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先日納車されたVOLVO V50のレビューを書きます。V50は既に製造中止になっていて、最後が2014年。その2014年モデル・走行4万キロほどで、トータル120万円と少しでした。相場は80万円〜150万円位。読めば分かるけど車の性能には詳しくないのであしからず。あくまでその前に乗っていたSAAB 9-3(2台)と比較しての話になりますのでご了承を。
VOLVO V50 classic
2014年式/2000cc/フロアMTモード付6AT/2WD/右ハンドル/5ドアステーションワゴン/本革シート/サンルーフ
以前まで乗っていたSAAB 9-3はこちら。
SAAB 9-3
1999〜2000年式/2000c 低圧ターボ/フロア4AT2WD/5ドアハッチバック/本革シート
一台目は赤で、塗装が剥がれて14万キロほどで泣く泣く手放した。中身は問題なかった。二台目は4万キロ程度のものを本体19万円で購入。左ハンドル。15万キロくらいまで走ったかな?
【ここからVOLVO V50レビュー】
AVとエアコン関係操作パネル。良く使う操作が4つのダイアルで収まっていて使い易い。例えば右上のAUDIO調節は押す度に「TREBLE→BASS→BALANCE→FADER→」と変わり、ダイアルを廻ることで調整できる。家族で乗る時とか、FADERをめちゃ使う(音声を後ろの子どもだけに出力する等)ので、これはラクチンで良かった。
ちなみにこのフロントパネルを横から見ると、こうなってる。
イヤ確かに考えてみればそうなんだろうけど、初めて見た時はびっくりしたよ。
ドリンクホルダーの直径が広い!最近は当たり前なのかも知れないけど、9-3は最近出た600mlペットボトルでさえ入らなかったので(笑)。これだったらSTANLEYの500mlマグまですんなりと入ってしまう。使わない時はスライド式のフタがある。
突き板の北欧パネルデザイン、この質感は稀有だし、すばらしい。センターパネルの他、フロント両ドアにもあしらわれている。
ただしV50にはこのウッドバージョンとグレー樹脂系のバージョンの2つがあり、印象は全然違うので要注意。
あくまでSAAB9-3と比べて、なんだけど。あまりのトルクのなさにまず驚いた。ちなみにどちらも2000ccで、SAABの方だけが低圧?ターボ。特に100km/h以降の高速追い抜きとか絶望的に遅い。高速運転が多い自分としては、これがやっぱり厳しい。こないだ『ベイビードライバー』を観たことも相まって最近のペダルの踏みっぷりがハンパなく、他の車に乗った時が大変そうだ。
燃費は最悪の部類だろう。走行4万キロで買った時点でリッター8km前後。「このトルクで」この燃費、というのが何ともな…
シートもSAABの方が良かった。長距離のフィット感と、シートの長さ?太ももを受ける長さがゆとりがあって良かったのかな。ちなみに写真では分かりにくいけど若干赤茶というか不思議な色の革シート。
サンルーフはいい!開放感が違う。春秋は大活躍しそう。特に昼寝時に良し。
スピーカーはV50が全部そうなのかこの車種だけなのか分からないけど、やたら豪華。特別仕様だとどこかで読んだ。フロントもリアも2WAY!しかしリアのスピーカー位置はリアドアの前の方なので、後部座席で後ろから聞こえてくる音はない。トランクルームにはスピーカーが一切ないのだ。2WAYのせいかBASSが効き過ぎる(個人的好み)嫌いはあるけど調整すれば問題なし。いい音です。
全体がごじんまりしていて駐車しやすい!(笑)これは良いのと悪いのとあべこべだろうけど、VOLVOでも一番小さい部類だろうし(後継車はV40)、あまりデカいのは…という人にはお薦めかと。
ナビは2012年モデルのHDD楽ナビで、当時としては結構ランクだろうし、実際ナビは地図が古いことを除けば素晴らしく性能がいい。だがいかんせんBluetoothがバージョン古いせいか繋がらない。
車載オーディオのオプション?としてUSBと外部入力ステレオピンプラグが肘下のBOXに隠されている。このうちAUXにはナビのDVDプレーヤーの音声が入っているので、映画DVDなどはばっちり。USBの方にiPhoneを繋ぎ有線使用している。いちいち繋ぐのは面倒だけど、ハンドル付きのコントロールスイッチも使えるのでこれは便利。あと英語なら曲情報が液晶パネルに表示される。
しかしこのモニタが分離している(本体はグローブボックスの中)「オンダッシュモニタ」タイプのカーナビは、現在ほぼ製造されていなくて(たぶん安全上の問題)、新しいものに替えようと思っても事実上不可能に近い。この点は覚悟した方が良いです。
9-3と同じくシートヒーターが標準装備なのは嬉しい。しかも9-3は底面だけだったのに、今度は背面まで付いている(底面のみONもできる)。冬の寒い日は暖房よりこっちが先に温まるから、とっても助かるんだよね〜。しかしこのエアコンのイラスト、どうみてもデザインラフのダミーがそのまま間違って採用されちゃったようないい加減さ。
まずはこんなところ。
移動中に『クライマーズ・ハイ』映画版を。観るのは何度目か分からないけど、冒頭からあっという間に全神経をあの時代に持ってかれて、身じろぎ1つできない。くそみそな状況もけったくそ悪い人間も山ほど出てくるけど、圧倒的な人間の凄さを全身で感じる。鳥肌と感涙の連続。疲れた…。
個人的には堺雅人のベストアクトだと思うし、この尾野真千子は尾野真千子史上最高に魅力的な尾野真千子。
『クライマーズ・ハイ』はNHK版も大傑作だし、同じくNHKの『64』も凄まじかったし、横山秀夫の映像化って相性いいんだろうなぁ。どっちの原作も大好き。そうだ、NHK『64』の山本美月も山本美月史上最高に…以下同
特典のメイキングがまた凄まじかった。あの新聞社の広大な編集部のスタッフに、エキストラはいないそうだ。皆プロの役者。で、それぞれにちゃんと役名もあだ名も、特技まで設定されている。先輩記者の話を聴いて当時の新聞記者がどういった職業なのかを学び、それぞれ「実在する個人」としての存在感を、小物や仕草を通じて皆が高めていこうとしている。大変だけどやり甲斐のある現場だな、と思う。
例えば主役が編集部内を移動しながらある事件に遭遇して、決断し、外出するまでのシーンを、長回しでずっと追っかける。さらに、カメラアングルを変えて何度も何度も撮り直す。何度も何度も。その都度変わるから、記者はいつどこでどのように自分が映っているかも良く分からない。求められるのは、只、その時代に実在した新聞記者が、そこで何をしていたのかを演ずること。何度も演じ続けること。上っ面だけで考えていてはすぐ映画の画面に現れる。質を下げることに直結する。
エキストラの体験をすると、その後映画やテレビの見方が変わる。背景の人の動きが画面に及ぼす影響ってハンパないことに気付く。そのレベルが高ければ高いほど意識されないという独特な世界だから、普段は当然気付かない。だけど少し裏側から考えるだけで、映画という総合芸術の質を高める難しさに呆然とする。これはすごい、と思える作品の裏側にはこういった地道な積み重ねが必ずある。
『クライマーズ・ハイ』のメイキング、良かったです。
あと、新人尾野真千子のへこたれない強さにも感動(めっちゃ監督に怒られても食い下がる食い下がる)。だからこその彼女の今があるんだな。
ついに終わってしまいました。これ書いてるのは終わってからもう1週間近く経っている時なんだけど…。ひよっこの無い毎日が寂しくて慣れない。おかげで風邪もひいてしまった。
やっと最終回のまとめができます。
これ以上ないだろっていう素晴らしい最終回でした。
いつもの朝ドラだと、ちょうど最終回の1つ前くらいがドラマのクライマックスですんごく盛り上げて、最終回は結構さらっと流すことが多かった気がするのだけど…
珍しく、最後にとんでもないクライマックスを入れ込んできました。しかもこれアドリブ?(前日のあさイチで有村さんが予告してた)ってのが何カ所もあって…。すごいなぁ。楽しかった。
ただ目の前の仕事を淡々とこなし、何者にもならない主人公。朝ドラでは異色だけどスタンダード。大好きなドラマでした。ありがとう。
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シネコンで2D字幕。
公開初日の夜に観ました。1/4は入ってたかな。
最高のエンターテインメント作。小難しいところは全然なくノリノリで最後までぶっ通し。イジメのシーンが苦手かな、と最初思いきやファレルの音楽とギャグでそこまで陰湿にならず、最後はちゃんと逆転してくれるので爽快そのもの。見事なカタルシス。これは子供と観るのもいいかも。勉強・仕事を頑張る人は報われますよって映画だし(主人公は天才過ぎてアレだけど)。
怪盗グルーで「happy」をメガヒットさせたファレル・ウィリアムスが今作でまたとんでもないことを…。この映画のバックに流れるノリノリのソウル・ミュージックは、当時(60年代)の自分が知らない曲かな…と一瞬思いかけていると…これ全部ファレルが60年代「風」に作ったオリジナル曲なの。また今風のアレンジ入で最高。観終わってからずっと聴いてる。
だけどね…洋画最近の傾向としての「歌詞字幕が出せない」問題、これマジなんとかして欲しい。『ガーディアンズ2』とか結構頑張ってたのに。お金かかるらしいんですよ。
↓エンディングなんか特にね。
邦題の是非で炎上して最終的に変更になったことでも有名なんだけど、観終わってみて、元の邦題『私たちのアポロ計画』ってそんなに悪いか?と思いました。町山さんを始めこの邦題に関する批判はさんざん読んできたけど、観てみると印象はちょっと違う。
もちろん映画のメインのドラマはマーキュリー計画であったけど、当時のNASAはやはり有人で月を目指していたのは確かだし、実在の主人公はアポロ計画にも多大な貢献をしたと映画の最後でも語られる。中盤ではセクションのリーダーが主人公に月へ行くことについて話す印象的なシーンも挟まれている。何より「私たちの」と付く所が重要で、最初の成功・貢献が次につながっていくことも示す、確かにダサすぎるけど、良くはないけど、そこまで悪いか?と思ったのは事実。
簡単に言えば、映画を観た後だと『私たちのアポロ計画』ってタイトルから何通りもの捉え方ができるようになる、てこと。あとこの映画全体のセンスの良さを『ドリーム』なんちう口に出すのも恥ずかしいタイトルにしたのは、ちょっとなーとは思った。
この俺の感想からは「炎上」の根本的なしょーもなさが読める。多分きっと、最初に異議を申し立てた人達は、そこまで悪く言ってなかったのかも知れない。ちなみに町山さんは「彼女たちに失礼」という論法が主で、それは確かにそうだと思う。
だけど周りの(俺を含め)映画も観ていないTwitter民たちが「マーキュリー計画なのにアポロ?またか!そんなことはあってはならぬぞ」とばかりRT祭りではやし立て、いつの間にか「映画の趣旨を1つも理解しておらず商業主義ばかりに走り日本人をなめまくった最低最悪の邦題」として拡散されていったのかも、なー。その結果「そこまで悪いか」なんていう本末転倒な感想を(笑)。「そこまで」にしたのは、そう勝手に思ってたのはいったい誰だ。俺だ。
ちなみに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス』という邦題に関しては観る前も後も全く関係ない。これはどうしようもない。勘違いして観に行くことを期待している、ダメ邦題。裏の意味も全然読めないし感じられない。
以下ネタバレ
続きを読む
「しあわせもんだな〜わたし!」
プロポーズとは、かくさりげなくありたい、というシーンでした。
全編通してしみじみと良い。ついに明日、最終回。
↓こんな破顔した笑顔みたことなくて、最初見たときに高瀬アナって分からなかったよ!!
9/27(水)昼は最高で30℃近く。
9/28(木)の日中は16℃、夜には13℃になった。
9/29(金)朝、16℃。
初めてジャケットを着て出社しました。
そういえばいつも「シルバーウィーク」とかあったけど、今年は全く無いんだね…
“何にもハマってない人がどんな会話するか社会に出てようやく知った。すごい!!!だいたい他人の家庭事情や人間関係や悪口だ!!!よかった~~~こんなものに興味湧かなくてよかった~~~オタクでよかった~~~!!!!!!!”
— 尻汗 出流男 (@chorobo) 2017年9月13日
ホントこれな。
みね子は奥茨城に帰り、谷田部家の花卉の畑を見て驚く。父の実(みのる)は、もう仕送りをしなくていいと告げる。谷田部家は変わる。今までありがとう、と家族全員が、一人ずつみね子に頭を下げる。みね子は嬉しさとどこか寂しさも感じている。みね子の帰省に合わせ、懐かしい面々が谷田部家に集まり、新しい門出を祝う。その中心にいる実。
記憶喪失後の実はずっと別人の表情のまま、と昨日書いたけど、今日の実さんはどこか以前の表情も少し取り戻したように見える。みね子にもそう見えていたはず。
彼氏(秀俊)のことを聞かれ照れるみね子。元すずふり亭のホール係で三男の家に嫁入りした高子さんもすっかり奥茨城の皆に馴染んでいた。
「みんな笑っている。大丈夫なんだな〜と思いました。」2つの大丈夫をみね子は感じている。1つは、お父さんはもう大丈夫。2つは、私がいなくても、大丈夫なんだな〜という、大丈夫。
全体にゆったりといつものペースで進んだ回。毎日詰め詰めの最終週にこんな回が入ると、ついに終わりなんだなぁという感慨が深まっていく。じっくりと楽しませてもらいました。
いつもの朝ドラだと、最終回の1つ前がクライマックスになることが多い。明日だね。そしてあさイチゲストもいつも通り、主役の有村架純ちゃん。最終回前のこのタイミングで観ちゃうと気がそぞろになるので、あさイチは来週観ることにします(これもいつもの習慣)。最終回は何時観るか。次の更新は何時になるかなー。
いよいよ最終週。これまで未解決だったアレやコレやを毎日すごいイキオイで回収していく詰め込みまくりの毎日。とても全部は書けないと思うけど覚えてることだけでも。
#151
すずふり亭の新メニューが決まり、お客様にも好評の様子。みね子がデザインした新ユニフォームもお披露目。三男はさおりの告白に答える。これだけ自分を必要としてくれる人がいる、そのことへの幸福を丁寧に話す三男。とても自然で良い。(その前のさおりの一人芝居もにも(笑))
最後、米袋に突っ伏して泣く米屋のオヤジさん。もらい泣くってば。
#152
世津子の仕事復帰宣言。でもあかね荘には居続けたいという嬉しい告白に、半ば別れを覚悟していた面々は肩すかしを食う。そんな中、早苗がずっと待っていた例の彼氏がいきなりアメリカから彼女を迎えに帰ってくる…。
呆然となる早苗。
このお富さんの表情!
「遅い…」の呟きの後、泣き顔で彼に駆け寄っていく。
その後は…
シリーズ中今まで見せたことのない笑顔で、アパートの住民全員とハグして、長い黒髪をなびかせなながら、彼氏とアメリカに出発するのでした。初登場からこっちのツンキャラが最後にきてこれだもんなー。参りました。
#153
なんだか最初から最後まで泣けてしまった回。
みね子と秀俊の毎週のデートで訪れたレストランでは、以前の乙女寮のシェフと再会。悲しい別れだっただけに、才能を生かして元気そうにやってる姿に涙…。
愛子さんとシェフ省吾は結婚!アパートの向かいのお宅に引越することに。みんなの愛子さんに対する思いが聞ける。
中華料理屋夫妻は養子をもらうことに。同じく養子であるヤスハルが優しく諭す。ヤスハルを通したこの「養子」ってエピソードもひよっこの中で印象深い。女の子はすぐにあかね坂商店街裏庭のアイドルになる。
みね子の髪型、微妙に変わっているんじゃ?おつき合いしている二人、実家からの手紙を見て帰省の相談をする。
花卉栽培をはじめた二人。宗男さんの相変わらずのオーバー演技も良いけど、記憶をなくしてからのお父さんは明らかに以前とは別人の表情のまま。その別人のまま、だけど性格は一緒だから、同じように奥茨城を好きになり、同じように誠実に美代子を愛し、その気持ちを正直に告げる様が、これまでとても丁寧に描かれてきた。
帰省するみね子。妹弟に「お姉ちゃんも綺麗だぁ〜」と言われるのも確かに。女子高生時代から比べたら少ししゅっとした感。朝ドラの撮影地獄でやせたかな。
バスの車掌だった次郎さんは何故か村長選挙に立候補!
贅沢なロケ撮影もひよっこの醍醐味。超詰め込み回なのにこのカットだけはすごい長回しで、田舎にかえってきたことをぐぐっと体感させる。
ひよっこの古谷一行はホントすごかったね。何も語らずとも…という奴です。
そして、つづく。この畑、よく作ったな〜。お疲れさまでした。ここまでで15分。すごい!
素晴らしい。ドラマでは今年ベスト級に好きな作品かも知れない。
明るくないダーク目な美術、衣裳、絵描きを始めとする生活の所作、撮影、出しゃばらない劇伴、すべて好み。ディスク欲しい!と思う位。あの名作『駆込み女と駆出し男』の美術を思い起こさせる。
ところどころ「あ、それセリフで言っちゃう?」ってゆうドラマ特有の演出が気になるけど、それ以外はすべてが好みだ!あおいちゃんが、何をしてもとにかく美しい。ホントにすごい俳優。フツーあの童顔であのカワイイ声質でこんな役やったらさぁ…。微妙だよね。すごく難しいと思う。最初から最後まで、あおいちゃんに目が釘付け。シーン毎に、心情ごとに、表情がころころ変わる彼女が一番の見どころ。
脇を固める俳優達も見事。松田龍平はまぁ、いつもの彼ですが(笑)、北斎役の長塚京三がとにかく魂入りまくってた。滝沢馬琴(野田秀樹)も出番はそれほどないが、クライマックスの長台詞ですべて持ってくイキオイ。魅入られる。
最初はなんの気なしに見始めたんだけど、開始数分で「これは標準画質で見るものではない」とPC発信に切り替えた。(iPhoneではなくMacBookで受信してAppleTVに飛ばすとHD画質で観ることができる)未だストーリーが全然進んでない冒頭だけでそのビジュアルに魅せられ夢中になりました。
以下あまりに美しかったあおいちゃんシーンを記録用に。(当然ネタバレ含みます)
この「江戸っ子笑い」が良い。
恋するお栄。髪結いも着物の着方(パッチを履いて男風)も彼女らしい。「色」が大きなテーマの作品だけど、変わっていく着物の色も見事。
名優:宮崎あおい。
北斎もお栄もやっているこの2本使いは、1本で色を塗ったあと、すぐもう1本(水のみ)で滲ませる技法のようだ。この筆を切り替える「筆回し」がカッコいい。あおいちゃんもインタビューで、この筆回しができるようになったのは嬉しかった、と話している(『ステラ』9/22号より)。
劇中に出てくる作画シーンがイチイチ本物で、これだけで魅入ってしまう。
北斎のアトリエのビジュアルがとにかく良くて、これだけで冒頭「100点です!」と呟いてしまうよ。「ずっと好きになるドラマ」を支えてるのは、やっぱり美術だなーと思う。
北斎(長塚京三)。彼だけでも充分ドラマになりそうなのに、その娘が主役という、この贅沢。今際の台詞も痺れた。
クライマックス、北斎の晩年。起き上がってから絵を描くまでを二人がサポートする。手を置く台を持ってきて、場所を整え、北斎を起こし、筆を用意し…。これらの所作をすべて、丁寧に丁寧にカメラは追う。今作の中でもトップクラスに好きなシーン。
ラスト近く。美しく印象深い。
昨日、和久井映見のベテラン演技に泣かされたと思ったら今日は佐々木の蔵ちゃんがそれを上回る説得力と見事な脚本の力で魅せまくり。
過去の告白と今の恋について悩みを打ち明ける愛子さんに対し、自分の奧さんとの別れ、後悔、今も少しも変わっていない思いについて語り、「私達は一緒ですね」というシェフ省吾。お互い亡くなった人への想いをなくさずに、でも恋はできるんじゃないかと優しく告げる。
観ている俺はと言えば、立ち聞きをしていた由香が放つこの台詞、そのままだ。
「もう無理!泣きすぎて頭痛い!」
(これ、獸木野生『パーム』ファンならお馴染み、フロイドのあの台詞を思い出すね)
今までハマった朝ドラはいくつもあるけど、最初始まった時から、最終週のこんなところまであまりテンションが変わらずに進む、こんなタイプは初めて。主人公は何も成し遂げないし、何モノになる訳でもないし(最後になるのかもだけど)、特に成長する訳でもない(経験は沢山積んだ)。
くしくも『ひよっこ』が始まる時に自分はこうTweetした。
情報ゼロで2話まで観ました。通常1週目は子役と過剰な演出に辟易し2週目でやっと本領発揮、そこで観続けるかどうか判断するという流れなのですが、1・2話でこれだけすんなりと入り込めたのは初めて。違和感がない。どうなるんでしょう。そして今回の主人公が何者になるのか
予想してみますた。(1)料理研究家(料理&畑好きから)(2)女優(女優志望の親友を追い越すあまちゃんスタイル)(3)脚本家(親友をサポートするうちに…)(4)流通王(実家の野菜を営業するウチに才気を見せ巨大スーパー立ち上げ)う〜む…ここから芸能モノになったら凄いな…
この予想のどれもが外れていた。主人公は何にもならない。このドラマは「○○モノ」ではない。だけど、これぞ人生。
来週いよいよフィナーレ!
半年間の出来事が終着点を迎えると思うと予告何回見ても涙が止まらない😭😭
せっかくだから高画質であげておこう🙋
動物のひよこもちゃんと出てくるんだね🐤#有村架純 #ひよっこ pic.twitter.com/pWj1AtVeKb— まーくん🐥架純さん♡ (@masaya_5150) 2017年9月23日
子供もいない土曜の朝、一人で起きてご飯もないのでマックでモーニング買って昨日のひよっこを観る。愛子さんの昔語に泣く。回想シーンもなく延々と一人語りで魅せるこの力。ベテラン…
この蔵之介がウッディ(トイストーリー)に見えてしょうがない、というTweetアリ。確かに。
恋バナ立ち聞きのつもりが何故か皆滂沱の涙。つか何故立ち聞きに皆をわざわざ誘うのだ。
娘二人の小学校でマラソン大会。気温28℃。晴天。クソ熱い。
誰がこんな仕組みを開発したのか知らんけど何十年も同じことが続いている。その結果、自分が小学生の時も、親になった今も、この「マラソン大会」て奴に同じ気持ちを抱いている。
「頼むからやめてくれ」と。
きっと「競争」も「スポーツ」も好きで、こういう大会があること奮い立つし、練習もするし、結果成長する子達も沢山いるのだろうから、希望参加制にしたらいいと思う。あと、もう少し涼しい時期にやれば?余計なお世話かも知れないけど。
ま、分かってて極端に書きますよ。
世の中で一番マラソンが嫌いで、このような舞台で注目されることを人一倍イヤがっている子が、何故かこの日学校で一番注目を集めることになるよね。。マラソンはどんなに遅くても最後の最後まで完走することが「善し」。それを皆は拍手し「頑張って〜!」と声をかけて応援するのが「善し」。トップから周回遅れで最後にへろへろになってゴールに辿り着く「走りの苦手な子」は、その日一番の拍手と声援を受けてその日を終えるのが「善し」。きっと小学生・中学生の間、何回も。何の罰ゲームなの、一体。彼ら彼女たちは何か悪いことをした?足が遅いから?普段のトレーニングが足りないから?でも拍手と声援できっと頑張れる筈?へぇー。
俺は子どもの頃、勿論足の遅い方で、いつも最後から何番目だったかと思うけど、通り沿いの声援ってのが一番イヤだったな。気持ちは今でも覚えている。「おまえらこの苦労が分からないくせに、走りもしないで楽ちんなところか見て、無責任に『頑張れ〜!!』てなんじゃそれ。ふざけんな。みせもんじゃねー」
オトナになった今も、その通りだと思う。今日も日陰で楽して見ながら、「死んでもこんな日に走りたくね〜。子ども達お疲れ様。ホント大変ね」と思った。無責任に。ホントその通りだったよ。だから殆ど声はかけなかった。高学年になった長女も、まさに俺の時と似たようなこと考えてたんじゃないかと思う。そんな表情だったし、事前にも「絶対大きい声で応援しないで!」と念押ししてた。
記録は撮りました。見たくなければ見なければ済むことだし。でも、もし何十年後に見たくなったら、撮ってなきゃ見れないからね。多分皆は「撮るんじゃね〜!」と思いながら走ってたと思うけど、撮りましたよ。他の生徒の様子を見るのはきっと面白いと思うから、同学年の全員を撮った。これ写真のポイントでもある。自分の子どもだけアップで撮っても、後でなんも面白くない。その年に周りに誰がいたか。どんな環境にいたか。町の景色はどうだったか。そういうのを一緒に撮るのが家族写真のポイントだよね。
しかしこんな親の気持ちとは裏腹に、次女は謎の前向き少女(小1)。学年イチのちびっこで、出だしからびりっけつで、目の前の妻の声援で盛大に転び、瞬時に起き上がり、何事もなく一生懸命に走り、一生懸命だけどずっとびりっけつで。練習の時からそうなのに「できれば一位をとりたいなぁ〜」と我らにのたまい(!)、仕事で来れるか分からないのに「絶対に見に来て!」という大プッシュぶり。走る前も後もデカい声で笑いながら話してて、お前一体誰から生まれたんだと。そのポジティブはどこから?
おかげで毎日楽しすぎます。ありがとう。
シネコンで2D字幕。
ストーリーも説明も殆ど無しの、まるで体験型ライドムービーだった。これは「体験」。ゆえに絶対映画館で観るべき。音の迫力がすごい。
インターステラーのあのドッキングや水の惑星のやばいやばいやばいがずっと続く感じ。音楽もインターステラーと同じハンス・ジマー。ずっと秒針の音みたいのが鳴ってて息苦しさMAX。でも全然イヤな映画ではなくて、やっぱりノーラン好きだな〜。
実話だと広告では言ってるけど、実際は結構違っているところもあるらしくて。Session-22の『「ダンケルクの戦い」とはいかなるものだったのか?』は観た後に凄くお薦めです。
『ブリッジ・オブ・スパイ』のあのおっちゃん(マーク・ライアンス)が出てるの知らなくてめっちゃ得した気分。そしてやっぱり圧倒的にモーレツにイイ。素晴らしい。彼だけでも元は取れる。あと民間船の上にすっくと立ってるおっちゃん達。ケネス・ブラナーの海軍中佐。主役をはじめ名も知らない若手俳優達。皆良かったです。
えとパンフレット冒頭の押井守コラムにだけ苦言。何かと自作を例に挙げて制作はつらいっすよね系裏話とか書いちゃってる訳なんだけど…。押井先生、昔の数少ない傑作ならまだしも、先生はそんなに面白い映画を撮ってきましたか?先生のどーでもいい自作を例えに延々と挙げられても正直困るっすよ。しまいには『THE NEXT GENERATION パトレイバー』ではこうだった、とかさ…。アレ出しますか…。
iPhone6Plusのガラス交換をしました。これまでMacとのトラブルで差分バックアップがとれずにいて、毎回バックアップに2〜3時間かかる状態だったんだけど、最近急に直ったので、この隙に!というタイミング。新機種移行には興味ありません。(iPhone8が今年9/22発売、iPhoneXが11/5発売予定)
新潟駅前流作場五差路の角2階にある「スマホBuyerJapan新潟店」で、15,000円台。これがApple同等品で、代替品だと11,000円台。時間は30分くらい(混み具合にもよるでしょう)。もちろんガラス交換なので基本的にはバックアップの必要もないです。価格は足元見てんなーというアレですけど納得いくのならお薦め。接客も丁寧でした。当然一回こういう修理したらオフィシャルな保証は受けられません。自分はAppleCareが終わったので実行しています。
結局AppleCareは、4,000円なんぼでの実費新品交換を1回使っただけで終わった。水没とかあったら少しは意味もあるんだろうけど、もう次回からは入らない。「新品交換」聞こえはいいけど、セッティングから丸ごとやり直しだしね…もうその手間がイヤ。その時も復帰まで3時間以上かかってる(容量最大の機種ですから)。AppleCareも終わったので交換に踏み切ったというのもあります。
さてさて、できるだけ長くおつき合いしたいです6Plus。車の中でひよっこ見るにも、寝る時にイヤホンで映画館気分味わうにもとっても良い機種。残念なのはOSやらアップデートするたびに反応が遅くなっていくこと。だからいつも遅らせているんだけど…。
シネコンで2D字幕。良かった。楽しかった。今年ベスト5には入ると思う。
全体を通せばその設定から想像されるほどにカーチェイスが多い訳じゃないので、その向きの人は期待しすぎ禁物。とにかく基本は音楽映画。「すべてのアクションが音楽に合っている」画期的な作品らしい。勿論確かめた訳じゃないけど町山智浩さんがラジオで言ってた。だからもう1度観たい。菊地成孔さんもベタ褒めしてるので詳しくはラジコや書き起こしサイトを。
途中これはバッドエンド系なアレかも…と思い警戒してたんだけどそんなことなくて、最後まで良い気持ちで終われるまさに大好きなタイプ。音を楽しむ作品なので絶対劇場に行っといた方がいい。万代Tジョイの、入ったことない小さな箱で観たけど、音響は良くて満足。でももっと大画面が良かったなぁ。カセットとか古いiPodとかちょいアレなガジェットもいちいち楽しい。
途中いやーな人が出てくるところがちょっと苦手な位で(イヤな人でもそれはそれで格好良くて最高!見ていたい!って人だったらいいんだけど、そうじゃないんだ…)あとは概ね楽しめました。
カワイイ恋のストーリーもあって、カーチェイスも楽しめて、ケイパーもの…の楽しみはあまりないけど(観れば分かる)、渋いケヴィン・スペイシーも味わえて(また最後がいいんだ)そんなのお好きそうな方は、というかあまり観てソンはないタイプの映画だと思う。お薦め。
日曜朝6時。
開けた窓からまるでキャンプに来ているようないい匂いがする。朝焼け。最近は夜と朝が涼しくなって最高。
今週ずっと仕事で詰め詰めだったので、週末の連休をそれはそれは楽しみにしていた。
昨日の土曜、夫婦二人で朝食を食べたあとは(娘達は毎週金曜夜に妻の実家に泊まる決まり)、長女がレッスンなので、次女と二人でフリータイム。
ホシノコーヒーに行って、頼まれてたSTANLEYのタンブラー(えんじ色)を届ける。お金の代わりに豆と自家製コーラとアイスコーヒー(はサービスでつけてもらった)。次女はなんと生まれて初めて「コーラ」を吞むと言ってどきどきしていた。みおちゃんのコーラはスパイシーな生姜ドリンクソーダ、といった味でとても美味しい。最初こそスパイスの匂いが気になってたみたいだけどすぐ慣れて美味しい美味しいとごくごく飲んでた。
テイクアウトのコーラとアイスコーヒーを飲みながらT公園に一箱古本市の広報用写真を撮りに。朝方急ごしらえで作ったミニ一箱だけど、結構好きな内容になって嬉しい。このまま出店しようかな。でもなくなると悲しい本ばかりだった…。これぞ一箱古本市のジレンマ。娘も一緒に映り込ませようとしたけど数カットでもう「イヤ」と言って入らない。後で理由を聞いたら「恥ずかしいから」と言われた。辺りをそれこそ2,3人散歩している人がいたけど、その人達の目が気になったみたい。そうかー。モデル業ではいつも目を見張る働きを見せてくれる彼女だけど、他人の目があるロケはこれから難しそうだな。覚えておく。
お昼は帰りがけに買ったラーメンを作り、あと焼き餃子、コロッケ、少しご飯。長女とちょっとしたことで揉めて彼女だけ食べなかったけど、20分ほどで謝ってきた。えらい。
午後は昼寝と読書など。夕方は娘二人がレッスンに。おれはこないだ長岡の「LIS」で買ってきた「カレーの壺」とココナツミルクを使ってスリランカカレーを作りながらビール。ココナツミルクは200mlだったけど4人分で必要な半分しかなかったので後は牛乳。チキン、ジャガイモ短冊、玉ねぎ、しめじ、トマト缶、Iさんから届いた煮込み用トマト、最初に生姜とニンニク。ミルキーで、スリランカカレーのことは良く知らないけど、どこかバターチキンカレーっぽい濃ゆさ。「子供も安心の辛さ」なマイルド味を買ったのに次女は辛いといってなかなか食が進まなかった。うーん。妻と長女にはかなり好評。
長女が最近「ニコ・プチ」という小学生向けのファッション誌にハマっていて面白い。朝も夜もヒマさえあれば読んでる。一緒に観ようと強制されたり、近所の店を検索したり。昨日は発表会用のバッグを妻と探していた。
夜は22時頃就寝。『ゲーム・オブ・スローンズ』7シーズンの続きを観ようかと思ったけど、この幸せ気分が暗くどよ〜んとなるのはちょっとな…と思ってそのまま寝た。そうそう、金曜夜に万代のシネコンで観た『ベイビー・ドライバー』がすごく面白かった。恐らく今年ベスト5には入ると思う。
朝起きがけに高山なおみさんの『日々ごはん(3)』を読んでいて急に日記が書きたくなり、今に至る。あと最近、新潟のアイドルRYUTistに激ハマりした南陀楼綾繁さんが、それが理由じゃないんだろうけどブログを再開してしかもすごくマメに更新していて、それは以前通り「日記」なんだけど、それを読むのが楽しい、というのもあった。
でも多分、日記の面白さって実名や実際の名称をばんばん出すから、というのもあって、全部書くのは色々と面倒だよねきっと。だから書かないところは丸ごと書かないように。皆さんもきっとそうしてるんだろう。
早苗「最近ちょっと変わったな、みね子は。」
時子「うん」
愛子「そうだね」