毎月楽しみにしてた『編集会議』の「マガジン・プロファイリング」や「女性誌通信簿」を読んでたら(前の日記でちょっと紹介してる)何と今月で終りとのコト。いかにも突然決まったみたいに、本文中では何も触れずに筆者紹介欄だけでの告知。
マジかよ〜ショ〜ックMEィ〜とか思って読み進めていくと、花田編集長が読者の質問に答えるコーナーも最終回。アレ?何だこれ。ヤぁ〜なカンジがするぞう。ただの改編とはちゃうのか。イヤ、そうだと言ってくれ…。内心祈りつつ中身をカッ飛ばして、巻末の編集長後記を読んでみる。
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『ダ・カーポ』540号の雑誌特集で、石川次郎さん、出石尚三さん、目黒孝二さんが小誌をお読み下さっていることを知り、嬉しい思いでした。
井上ひさしさんからも「ずっと定期購読をしている」とのおハガキをいただき、ありがたく、かつかつ恐縮しました。
編集長冥利に尽きます。
そんな時になんですが、今号で編集長を降板することになりました。期待していたほど部数も伸びず、編集方針を巡ってのあれやこれやに、疲れたというのが本音です。
(後略・太字shiro)
………………。ああ。キタよ。愛読している雑誌がツブれる時の、あのカンジ。
何度味わっても
サイアクだ。
知らないヒトにとっては、編集長が変わるくらいで何をオオゲサな、と思われる向きもあろう。相方に話してもそんな反応だった。
違うのだ。特に『編集会議』における花田編集長の果たしていた役割は。彼が就任する前の同誌と比べてみればすぐ分かる。勿論、後任のヒトがタマタマ面白い雑誌を作ってくれる可能性は、ないワケじゃない。ソレはまた別の話。
くっそ何でだよー。きっとエディトリアルデザインだ(決めつけ)。この雑誌、敢えて欠点を挙げればデザインが徹底的にダメ(あとデジタル関係の記事ね)。何度手紙を送ろうとしたことか。あー、送っておけばよかった。くっそーう !くっそーーーーーううう!!!!!くっそーーーーーううううううう!!!!!
だけど、この後記にはつづきがありまして。
けれど、ぼく自身はこれで雑誌づくりをやめてしまうわけではありません。心機一転、この秋に新しい雑誌を創刊します。「大人のための月刊誌」
堤尭さんの「ある編集者のオデッセイ」はじめ、「女性誌通信簿」、西原理恵子さんなどの連載は全部まとめてその雑誌で再開予定。
ま、こっちに期待するしかないわな。
●つか今月号の特集「大名鑑・編集長300人」はタイトルそのマンマ、詳細な『マスコミ電話帳』みたいな内容で、こりゃ業界人以外にはイマイチですよ。あと巻頭特集が椎名誠×和田誠「これが最後の『誠の話』」。あの『マルコポーロ』で連載してた2人の対談が十年越しに単行本化された、とゆう話題で。宣伝じゃん。うわー花田さん、最後っペ、みたいな。でもオモロいんだ。この本絶対買います。写真がスゴい良いみたい。