってきた先週。当日のことを描いた月曜日(第133回)の歴史に残る素晴らしい演出についてはどこかでまた書くとして、正直火曜以降の展開はあまちゃん始まって以来のダラダラ脚本だったように思う。確かにそれがリアルだった。3.11後のあの空気が少し蘇った。だけどドラマとしての、これまでのあまちゃんの密度からしたら、自分的には少しがっかりした週だった。
さてさて、そんな雰囲気も今週からは少し変わってきたようだ。特に震災を経たユイちゃんの演技がすごい。目が離せない。
ちなみに(ユイちゃんとは関係ないけど)昨日の放送(139回)でもモーレツに印象に残って忘れられないのがこの表情だった。
奇跡の生還を遂げた三陸鉄道の車両を、倉庫で待っていた地元民達。当日ユイちゃんと一緒に列車に乗っていた鈴木のばっぱが、
「オラのことを守ってくれた北鉄さ、お礼言わねば」
と語っているのを聞いている、吉田副駅長の顔。
ミッションコントロールで、昔の「すべてのウィンドウ」に近づける方法
おおよそマウスの3ボタン目、スクロールボタンクリックに割り当てていた「Expose」の「すべてのウィンドウ」がすっごい便利で描かせないものだったんだけど、
Lion以降かな?「Expose」から「Mission Control」へと変わって、全部のウィンドウが表示されずにアプリケーションごとにグループ化されちゃって。一発で望みのウィンドウを探せなくなっちゃった。
Lionに移ってから今のMountainLionに至るまで実は上記のことは諦めてそのままだったのだけど、このたび見つけました。解決方法。
システム環境設定>Mission Control>で、
「ウィンドウをアプリケーションごとにグループ化」のチェックを外すだけ。
これで、SnowLeopard以前の「すべてのウィンドウ」と、ほぼ同じ挙動になりますよ。
少しでもネットから受けた恩恵にお返しをしようと、このような(小さ過ぎてあまり情報がない、でも)個人的には大助かりTIPSを事あるごとにブログに載せているのですが、果たして検索で辿り着けるのかなぁということが心配ではあります。
あまちゃん第121回〜『おらたちの大逆転』
Twitterだと迂闊にネタバレは書けず、かといってこの気持ちをどうしたら…というかんじなのでとりあえずブログに書きます。
今週は、毎日泣かされることになりそうです。
先週の最後の最後に、夏ばっぱが自宅で倒れているのを大吉が発見。
その後の予告編がまた…もう心臓つぶれそうでした。
えてして人というのは、このように予告無く大病にかかったり、ある日いきなり倒れたりします。そしてその瞬間からいきなり、目を覚まさなくなってしまう。
周りは前日までの元気な様子を思い返し、「ああ、元気なうちにもっとちゃんと話しておきたかった。あれも話したかった。あのお礼もしたかった。もっともっと一緒にいたかった」などと後悔の念に苛まれることになる訳です。なんとかして1日前の、いや数時間前のあの時に戻れれば、一言だけでも感謝の気持ちが伝えられるのに…と。ひたすら悔しく思う訳です。
でも現実は、決して後戻りできない。
自分でも驚いたのが、ドラマの出演者である夏ばっぱに対して、それと同じような感情を抱いたことでした。
夏ばっぱが倒れることなんて、先週の最後の最後まで知らなかった。倒れてしまって、元気な姿が見れなくなってしまっている今、ああこんなことになる前に、ばっぱの元気な姿をもっとちゃんと観ておきたかった。何度も何度も観て、ばっぱの一言一言を、もっと噛みしめておきたかった。皆が元気だった、先週までのあの幸せな時間を、もっとちゃんと自覚して味わっておくべきだった。みたいな後悔の念が押し寄せてくるのです。
いかに自分が『あまちゃん』と共に毎日を過ごしているのか。思い知らされました。
(いやもちろんこの後のことは分かりません。きっと元気で戻ってくるんだよね。)
【本日(121回)のぐっときたポイント】
これは正確には前回:第120回のラストのシーン。
大吉からの「お母さん倒れた!」のメールを受けて
「どーせ嘘だから。気にしなくていいからね〜」と一蹴した(ように見える)春子。
その直後事務所にかかってくる電話。ソッコーで子機の受話器のスイッチを押すアキ。
でもそれよりもっともっと早く、一瞬でデスクの受話器を取り上げている春子。
どれだけ春子がこのメールに動揺していたか。
何の説明もせずに、動きだけで魅せる素晴らしいシーン。
※この直後に今週の予告が入るんだけど、改めて観てみると、予告の作り方も上手いよなー。これでもちゃーんと、サプライズを残しているんだよね、いつも。時間軸を自在に行き来しながら、1週間を巧みに数秒でまとめている。
オーディションに向かうアキと父と水口。立ち止まって「やっぱ怖ぇな」とつぶやくアキに、さらっと「やめるか?アキ」という父・正宗の口調が、優し過ぎず、かといって冷たくもなく厳し過ぎず、妙に印象的だった。
ずっとダメ親父のように出演し続けていた正宗だけど、なんというのだろう、これまでの出演のすべてが、このシーンを見た瞬間にぐるっとまとまって、なんかやっぱ良いパパじゃん、なんて思わせるんです。その後のアキのセリフ「オラには、夏ばっぱがついている」も、水口の「俺も、クビになって以来だよココ来るの」も良かったけど。一番ぐっときたのは正宗さんの演技だった。
病院で、弥生さんが歌いはじめた「いつでも夢を」。ユイちゃんが歌い始めるシーン。ベタな演出なんだけど、完全に観てるこっちは北三陸の連中と気持ちがシンクロしている。そりゃ歌うわな。ばっぱに目覚めて欲しい、なんとか起きて欲しい、その気持だけなんよ。
ところでオリジナルの『いつでも夢を』。
改めていい歌だねぇ。
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閑話休題。
最近読んだこの、もんじゅ君によりよる大友良英さんのインタビューは、震災と『あまちゃん』を巡るテキストの中で今のところ一番好きな文章かも知れません。ぜひ多くの人に読んでもらいたい。無くなるといやなのでまた後で引用させていただきます。大友さんも、そしてやっぱり聞き手としてももんじゅ君も素晴らしい存在です。
もんじゅ君の「ズバリ聞きますだよ!」第4回 –
→【前編】じぇじぇ!大友さん、『あまちゃん』は2011年夏の福島から始まっていた、ってどういう意味ですか?
やっと暑い
今日は車載の温度計が37度を指した。今シーズン最高気温。
でもまださっぱりしていて過ごしやすい方だった。
毎年ゝ「暑過ぎる!」「異常気象!」と言われてたからなぁ。
こんな年もあるんだよ、と記録しておきますよ。
東京からのお客様といただいたコース料理の一枚。古来種の白茄子と巾着茄子だったかな?グリルと塩だけのシンプルな調理。他にも古来種の茄子をいただき、それぞれに楽しみました。
トマトソースなど
お盆休み続き。本当に久しぶりの(5〜6年ぶりか?)お休みらしい、ゆったりとした休暇。普通ならまずこんなこと(ふたりとも二日間預けること)はしないんだけど、今回は相方の精神的な病み度を考慮しあっさりと決行。やってよかった。ラクだ。映画を観て、本を読み、お買い物がてらドライブして色々話す。 続きを読む
やっと夏本番(TED、黄金を抱いて飛べ、007スカイフォール)
お盆休みに入る数日前からやっと暑さがやってきた。ぎりぎり10(土)に初めての(そして恐らく最後の)海遊びが出来たので、まぁ良かろう。
お盆休み二日目の今日は朝から少し涼しかったので、2人で庭の草刈りをした。子供たちは一人ずつそれぞれの実家に預けている。夜中から『007 スカイフォール』『アバター(400円で購入)』を観ている。実家がどちらも近いおかげでこんな時間を持てる。ありがたい。最近同じように実家預けのおかげで『TED』や『黄金を抱いて飛べ』を観れた。すべてレンタルDVD。
『TED』★★☆☆☆
結構観る前のハードルが高すぎたかも。もともとコメディには辛いので。というか自分にとっては丁度あまり語ることのないレベル。
『黄金を抱いて飛べ』★★★☆☆
すごく良く出来た映画だと思う。本当に。だけど今の自分はまったく求めていなかった。ネタバレ→妻子を車でさっさと轢いて復讐とか、ひたすらに気分悪くなるし。普通にバイオレンス映画好きな人にはとってもお奨めだと思う。気分悪いけど良かったですよ。
『007 スカイフォール』★★★☆☆
これも観る前のハードル高すぎたかなぁ。OPからしばらくはもう恰好良すぎて大満点なんだけど、全体通して期待のアクションシーンが少なかった印象。
夏休み
朝日の中、元気いっぱいにラジオ体操に向かう長女を、その後ろ姿を見送る。
これが本当に幸福な気分。
予想もしていなかった。
今日も涼しい。
朝の外気温23度。車のクーラーをかけていると寒いくらい。相変わらず雨空。古町のお客様へ直行なので久しぶりに海岸沿いを走る。海の匂いが懐かしくてちょっと泣けてくるくらい。本当に色々あったこの数週間。また後で書くこともあるかも知れない。でも家族の繋がりだけちゃんとしていれば、大抵のことは乗り切れるものだ。
今年の夏は始まらない
7/末までの、自宅リビングのクーラー稼働回数はたった1回のみ。涼しい年だ。
大雨の降る梅雨がなかなか明けない。8/2現在でも未だ明けぬ。
当然海などは遊びに行けない。