風呂

高山なおみさんの『帰ってきた日々ごはん(1)』を読みながら1時間ほどだらだらとお風呂に入る夜中。寒くなったら「お風呂は2日に1回」がポリシーだし、どっちかといえばお風呂は嫌いな方だけど、本を読みながらダラダラ入っている時は「お風呂サイコー!」って思っちゃうよな。

Instagramで読書録を付けられないかをしばらく前から考えていて、今実験中。ブログに書くことが前提なのでそのうちアップします。インスタでは皆文章を読む気があまりないみたい。自分もそうだな。だから「見られるインスタ」から「使えるインスタ(自分にとって)」へと少しシフトする感じ。上手くいけば、だけどね。Facebookは全然シフトできなくて、離れちゃったから。

  

あさが来た #120

#120 「今、話したい事」
シリーズ中最大の事件が起こる回。すさまじい熱演に唸る。

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娘・千代とのすれ違い。どうしても言い合いになってしまう二人。普段自分は長女と妻のとやりとりを見ているのでどうしても投影してしまって、泣けて泣けてしょうがなかった。母娘だからこその難しい関係が、すごくリアルに表現されていた。

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日本初の女子大設立に力を入れていることが悪い噂を呼び、預金の解約まで出ているとの話。反論しようとするあさを無言で諌める進次郎。ここですっとひくあさが見事。シリーズ通して、この「強情を通し過ぎない、ひき際」が見事。見ていて余計なストレスを感じないのはこういうところも要因だろう。

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酔っ払って加野銀行であさと女子行員に対し侮蔑の言葉を吐く萬屋。暴力をふるう寸前に後ろからすっと出て腕をひねり上げる進次郎。絶好過ぎるタイミング。いよ!待ってました!その後のセリフも決まりすぎ。

「萬屋さん!わてはな、大概のことは気にならへんのだすけど、2つだけ、どないしても腹に据えかねることがありますのや。それはな、男がおなごに手をあげることと、わての嫁さんに的外れな悪口言われることだす!」
萬谷「なんやと!」
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新次郎「帰っておくれやす!!!」

(鳥肌ぞくぞくっ!)
かーー!!!!最高や!

一方場面が変わり、帰ってきた千代を道端で「もっと話がしたい」と呼びかけるあさ。「話すことなんてない」と無視して歩き続ける千代。「どさっ」という音とうめき声に千代が振り向くと…

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萬屋に刺され、倒れ込んだあさ。
しばしぼう然となる千代。事情を理解した後、絶叫する。

その声に飛び出してきた進次郎。
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これまでの「あさが来た」にはなかった、玉木宏の強烈な演技が圧倒的。

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病院。危篤状態のあさに呼びかける進次郎。見ているこっちはもう涙で前が見えない。
これまでの仲良し夫婦の関係が、フラッシュバックで蘇ってくる。

その呼びかけに応え、奇跡的に生還したあさ。

つづく。

  

あさが来た #113

#113「みかんの季節」

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加野屋に働きに出る長男・藍之助を見送るはつの顔。
この前に
「大きくなろうやなんて思わんかてええ。
地に足つけてしっかり歩くことさえできたら、それでええんだす」
というセリフ。ベタベタなシーンだけど、宮崎あおいが演じるとこれまでの苦労をすべて背負った奥さんとしての経験を見事に感じさせる説得力のあるシーンに。

最近観た映画

メモ。

『ブリッジ・オブ・スパイ』2D字幕・シネコン

ひたすらに地味な映画だったが好み。ソ連のスパイ役好き。たまに流れる音楽の使い方。バーでトムハンクスがCIAに啖呵を切るところ、ゾクゾクした。トムハンクスってほんと、「特別感」がないじゃない?彼を観に行くような俳優じゃないし、アップでポスターに出てくるとめちゃくちゃ既視感ありまくりでなかなか映画館に足を運びにくいんだけど、町山さんのたまむすび評をきっかけに行っていたら、やっぱり良かった。
トムはなんだかんだでいつも裏切らないのだ。
★★★1/2☆

『怪盗グルーの月泥棒』吹替・iTunes

年末『ミニオンズ』から立て続けにシリーズを制覇しどれも傑作だったけど、1作目のこれが1番好きかな。シリーズみんなキチガイ映画(褒め言葉)だけど、これは子供達とのほんわかエピソードもあり、好み。
★★★☆☆

『カンフーパンダ』吹替・iTunes

完全になめてた。何コレ大傑作じゃない。モーションキャプチャーを一切使わなかったというカンフーアクションは、これまで観たことのないクオリティ。これはアレだ、宮崎駿が昔にやっていた「漫画映画」、あのスピリッツを引き継ぐ作品ですよ。ストーリーも、語ろうとしているテーマにも共感。子供と観るにもすごくオススメの良作。
★★★★☆

 『カンフーパンダ2』吹替・iTunes

1作目がすごかったのでさぁ2は…と思ったら…予想以上にすごかった。「1」プラス、ロードオブザリングといった感じで世界観が広がっている。相変わらずのオススメ。
★★★★☆

 『ピクセル』吹替・iTunes

期待外れ。ゲームのカタルシスもリスペクトも感じられない。アクションとは関係ないところで延々と続くしょーもないギャグにうんざり。半分位はそんな感じ。展開には驚きも全然ない。ドンキーコングが25mで終わるって何よ。(しかも普通速効でワープする面だし)語ろうとしているテーマにも、ちっとも共感できない。ナムコ黄金期にアーケードゲーマーだった自分にとっても、ひじょーに残念。
★1/2☆☆☆

『マイ・インターン』字幕・iTunes

期待通りのハッピーハッピー映画。誰も悪い人は出てこず(出てきても改心し)、イヤな気持ちになる箇所も殆どない。アン・ハサウェイとデ・ニーロを存分に堪能できる。ストーリーも想像通り。だけど、こういうありきたりの物語を、そのままちゃんと作って引っ掛かりもなく気持ち良く見せるのって相当な技術だと思う。だって希有だもの。
★★★☆☆

『駆け込み女と駆け出し男』iTunes

すごく好き。1/3位は聞き取れない江戸言葉で分からないままどんどん物語は進む。やけにリアルな美術と相まってぐいぐいと引き込まれる。女性達が気持ちいい。
最後の侍女子と鉄鋼女子のバディ感は特にぞくぞく。洋ちゃん見事なハマり役。原作も読みたくなる。ちょっと不思議なぶつ切り編集がたまに気になるけど、それも含めて個性かな。所作が粋で気持ち良い。樹木希林も見事。
★★★★☆

『オデッセイ』吹替4DX・シネコン

原作からあちこちカットされているのはしょうがないといえどうしても気になった。それと(自分のミスでそうなっちゃった)4DXにあちこち気をとられてしまった。キャストは文句つけようのないベスト配役。『アポロ13』+ギャグ、といった全体の方向性も見事。ただひたすら問題に向き合って、考えて、解決する登場人物達。美術、演出、すべて圧倒的に見事。映画化に際して(ドラマをアツくするための)余計なエッセンスを追加していない。だからこそ、アツくならずにはいられない。早くもう1回、2D字幕で観たい。
★★★★☆<今のところ

  

あさが来た #106〜107

もう毎日毎日安定した、しかもひたすら高水準のドラマ『あさが来た』。そんな中でも2016年2月4日放送#106と05放送#107は実に気持ちの良い回で、仕事や男女のことについてのツボ突きまくりなセリフの数々で何度涙ぐんだことか(多分そんな人はあまりいないと思う)。
見事にカタルシスを呼び起こすセリフが本当に良かった。全部を書き起こしたいくらいだけど、とてもそんな時間はないので、備忘録代わりに名シーンを貼っておきます。

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初めての女子行員採用を説得するあさの啖呵!波留はやっぱり啖呵なのだ。

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選び抜いた4人を前に心意気を語るあさ。この4人の表情も実にいい。

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母とぶつかってばかりの娘・千代に、人の「器」について、あさの例で話す新次郎。大阪でクサってないで、知らない土地京都で女学校に行くことを進める。

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登場しただけで引きつけられるはつ(宮﨑あおい)。苦しいながら農家で既にやってきている奥さんの貫録が見える。

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家業をけなした長男・藍之助を「許しまへん」と一喝するはつ。

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藍之助に「ここにいていいと言いたいけど、あさが絶対に許さないだろう」と話すよね(風吹ジュン)。「銀行に一番大切なのは『信用』」と、これまで何度も劇中語られてきた言葉が回収される。やさしく天然なだけではない、大御所のこの説得力。

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「大奥様…」と深々と頭を下げるはつ。表情ひとつでもう…。

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帰り際「やっぱり加野銀行はいいのお…」と話すお客の声で、思わず立ち止まる藍之助。

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その藍之助を厳しく咎める母の顔。シーンごとの、相手ごとの見事な演技。説得力。宮﨑あおい、凄すぎる。

 

出てくる俳優どれも良いんだものなぁ…こんなドラマを毎日観ることができるなんて、なんという幸せだろう。

 

 

たまたまの雪で大災害

先週末、雪不足の中の初めての大雪で、長岡をはじめとする新潟県中越地方で大混乱が生じた。とにかく道路が進まない。高速道路は真っ先に封鎖されるのだけど、下道が完全にマヒ。魚沼〜長岡、長岡〜新潟間が4時間は当たり前、長い場合は10時間以上。通勤往復で1日が終わってしまう地方も山ほどあったらしい。幸い大事はなかったけど、もはや大災害レベルで、渋滞の車には非常食(カロリーメイトと水?)が配られたとか。

その混乱は3日ほどで収まったのだけど、おそらくまた雪不足の毎日だと思う。
なにごともタイミングと分量次第であるなぁ。

※新潟市はなんともなかったけど、一歩中越に進んでたらエラいことになってた。出なくて良かった…

  

ユーモアは難しい

恐らくこの商売に就いて以来最大のトラブルに見舞われ(イヤもっとあったか?)いずれにしても徹夜でもろもろ対策に追われていた土曜の夜。しかも夕方には主催していたイベントを挟んでいるという、もう何だか気持ち的にもどうしたら良いのか張り裂けんばかりの週末。

で、その夜の間ずっと心の中で繰り返していたのは(ワトニーだったらどうするだろう)(ワトニーだったらどう考えるだろう)(ワトニーだったら何て喋るんだろう)でした。
結局ワトニーのようなユーモアは1mmも発揮できないままでしたが、気持ちはずいぶん楽になりました。どんな逆境でも、ワトニーに比べればマシだから。ワトニー、ありがとう。

ワトニーについては→こちらを。

  

MANNER MAKETH MAN

アーサー・ランサムの『ツバメ号シリーズ』に関して自分が書いた感想を読んでいた。そして気付いた。

このシリーズの子供たちの振る舞いこそ、
『キングスマン』の名セリフ、「MANNER MAKETH MAN(マナーが人をつくる)」を、そのまま体現してる。
イギリスものが好きな人の気持ちが、なんとなく分かった気がする。

Kingsman gentleman's Guide

  

S・キング『11/22/63』

分厚い上巻がもう終わる頃、500ページを超えたあたりで、本格的にのめり込みはじめた。主人公が運命の女性と出会い、「自分の時代」へ二度と帰らないことを決心したのと、ちょうど同じ頃。

空が白み始めた夜明け時の布団の中で、自分は1961年のアメリカ、小さなジョーディの町に住んでいた。こんな体験は久しぶり。あの小さくて四角い麻薬のような箱(60年代には存在していなかった)悪魔の箱から逃れがたい2016年では、こういう日が、こういう瞬間がとてつもなく愛おしく感じるものだ。

日本アカデミー賞:獲って欲しい人たち

3月の日本アカデミー賞で獲って欲しい作品・人たち!

●最優秀作品賞
『百円の恋』『海街diary』うーん迷う…
やっぱり最近観た分だけ『海街…』にココロ傾いてるなぁ。何せ『百円…』は昨年アタマだもんね。

●最優秀監督賞
『百円の恋』

●最優秀主演男優賞
『駆け込み女と駆出し男』大泉洋
まだ観てないけど(笑)。イイに決まってるよ。

●最優秀主演女優賞
『百円の恋』安藤サクラ

●最優秀助演男優賞
『百円の恋』新井浩文

●最優秀音楽賞
『海街diary』菅野よう子

●最優秀撮影賞
『海街diary』瀧本幹也

ってほぼ2作品やん!

  

そうなんだよな。

  

【日記】年末年始

28日:仕事納め。

29日:恒例書店での忘年会。今年は新聞沙汰になった某知り合いの件もあり大っぴらに募集せずこじんまりと。でもこれが1番好きな時間かも。結局その話題はあまりせず。楽しかった。

大晦日:いつもの通りの紅白とパズル。今年は絵柄の選択がまずかったのか、昨年と同じ1000ピースが年内にまったく完成できなかった。パズルは寝ないし盛り上がるのでいい。今年から義妹の旦那も参加。
紅白は昨年より盛り上がらなかった。浜崎あゆみみたいなオカしな奴が少ないし、とんでもない集団グループが何組も出てくるともうウンザリ。

正月:何年ぶりだろう。新潟市ではかなり珍しい、晴れ間の覗いた元旦。せっかくなので恒例の近所の神社の後にも白山神社に初詣に行ったり、アタリメを焼いて長女と食べたりした。他はずっと家に。

年末年始で「怪盗グルー」「ミニオンズ」の3作を全部観た。良い意味でキチガイ映画。子供は勿論親も大満足。その後1月に再見ブームも。

3日:恒例の新年会。懐かしいM家Y子ちゃんなども来て昔に返ったようだった。やっぱり人数は10人までだと話もしやすいな。

年賀状:なんと年内27日に印刷が上がってくるという驚異的な早さだったのに(昨年は2月だった!)、結局宛名書きをする時間がとれず、書き始めたのが1/2、出したのは1/7。
妻に言われなるほどと思ったけど、ワードのテンプレやホントどうでもいい内容の年賀状でも、「出した方がマシ」な文化が俺の世代くらいだと未だ残っている。今の人達には、ない。住所交換だけだったらSNSで繋がってば何時でも、という感覚だろうな。それで良いと思う。「生存確認」としての年賀状の役目は終わりに近づいているのかも。(そもそも「生存確認だけすれば良い」知り合いなんて、連絡を取り続けている必要があるのか?問題)

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。

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