鴨志田穣の通夜の話。つづき
「柳美里の今日の出来事」3/22より引用
西原さんは喪主としてあいさつをしました。
彼はふたつの病と闘いました。ひとつはアルコール中毒で、もうひとつは癌です。アルコール中毒は致死率8割という難しい病気で、完治することは難しいのに、彼は、わたしを含め、周囲のひとに意志が弱いひとだと見放され、十年間もたったひとりで闘わなければなりませんでした。怖かったと思います。苦しかったと思います。たったひとりで闘って病を克服して帰ってきたのに今度は癌に……
彼と最後の日々をすごした3ヵ月間、彼は一度も愚痴や不満をいいませんでした。仕事が楽しい。生活できることがうれしい。生きていることが幸せだといっていました。とてもいい男でした。彼のことで嫌な思いをしたひとは、どうか忘れてください。ほんとうは彼は意志の強い男です。いい男です……
(後略)
漫画家いさやまもとこさんの日記・3/21より引用
(中略)
どうやら末期癌で最期の半年間は元妻と子供達と暮らしたらしい。
私は元妻に「大変だった?介護生活だったの?」と声をかけたら「あたしの持てる財力・コネを全て使いまくったけど、ダメだった」と答えた。
(後略)