カテゴリー: お出かけレポ

長女とアウトランドへ・越後妻有に1泊2日

「暑くなる前に、アウトランドに泊まりたい」という長女の希望で、6/14-15と越後妻有へ。

「もう死んでもいい」と呟く位に良い想い出だったので、私の遺書こと当ブログにちゃんと書き残しておきたい。
今回に限らず、長女との越後妻有旅行(大地の芸術祭)はすべて、自分の人生における最良の瞬間であったので、くたばりそうに前に書き残しておかして寝たきりに備えたいと思う。※只今ブログに絶賛回帰中。

6/14(土)10時出発

まずは越後妻有に向かう道中、小千谷で降りて「ベーカリータキザワ」へ。ここの「サラダ揚げパン」が大好きで無性に食べたくなるのだけど、7:30に開店して結構早く売り切れちゃうので、今まで買える機会がなかなかなかった。無事ゲット。朝ご飯用の食パンも購入。
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安野光雅展「安野先生のふしぎな学校」へ。

長女と長岡近美の安野光雅展「安野先生のふしぎな学校」へ。
これで「新潟春の絵本まつり」コンプリート!

※2025年春、新潟県内の3つの美術館にやってきた「絵本」をテーマにした展覧会をまとめてそう呼ぶらしい。

この展もめちゃ良かった。というか春の絵本まつり、3人の展示がどれもすさまじく良くて、新潟2025前半線の充実度たるや。

安野光雅展は、前半の、日本の唱歌に合わせた作品と、「かげぼうし」が好きで、特に前者は泣きそうになる位素敵。
展全体にキャプション(絵本の本文)のボリュームが多く、またその内容が気になる話ばっかりだから(褒めてる)、文字を読むのに結構な時間がかかります。体力要る。

展示会の後は二回目の「ペペ」でランチ。奥のタマゴサンドが絶品。卵焼きだけのものと、キュウリをはさんだの二種。卵焼きが柔らかいのに半熟ではなく、パンの薄さ、絶妙なマーガリンと辛子、ことあるごとに言ってる「バランス」が素晴らしいのだ。これだよ。これ。

そしてフルーツパフェ。あげたくないあまりに一瞬で食べてしまった長女が絶賛してました。見た目よりフルーツがずっと種類多く入ってて、懐かしい味のアイスと生クリームで、くどくない。

また行きたいなぁ。サンドとパフェを全種制覇したい。

※喫煙可なので気になる方はピークを外すのがおすすめ。

日記:新津の荒井良二展など

昨日5/3(土)。
オープンオフィスに寄っていただいた女性2人(時に3人)と夕方から呑みはじめ、何時くらいまでだったろうか、パートナーについて、みたいな話で盛り上がってた。やっぱりこういう話は、その人がどう考えているかの部分はもちろんなのだけど、何故そう考えるに至ったか、その人の背景や人生の話を聞くのがとても興味深く、尽きることなく聞いてしまう。こんな場が持てることのなんと豊かで幸せなことか。ありがたい。

5/23(金)の医学町ビルナイト、参加お待ちしてます。DM他で私まで連絡ください。顔なじみの方もぜひご一緒したいです。

▶ウチノ食堂でちょっと読んだ光嶋裕介&青木真兵『つくる人になるために』(灯光舎)が届いた。すごく束のある本紙なので意外と早く進む。お二人のいらっしゃる5/10の津川WSまでに読了せにゃ勿体ない。これは福島コトウさんと2会場で開催される。

▶今日は新津美術館で荒井良二さんと宮本武典さんのトークへ(展示へは既に2回行ってる)。30分前に着いたのに相当な行列が出来ていて50人の定員ギリギリ。あぶなかった(後で知ったが定員は急遽100人に増やされていた)。トークの内容は宮本さんによる客観的で解像度の高い荒井さん観察記と、挟まれる荒井良二さんの名言、というスタイルで時間があっという間。筆記で質問を回収していたけど自分は相変わらず出せない。今まで質問と言われて出た試しがない。何故みんなそんなに出てくるの?

増田さんとこのひなたちゃんと荒井さんの前回のWSのエピソードを宮本さんが話していた。18年前の個展でグランドピアノがいきなり欲しくなって、学芸員・荒井直美さん(同じ荒井さんでややこしい)がなんとか見つけてきた話(すごい!)とか。隣には昨晩事務所で呑んでたyu_koさんが座ってて、荒井さんの描く夜空が好きだと言ってた。すぐ後ろには迫さん。いくつかのインタビューで彼は荒井さんの言葉にどれだけ影響を受けたかを語ってたっけ。

多くの人に影響を与え続け、なお今回のような刺激的な場を、作品を作り続けてる荒井良二さん。同時代に生きてて良かった。生の声を聴くことができる。

宮本さん、多分十数年前に迫さんがやってたイベントで会ったきりだと思うのに自分のことを憶えてらっしゃった。なんて記憶力。

居心地良くて毎回寄ってる二階のカフェで、増田さんと迫さんとアフタートーク。1人で噛み締める時間も好きだけど、知り合いとこうやって色々共有できるのもいい。

▶帰ったら奥さんと長女で晩ご飯ほとんど作ってた。当番なのにすまん。自分は長芋のチーズ焼きを。これ超簡単で旨い。またやろう。


▶明日はお客さん来るので久しぶりのBBQ予定。午前は「いちまん」で買い物。安い豚タン、豚ハツが目当て。先日弥彦よろずやの閉店でしょぼんとなっていたらここでイカメンチ発見。そしてすごく美味しい。また買いに行かなきゃ。

▶昨年からの首痛期間で身体中、特に足にガタがきていて、今は立ち上がるたびに「イタ、イタタ…」と声をあげてる。確実にじじいSTEPを一段あがった。ずっと付きあわないとなのかな…と思いかけた首痛は、「コレ効くかもよ」と平野照子が教えてくれたエクオールを試しに飲み始めて、2週間くらいでほぼ痛みが消えた。自然治癒の時期とたまたま被ったのかも知れずなんとも断言できないけど、先月頭までのあの気分から考えると夢のようになくなっていて嬉しい。そしてまた別の不調が。こんなのの繰り返しよね。

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6/7(土)は『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)を入り口にした小さなお話会を、大好きな丘の上のおやつやさんで開催予定。公式告知は準備中ですが、今からでもって方はDMで申込いただけます。

「新潟と、ことばと、翻訳と、2」in北書店

2/26に北書店で開催された新潟出身の翻訳者4人のトーク「新潟と、ことばと、翻訳と、2」に行ってきた。

1回目に引き続き結構なボリュームでまたしてもメモが大量だけど早く書いちゃわないと忘れちゃうので。印象的だったトピックのみ抜粋です。

【登壇者】
○斎藤真理子:言わずと知れた韓国語翻訳者。「世界で1番多くハン・ガンの著作を翻訳している人」らしい(byアトロク2)。新潟市ご出身。
○阿部大樹:精神科医で翻訳者。自著もあり。柏崎市出身。
○工藤順:ロシア語翻訳者。高校が自分と一緒。山北出身。
○福嶋伸洋:ポルトガル語翻訳者で作家。小出・十日町出身。

●4人全員が「翻訳大賞」受賞経験者。

●新潟出身だからこその「外国と日本」の捉え方についての話。ロシア、ハバロフスク、韓国との繋がり。

●南の国の人が北国の話に憧れたり、その逆だったり。「文学における「ないものねだり」」の話。

●「北に向かう作家と、南に向かう作家」がいる、という話。

●大量に本を読む医師の阿部さん。読書は人間理解に直接繋がるようには感じないが、患者に話す「たとえ話」の材料として役に立つ。

●自分の生まれ育った場所の記憶についての話。翻訳する際に「原風景を想像する」ことは大事だと思う。(斎藤)

●読書の話。小説とノンフィクション(を読むこと)の間には溝があり、しょっちゅう行ったり来たりしないと、読む筋力が落ちる。(斎藤)

●翻訳の際に「ざわざわ」と感じる違和感のようなもの。これを解消するために注釈を入れたり色々と手をかけたりすると、誤訳のきっかけにもなってしまう(斎藤)

●知り合いの本は読みずらい話

●ロシア文学は泥を書くのが得意?


●前回に続き「ロシア文学とは?」の話。宮澤賢治は純ロシア文学。

●クラリッセ ・リスペクトルは「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」(福嶋)

●マンガ「美味しんぼ」が大好きなのだが、お金を払うシーンが1度もないことについてずっと考えていた(福嶋)

●作家と作品を分けることについて。その分かちがたさ。「発話の意図」が分からなければ自分は訳せない(阿部)

●「とてもこの小説が面白かったから、原語で読みたい!」という感想に対する何とも言えない気持ち。特に韓国語にありがち?
たとえば「初版に価値がある」=いろいろな人が手を加えていないオリジナルのものに価値を感じる気持ちと通じるのでは。

●第一回同様、方言の訳し方について質問が。その答えの中で「イージーリスニング地方語(斎藤)」という名称が出て来た。たとえば手塚治虫の「がす」など。

●辞書に出ていないような文学を訳すことにワクワクする(福嶋)。

●ロシア圏は辞書がWEBで共有化されていて、辞書の名前+PDFでダウンロードできることが多い(工藤)。

ざっくりとしたメモを元に書いているので、細部は違っていることがありますが、今回も面白かった〜!

2024年末〜25年始の雪

2024年の12月は毎週のように「10年に1度の大寒波」「日本海側で大雪に注意」と警報鳴りまくりだったのに、ことごとく外れた。3週外れたと思う。こんなことは記憶に無い。

結果新潟市中央区ではほとんど年内の積雪無し。年が明けてから10〜20cmが1回程度。
今年もこのまま積雪なく終わるような気がする。

これまでの経験から、
「全国で」大雪が降る仕組みと
「新潟市で」大雪が降る仕組みとは
全然違っていて、だから予想があまりつかないように思う。

「パーム・ナイト」から10年。

なにかで急に気が滅入ってしまっていたのだけど、ぽんっと久しぶりの友人からLINEが入り、「ちょうど10年前の今日、あの日だったよ」と教えてくれた。

池袋での「パーム・ナイト」。

獸木野生・旧伸たまき氏により40年以上続いているコミックを熱く語ろう、という回。同年に初めて開催された新書館の公式イベントで知り合った数人で主催したのだった。この年の出会いは本当になんというか一生の宝物だ。

獸木野生『パーム』オフ会「パーム・ナイト」開催しました

その後も3月のライオンの映画を一緒に見る会をやったり。

『3月のライオン』映画をぶっ通しで観る「ライオン・ナイト」を開催


上京した時に呑んだのも本当楽しかった。いろいろ思い出してなんか人生救われた感。

その後、今年坂口恭平さんを呼んでくれて一緒にイベントのアレコレをやってた彼女が2階のtetoteさんの企画展ついでに赤ちゃんと寄ってくれて、共通の知り合いのことや、自分の投稿きっかけに『虎に翼』を観はじめてた話とかしてくれたりして。嬉しいなぁ。そっかー。坂口さんのトークは6月だったんだ!と思ったり。

自分は「あっという間に時が過ぎる」感じが滅多になくて、いつも毎年「今年の1月のことは遥か昔のようだ」と思ってしまう。6月の坂口恭平さんも2年前くらいに思える。パーム・ナイト、まだ10年前なのか。記憶力のないせいでこんな感じなのかしら。

人に会うことで自分はなんとかやっていける。ほんとは毎日でも呑みに行きたいけど笑、娘の受験やら家庭の事情でそうもいかない。せめてお茶しに寄ってってください。

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自分の書いた昔のPALM関係の記事を読み直していた。獸木野生氏はこう書いている。

さて、人間同士がきちんと礼を交わして別れることは意外にまれです。特に作家には決まった退職年齢もなく、読者に改まって感謝を述べる機会もそうありません。

わたしは長い物語を書いているので、話が終わるときには、ずっと読んでくれた人にきちんとお礼を言いたいものだと常々思ってきました。そして今その時が来たようです。

会いたい人、御礼を言いたい人は、明日にでも会えない人になるかも知れない。会いたい人には今会っておくべきだ。自分に言い聞かせるために。

大友克洋『童夢』実写版パイロットフィルム

3/20と21は、新潟国際アニメーション映画祭で大友克洋さんのトークを2日連続で聞いていました。


ああ、あの大友克洋が目の前に実在して、話しているんだ…という感慨でいっぱい。19日の永野護氏に続き、自分にとっては二人の創造神に2日続けて出会うという、とんでもないスケジュールでした。

20日はりんたろう監督の新作『山中貞雄に捧げる漫画映画『鼠小僧次郎吉』』の上映。大友氏はキャラクターデザインで参加。

21日はシネ・ウィンドでの大友克洋レトロスペクティブ企画。『ロボットカーニバル』『GUNDAM: Mission to the Rise』『童夢(パイロットフィルム)』『老人Z』の4本上映。中でもほぼ初公開お蔵出しとなる『童夢』実写版パイロットフィルムがafter6junctionでもかなり話題になっていましたね。

さて大友さんの漫画は、AKIRAから入り、その後初期の短編集に出会ってゾッコンになったクチ。『童夢』との出会いはもうトラウマに近い位のインパクトでした。

その漫画へのリスペクト度がずば抜けてとんでもなくて、もはや神様レベルなので、当時彼が参加したり監督した映像作品を観に行く時も、事前の期待・ハードル値がバク上がりしていました。その結果、『AKIRA』を除いては(というかAKIRAのおかげで更にハードルが上がり)殆どの作品で、およそガッカリして帰ってきた記憶ばかり笑。

今回1番の目的は『童夢』。

これまでスニークプレビューで上映されるのみで、ほぼ存在さえも知られていなかった、大友氏自身が監督する7分20秒のパイロットフィルム。10年前の制作なのでCGにしてもなんにしても今観ちゃうときっと厳しいし、あまり期待しないでおこう…と思っていたのですが(とは言いながら寸前で原作を読み直し気持ちはアガっていたのだけど)思ったよりずっと引き込まれました。これ、予算も手間も相当頑張ってるよね?という印象。

短いパイロットフィルムなので、選ばれるシーンによってはティーザー的な内容かも?と予期していたのだけど、なんとあのマンション上下逆の名シーンが入っていて!これは皆びっくりしたと思う。

そして全編通してチョウさんの不気味さが実写ならではの演出で伝わってきました。主役の女の子は後ろ姿のみ。この作品って、ある意味刑事たちが主役だと思うのだけど、彼らを匂わせる雰囲気も良かった。一部爆発シーンもあって、出来も想像よりずっと良かった。

原作のモデルとした団地はロケの許可が取れず他の団地を使っているそうなんですが、あの大きな団地の不穏な感じ、エレベーターなんかを効果的に使って、かなりゾクゾクさせられました。ちなみにあの世界イチ有名な「壁ドンッ!」シーンはありません。

上映後のトークは『老人Z』の北久保弘之監督と一緒に藤津亮太氏の司会で、1時間以上にも渡る長いものでした。北久保監督の「職業監督ぶり」エピソードにかなり長い時間が割かれて、これが業界裏話的に面白い。くりぃむレモンとかやってたんですね。

大友さんは自作についてはあまり語りたくない笑とのことでしたが、童夢についてはその端々から、かなり予算的にも内容的にも当時最大限頑張ってらした様子が伝わってきました。

あと大友氏の映像への関わり方(自作以外含む)が時系列で知れて、これはきっと大友全集とかにまとまるのかも知れないですけど、今までおよそ知らなかった内容で非常に興味深く聴けました。



ところでこういう業界トーク、たとえ客層がマニアックだとしても、聞き取れないような単語、専門用語、説明無しの個人名、通称・愛称などはできるだけ司会が補足すべきですよね。藤津氏はもうなんか「そういうトーク」の空気になってて、そう、空気感はとてもいいのですけど、少し残念。(ラジオ出演いつも楽しく拝聴しています!)
場合によっては、この補足説明だけでトークの満足度ってすごく上がったりするじゃないすか。自分の時も顧みなきゃと思いました。

新潟国際アニメーション映画際、こんなに素晴らしいラインナップにもかかわらず、コンペ作品が1つも観れなかった…。スケジュール的に無理。これでもいっぱいいっぱい。
できればもう少し、長期間かけてできればいいんでしょうけど、回を重ねて少しずつ、なんでしょうね。

19日の永野護トーク後の呑み会では「サンライズロボットアニメ特集、見たいよね」でもやるなら多分、自分達がやんなきゃなんだな、とか話してました。そういう歳だし。次回以降、何かご縁あれば!

永野護・川村万梨阿トーク付『ゴティックメード』上映会

3/19日、永野護・川村万梨阿トーク付『ゴティックメード』上映会へ。自分は初見。

この組合せ(夫婦)でのトークは勿論、永野護氏のトークを聴ける機会自体が相当に貴重みたいだ。

司会の井上伸一郎氏(同映画祭フェスティバルディレクター)が素晴らしかった。元角川書店の社長で(とは言え偉そうな感じは皆無)主役2人とは旧知の仲。彼が進行することでお二人のムードが最初からリラックスしていて、場の空気作りとか「今日はどのあたりのレベルで話すの?」みたいな探り合いなど、余計な時間がなく、最初から単刀直入に本題ばかり。聴きたい話ばかり。

あそこに集まったお客さんの殆どが求めているモードだったと思う。そのくせマニアックな内輪話に偏ることなく、さりげなく話を本筋に戻すそのやり方も、主役2人との信頼関係あってこそだろう。

そう、司会との間に信頼があるから、永野氏・川村氏の返答が「余計な気遣い無し」ですごく気持ちいい(まぁ永野氏は普段からこういう感じだったと思うけど)。

#fss_jp と同じく35年以上続く「PALM」ファンとして、長く続く連載には、何より掲載し続ける編集部や出版社の理解と努力が大切だと、身に染みて感じている。その一部を支えたであろう井上氏が司会をされていること、それだけで、気持ちが盛り上がる。

あのリブート(世界的にも例がないだろう作品内世界の大幅なデザイン・名称変更)と映画『ゴティックメード』の関係の話では、もう忘れかけていた当時の衝撃、戸惑いなども思い出した。この話題を作者自身の言葉で聴けることの興奮ったらなかった。

上映はスクリーン下のウーファーが効いてるのか凄まじい臨場感。永野監督が最初から「音響には徹底的にこだわった」と言っているだけある。最後のクレジット、音響協力でIHIジェットエンジンなんたらって会社名が出てきてちょっと笑った。

カイゼリンの起動や色の変わり方など、初めてゴティックメードとはこう動くのだ、という答えを見せてもらった感じ。これはリブート前の公開当時には到底理解できなかったと思うので、この映画、ひょっとしてリブート後に観た方がいいんじゃね?と思った位。なんにしても原作読み返さなきゃな。

ストーリーはファン以外にはまぁそれなりの短編って感じだろうけど、読者である自分にとっては、勉強しまくった星団のあれやこれやの歴史がモーレツに脳内補完され、大きなカタルシスを呼んだ。最高体験でした。

上映後は、知り合いの読者と打ち上げへ。あのトークを聴いた後に語れる場があることがとても嬉しい。あの貴重さを、創造神の言葉を生に聴いた感動を、分かち合えることの喜びたるや。嬉しくて呑みすぎてしまって、翌日は結構な二日酔いだった。

永野護さん、川村万梨阿さん、新潟に来ていただいてありがとうございます!

長女と「大地の芸術祭2022」へ

先週末はJK長女と2人で大地の芸術祭一泊の旅へ。

大地の芸術祭は2003年の第二回から行き始めて、第三回に来た時、長女は妻のお腹の中にいた。8-9か月くらいだった。生まれてからも殆ど来ているんじゃないだろうか。そんな娘も今や自分の背を越す位に大きくなっている。

奥さんと次女が関東に出ていたので、この機会に初めて2人旅行を計画し、これが本当に居心地良くて最高の時間だった。同じものに感動して同じものを心から美味しいと喜べる、そればかりの旅。
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久しぶりのオフ呑み

仕事の出張のついでに、以前パームナイトを一緒に主催したお二人と東京駅近くのクラフトビールバーで呑んだ。3時間ほどがあっという間。最初は主に『なつぞら』の話。後半はNさんの昔の就職の話や他のドラマやオタ終活や漫画やいろいろ、昔話も笑える夢の話もあちこちで、尽きることがありません。幸せとしか形容できない時間です。こういう時間を繋いで生きていきたいね。忘れないように投稿しておきます。

二階建てMAXときはもうなくなるそうだ。乗るのはこれで最後かも知れない。色々思い出あるなぁ…。
(ああ社内の写真撮っておけば良かった!)

 

 

『安藤忠雄展〜挑戦〜』

『安藤忠雄展〜挑戦〜』in国立新美術館。圧倒されました。面白かった!
自分も含め、「建築家の展示?ちょっと…」という位の人でもきっと楽しめます。特にSF好きは行った方がいい。模型を見た限り「マジでこれ現存するの…?」と実在を信じられない「夢の世界のような建物」の数々。それらがちゃんと実在して、使われている証拠を動画で確認した時の驚き。実際使う人にとっては色々と優しくなさそうだ…と思ってしまう安藤建築ですが、その美しさは、桁外れでした。

模型の質が、それだけで芸術作品レベル。殆どが木で作られている。何故か丘の段差を表現するのにも等高線状に切られた板を多層に積み重ねるという…(業界では当然なのかどうか知りませんが)スケールも桁違い(個人宅から集合住宅、島まるごとまで)。この模型たちだけでも充分に見る価値ありました。

図録を買って帰って、見直してみると分かる。この展示は、模型の現物を見ているから故に、凄みが増すんだなということ。

屋外に再現された「光の教会」も、何か簡易的な材料で作られているのかと思いきや、叩いた限り普通のコンクリートなんですけど…これどうやって撤去するんだろう。

最初の建築例ラッシュ(30棟くらい)は行列になっていて、よほど時間を確保していかないと見れないです。人の後ろからでは見えない。自分は諦めました。でも奥の大部屋の展示はどこからでも自由に廻れる。お薦めです。

獸木野生『パーム』オフ会「パーム・ナイト」開催しました

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30年前に始まり、今も雑誌『Wings』で連載が続く大長編クロニクル漫画、獸木野生著『パーム』シリーズ。この作品を愛してやまない人が集まり、愛を語りたおす夜「パーム・ナイト」を、去る12月12日に池袋で開催しました。満足、大満足の一夜でした。そのレポートです。ずいぶんと時間が経っていて細かい所は書けるほど覚えていなかったりしますので(すみません)どちらかというと「このような体裁で会が行われました」というハードの面で見ていただけると良いかも知れません。
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獸木野生『パーム』トークイベントへ

2014年4月10日(木)、獸木野生氏作のコミック『パーム』シリーズ、初の公式トークイベントが池袋ジュンク堂本店で開催され、新潟より行ってまいりました。30年以上続いてきた作品の、初の関連イベントです。言わずもがなファンにとっては本当に本当に貴重な場となりました。かなり長文で余計なことも書いてしまいそうですが、レポートを残したいと思います。
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やきめし

ST330013.jpg今日、とある山の中に営業で行った帰りにふと立ち寄ってしまった「定食屋」。と書いてあるわりにはメニューは「ラーメン」「焼き肉定食」「チャーハン(店主はやきめしと言っていたが)」の3つだけなんだけど。

店の真ん中にはドラム型?の薪ストーブがデン、と鎮座し、室内全体が「これは本当にお店なのか?」と思わせる生活臭ぶり。ストーブの向こうのテーブルには何か不思議な卓上電気コンロや、大きな虫目がねが置いてある。冷水機はこの古い物好きのワタクシを持ってしても勇気を振り絞らされる荒みようだ。

さてメニュー。何だか究極の選択のようだが、焼き肉定食は本能的にヤバい!と直感し(脂身苦手なオレにとってこうゆう店の「焼き肉」はヘタすると一口も食えなかったりする)、かといってラーメンは出る前から分かり切ってるようなモノだし…ということでチャーハンに決定。

想像通り「田舎のおばちゃんが余り物で作ったヤキメシ」そのものが出てきた。添えてあるみそ汁のお椀が汁にまみれて汚いのなんの。これで700円だと。

何だか異空間にさまよいこんだ気分だった。勿論貸切でございました。
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妻有写真レポート

越後妻有アートトリエンナーレの写真アルバムを作りました。前述した通り今回はビデオがメインで、写真はあんまり撮ってないです。
【妻有写真レポート(18枚)】
使用カメラは

●canon FT-b(銀塩)
●ビデオカメラ(sony HC-3)のスチル機能

縦横比が細長い方が銀塩です。FT-bはイイ色&ボケ味なんだけど、スキャンが面倒だよねー。これほど入れ込んだイベントでもない限り、銀塩でwebアルバム作るのはやっぱり億劫だ。

さて妻有トリエンナーレの話。

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ABOUT

1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。

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