『THE CHEF SHOW』がやってくる!

ジョン・ファブローと映画『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』のプロデューサー、ロイ・チョイがふたたびび手を組んだNetflixの料理ドキュメンタリー『THE CHEF SHOW』が6/4より配信開始。二人がお気に入りのレシピや料理技術を探求し、ハリウッドや料理業界のビッグネーム達がゲスト出演する模様。

この予告動画が、大好き映画『シェフ』のメイキングみたいでめちゃくちゃ楽しい。同作に出演していたロバート・ダウニー・Jr.&トム・ホランドが同じテーブルを囲む回もあるんだとか。撮影時期も被っていたのか、アベンジャーズエンドゲーム直後のこのタイミングもいい。

おれはファブローが料理して食って笑って音楽が流れているだけできっと満足だ。

今晩は恐らく『ゲームオブスローンズ』最終回で文字通り死んだようになっていると思いますが、こんなに嬉しいニュースがまわってくるなんて。神様ありがとう。
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(映画ナタリーより)
作品には、「アベンジャーズ」シリーズの撮影が行われた米アトランタで、ファヴローがアイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.、スパイダーマン役のトム・ホランド、ペッパー・ポッツ役のグウィネス・パルトロウらと食事する場面も。マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギや、シリーズの監督であるアンソニー・ルッソとジョー・ルッソの兄弟、コメディアンのビル・バー、映画監督のロバート・ロドリゲスらがゲスト出演する。

映画『バイス』感想

ユナイテッド・シネマで『バイス』滑りこみ。

片田舎のチンピラ電気工が、権力・地位至上主義の妻による協力なバックアップのもと、アメリカ史上最も大きな権力を持つ副大統領にのぼりつめ、戦争を起こし何十万人を殺すに至るまでを描く映画。

とは言え堅苦しい政治映画では全然なくて、サタデーナイトライブ出身の監督が全面に散りばめたギャグと皮肉、フィクションと実際の映像を混ぜた小気味良い編集でオモシロおかしく誰でも分かりやすく権力中毒者の為す業を描いている。

無理に映画館で観る作品ではないと思うけど、レンタルになったら是非見た方がいいよ。お薦め。マイケル・ムーアの内容をもっとエンタメよりに面白くしたような。エンディングの皮肉がもう最高。笑いながら笑えなくなる。アカデミー賞8部門ノミネート、メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞。

アメリカすごい。
こんな映画が撮れちゃって、ヒットするアメリカすごい。
色々と見習いたくないことが山ほどある国だけど、これだけは真似できない。民主主義とエンターテインメントの根幹から違っている。

拷問は禁止されている。だからアメリカで行われているとすれば、それは拷問ではない。とか。
レズビアンの娘がいながら、政治的立場のために両親が揃って同性婚に反対するとか。

枚挙にいとまのない愚劣卑劣なシーンが出てくるけども、それらはおよそ前後のギャグと皮肉で分かりやすくエンターテインメント化されて、誰でも楽しめながら理解し、強烈に頭に残る。すごい。

主人公のチェイニーは勿論、ひたすらお馬鹿に描かれる子ブッシュも、「理念は?」との問いに爆笑で答えるラムズフェルドだって、すべて存命。描かれる彼らの家族も、彼らのせいで犠牲になった何千の米兵、何十万のイラク人、その家族だって、この映画を観る。

だけど映画は映画。この稔侍(作品には基本的に弁護士チームがついて対策しているそう)。日本では絶対にできない。

クソ野郎が権力を握るとどうなるか、何を解釈してどうするとどこまでが可能になるのか、その構造が良く分かる。そして今の日本の彼も良く似ている。だけどそれらはすべて正義のためなんだ。 .
(クソ野郎とか書いてるけど愛らしいのですよ皆)
(特にブッシュの仕草は全シーンが面白い)

映画の冒頭に流れるイントロ。賃金が減り労働時間がなくなると、誰も政治には関心がなくなる。そんなヒマはなくなっていく。その中で誰にも気付かれず権力の中枢に登った男がいる。彼はのちに、911テロとは関係ない国を、中東戦略と自分の会社の為にスケープゴートにした。自国の数千人の若者と、彼の国の何十万人の老若男女を犠牲にして。それに気付かなかったことは、果たして誰のせいだろうか?

町山智浩がアダム・マッケイ監督にインタビューしている
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「日本ではこのような映画は撮れません。作り手たちは常に訴訟や反発を恐れている。そのため制作費を得るのも俳優の確保も難しいんです。そんな状況を打破できるようコメントをいただけませんか?」
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対するマッケイ監督の答え。
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「監視を怠れば、政府は暴走する。
国は危機に陥り、崩壊するだろう。
政府に動きがないときも
自分のすべてを懸けてでも
疑わなければダメだ。

時には仕事を失い
恥をかくかもしれない。

でも、歴史は証明してくれる。
最終的には
あなたが正しいことをね。

アメリカでも、人々が口を閉ざすことは多くある。
権力を恐れているからだ。

ただ、特にあなたが映画製作者や画家、詩人、小説家、俳優など芸術家の場合
(注※ここに「俳優」が入るのも大きな違いだろう)
権力を疑うのが、まず初めの仕事だ。」
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イヤ何度も書くけど全然お堅い映画じゃないので、ぜひ気軽に見て欲しい。
音楽もビジュアル・グラフィックのセンスも最高。

終わった後130分もあったことを知ってびっくりした。90分位の感覚だった。

2019年春の花粉症メモ

4月末のGW前からはじまった。過去の記録を見ても、およそGWと一緒に始まると見て間違いない。

【近年の記録】

2018年初夏の花粉症メモ

2017年初夏の花粉症メモ

5月1〜6のGW中、特に家の中での様子が酷かった。夜は鼻づまりで起きる位。タリオンは既にジェネリック?で別の薬になっているが、あまり効いているという実感はない。
不思議とキャンプ場に居る間は平気だった。そう言えばあのあたりにはカモガヤを見かけない。スギに比べイネ科の花粉は数百メートルしか飛ばないそうだ。

鼻の穴にワセリンを塗るという話題の「鼻バリア」も試しているが、決定打という感じではない。少しは効いているようだけど。(そもそも絶好調時にはずっと鼻をかんでいるのでほぼ関係ない)

●5/10〜15くらいに、何故かまったくアレルギーの起こらない期間が数日あった。意味不明。カモガヤはガンガンに生えていたが…
●5/22〜絶好調。毎日2回の薬(「ベポタスチン」=タリオンのジェネリック)は必須
●ほぼ毎日、最低1回は夜中に鼻づまりで起きてしまう
●5/29 快晴だが明らかに症状は弱まってきた。

『ゲーム・オブ・スローンズ』がいよいよ最終シーズンに

『ゲーム・オブ・スローンズ』を観ると決まって赤ワインが吞みたくなるのだが(主にティリオンのせい)、ちょうど今切らしていて無念。シーズン7再見完了。

いよいよ最終となるシーズン8が来週から世界同時配信。今地球でもっとも観られているTVドラマで最強で至高。そのかわりトラウマもすごい。
この気持ちを一緒に話せる仲間がいなくて寂しい限りだ。huluなら今からでも全部観れるよ。Amazonプライムにもseason6まで入ってます。

シーズン8は初めてリアルタイム視聴しようかな。お祭りだしな。

映画『若おかみは小学生!』感想

『若おかみは小学生!』をiTunesレンタルで。

2018年にリアルタイムで見逃して1番後悔していた作品。やっと家族のタイミングが合ったので一緒に鑑賞。
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【あらすじ】小学6年生のおっこは交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する旅館<春の屋>に引き取られることに。旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、子鬼の鈴鬼(すずき)、ライバル旅館の跡取り・真月(まつき)らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみ修業を始めることに!慣れない修業に、毎日失敗の連続。落ち込むおっこだったけど、不思議な仲間に助けられ、いろんなお客様と触れ合い、もてなしながら、少しずつ成長していく。

ショッキングなクライマックスからエンディングまで、涙涙で細部が良く見えなかったくらいに泣かされた。

脚本がすごい。最初から伏線というか仕掛けが多いので、何度でも見たい。
子供向きの絵柄が本当に苦手、という人にはお奨めしないけど、絵の緻密さリアルさに関してはジブリの正統な継承者で、脚本はジブリ作品たちの上をいく出来だと思う。
『この世界の片隅に』以来アニメでこれだけ絶賛されているのを聴くのも久しぶりだけど、納得の傑作です。

監督はジブリで数々の作品を手掛けた後、黒田硫黄原作の茄子シリーズをアニメ化した高坂希太郎。

全編がちゃんとカンペキに「子供向け」になっているので小学生ならまず安心して一緒に観ることができると思う。そして「子供だまし」が一切ありません。
大人は、大号泣すると思う。今思い出しただけで、もうダメだ。

ジブリ映画の美味しい料理シーンとかホントそのままだし、背景も素晴らしく美しい。ただ車やファンタジーのCGとの整合性がもう少し自然になると良いのになぁとは思った。音楽は鈴木慶一!泣き笑いエンディング曲の藤原さくら『また明日』をあれから何度も聴いてる。これ歌詞を見るとまたストーリーと重ねちゃって涙腺崩壊。

同い年で大手旅館の娘、ピンフリことまつきちゃんがいい。一貫して良い仕事とは何ぞやを体現している少女。自分を省みて恥ずかしくなってしまう。彼女には最後に、一瞬なんだけどこれまたモーレツに泣かせるシーンが待っている。

仕事とは何か、ツラい悲しみとどう向き合っていくのか、人の気持ちに寄り添うとはどういうことなのか。主人公おっこと周りの人達を見つめ、改めて人生を前向きに考えさせる見事な構成だ。
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原作は子供向き人気ファンタジー小説シリーズ。以前長女がハマってて、パラ見したことがあった。タイトルにまずひいたし、中身も正直ファンタジー路線押しで全然ピンときてなかった。この映画は原作とは随分様相を変えているよう。

お薦めです。

映画『スパイダーマン:スパイダーバース』感想

イオンシネマで『スパイダーマン:スパイダーバース』2D吹替
21:30からの上映とは言え、お客さんは自分ひとり。

もったいないよ!
観た後だから言えるけど、アニメの歴史が書き換えられる1作だと思う。
だからこの機会を逃すなんて、もったいないよ!

スパイダーマンの映画は3、4本観ているけど、「すごく好き!」って言える作品はなかった。おおよそ共通している、主役のウジウジ加減と、恋愛ストーリーにノれないのが主な原因。(恋愛のせいでウジウジされるともっと苦手)とにかくスパイダーマンとは相性が悪い自分です。

そんな自分が、あまりの高評価に押され観にいったら「サイコー!」でしたの巻。
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「技術」と「センス」がすごい。
観たことのない絵面がいくつも出てくる。この時代になってもまだこんなに使われてない手法があることにびっくり。

とはいえ「アニメと実写」を分けることにはあまり意味が無くなっているのは確かで、スパイダーバースの気持ち良さも「アニメの快感」と言うには既に次元が違っちゃっている気がする。この感覚を説明できないのでとにかく観て欲しい。
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『ベイマックス』を映画館で観た時に「日本アニメの良さを完全に吸収し血肉としつつ、ハリウッドアニメならではの新しい段階にステップアップしている」と痛感したけど、あれ以来のショックでした。

ルックも音楽も最高にカッコいい。そしてコミックばりに「文字」が多用されている。なので吹替がお薦めだと思う。

あの『SHARLOCK』の初期の頃に猛スピードで文字が出てきたけど、字幕だとセリフとその文字の二つ読まなきゃいけなくて追いつかなかったでしょ?あれです。スパイダーバースは吹替でも追いつくのがやっと。今の中高生とかこのペースがネイティブなんだろうな…。
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この背景に出てくる「文字」のローカライズも、一昔前の「MSゴシックか?WORDでつくったのか?」みたいなダサさは完全になくなっている。この映画ではそもそも原語版でも日本語の文字が使われているので、背景に出てくる文字が原語版なのかローカライズされた日本語なのか、見分けもつかない。

最初「スパイダーバース」の「バース」は「Birth 」かと思い込んでたけど、「verse」つまりシネマティックユニバースの、マルチユニバースの、ソレだった。つまりアメコミの色んな設定を同時存在させるために考えられた「すべてはパラレルワールドで存在している」というアレを、逆にメインの設定としてドラマが作られている。この後はお楽しみ。
【小学生なら一緒に観てOK・怖がりはダメかな】

全編に使われるHIPHOPの格好良さったら! 【以下ネタバレ】




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●スパイダーマン苦手な自分が今回受け入れられたのも、あのいつものどーでもいい恋愛要素がまったくなかったからなんだろうな…。
●モノクロのスパイダー・ノワールの声が大塚明夫さん(ネモ船長・バトー)最高だった。
●最初の世界が自分達の今の世界じゃなくて、ピーター「B」パーカーの世界がそうなんだよね?この設定もちょいちょい良い感じだ。あれだけ表現も世界観も違うアニメキャラ同士が共存する、その微妙な違和感を敢えて出せるのも今の技術のなせる技だよなー。お見事。
もう1回観たい!

映画『ルイスと不思議の時計』感想

長女と2人『ルイスと不思議の時計』をiTunesレンタルで。吹替。
このタイトル、何回見ても全然覚えられない。

ジャック・ブラックとケイト・ブランシェットがダブル主役という時点で、迷う要素なし。問答無用で観た。

結果、2人の絵面が楽しめただけで充分満足。(この二人は)サイコーだ!2人のファンの人は観るべしだ!
あとケイト様の吹替の声、良いね。

まぁストーリーも設定もいわゆる「子供騙し」のレベルです。ちょい、イヤ結構、悪趣味ビジュアルとか単なる驚かせだけのシーンも多い。怖がりの子供はやめた方が良いと思う。

映画『ダウンサイズ』感想

『ダウンサイズ』をiTunesレンタルで。マット・デイモン主演。

映画としては良くできていて面白いのだけど、根本の設定に致命的な問題があり、それは結局解消されないのでずっと薄目で観ているかんじです。気になりすぎて途中で観るのをやめようかと思うくらい。だけど後半から段々どうでもよくなっておかしみが増え「これはこれで良いのか…」となってくるのは、やはり「マット・デイモン力」によるものと思われ。

このSF設定齟齬が気にならなければ、お薦めです。アンビバレント気分。

【あらすじ】
人口増加、環境問題などを解決するために、人間を10センチ程度にダウンサイズする技術が開発された。希望者は「小人」専用の町で大豪邸に住み、何不自由ない生活を終生送ることができる、という触れ込みだ。お金を貯めた希望者は「小人」化し、専用コロニーに移り住んでいく。

このダウンサイズを可能にするのが、ドラえもんのような「縮小ビーム」ではなく、薬を飲むことで生物学的に小さくするという技術。だから金歯や金属はすべて抜かれ、縮小後に再治療されるのだけど、1つでも身体以外のものを抜き忘れたら体が爆発してしまう。全身の毛も剃られるのだけど、これは意味が分からない。 .
【以下ネタバレ含む】
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SF設定齟齬について。

(問題その1 生物以外のミニチュアはどう作る?)
開発された技術が「薬で生物を小さくする」のみなので、じゃあ身の周りのものはどうやって作るのか、という疑問が出てくる。
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服や家具や印刷物や食べ物やさまざまなものが、映画の小人世界ではまったく普通に揃っているんだけど、これだけの生活を可能にするには、巨人世界と同じような工場や職人や歴史が小人世界にも必要な筈(小人世界の歴史は20年ほどしかない)。 .
「巨人」世界でこれくらいのミニサイズのものを生産するとしたら従来より遙かにコストがかかり、人口問題解決の役には立たない。小指の爪サイズの炊飯器やワインラベルをどうやって大量生産する?だからこの映画を観ている間中ずっと、「それどうやって作ったん?」というツッコミが途絶えない。

何か巨人世界のものをそのまま流用したようなものが家具に使われていたり(消しゴムが椅子になってたり)したらそこでリアリティが出るんだけど、普通に観ている限り一切ない。大きな薔薇が1箇所出てくるだけだ。
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椅子にしろテーブルにしろゴージャスなインテリアにしろ貧民街の食器類にしろ、すべてにおいて「ミニチュアです」というポーズがまったくない。町中の植栽まで巨人世界と同じものに見える。
劇中出てくるスラム街で貧民が使っているのが、明らかに超古い炊飯器。だからそれはどうやって…(略)

ドラえもんの縮小ビーム方式だったら、すべて問題なかったのに。
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(問題その2 この世界はどうやって存続する?)
そもそも巨人の貢献(生産・移動・その他)ありきでしか継続できないように見える時点で「ダウンサイズは解決策になり得ないのでは?」という根本的疑問。
. 「金持ち小人が、貧乏巨人から搾取する」図だとしたら、貧乏巨人のパンチ一発で金持ち世界が崩壊する力関係とは、明らかに矛盾する。いや台風一発、野生動物一匹で国1つが全壊しそうだけど。
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(問題その3 他の生物との共存は?)
ノルウェーだったかのコロニーは天井カバーがない。「蚊がいなくてラッキーだった」と登場人物がは言うけど、いやいやいや。狸1匹出てきただけで、鷲が一羽飛来しただけで、大惨劇ディザスターっすよ。良く平常心でいられるものだ。ダンゴムシ1匹だって相当恐い筈。

どう捉えていいのか、他の人はどうこの映画を観ているのか
気にならないのか?が気になってしようがない。

新元号発表(2019.4.1)

今日、1ヶ月後からはじまる新元号が発表されました。
天皇崩御前の新元号発表ということで昭和64年とは違いおめでたムード。発表の直後もおおよそ好意的な印象がTLを埋めていました。かくゆう自分もファーストインプレッションは「うん、いいじゃん。」。

発表前までは「タノムから元号とかやめてくれ。面倒臭いだけ。誰も得しない。」としか思っていなかったのに、いざ発表されるとこの「リセット感」なかなかイイじゃない、とまで思ってしまう。「新年」や「新年度」やとにかくリセットが好きな我々に向いているっちうことだね、元号。

あとは期待に反して脚本や劇伴のイマイチさが目立った『まんぷく』が先月終わり、今日からは東映動画時代の女性アニメーター(大塚康生さんや宮崎駿さんと同期)を主人公にした広瀬すず主演の『なつぞら』が開始。朝ドラ100本目だそう。いかにもなベタベタ朝ドラっぽい演出と演技がちょっと心配だけど、1話目から期待させる出来です。OPがアニメ!

映画『運び屋』感想

『運び屋』をユナイテッド・シネマで。2D字幕。

恐そうなビジュアルや、予告編の緊張感溢れるイメージに騙されないで!
80過ぎてもお盛んなチャラ男じいさん(クリント・イーストウッド)が主役の、明るく楽しいコメディだよ!(ドキドキするところは、あまりない)

ただこのアールじいさん、すごくチャーミングで愛らしい人なんだけど、家族にとってみたら基本どーしよーもないダメ男なので、そのあたり割り切れないでずっとイライラしちゃう人は結構いそう。

自分的には「まぁしゃあねえなぁ…」と苦笑いしながら楽しんで…でもやっぱりホロッとさせられました。なんか気持ち的には『ジャージー・ボーイズ』あたりになる?イーストウッド佳作。

どうしようもない過去を背負った人生。そんな人生の晩年でも、まだやり直すことはできる。鍵は「価値観をちゃんとアップデートすること」。
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そんなイーストウッドの想いが込められた主人公アールは、「ニグロ」の呼び名をたしなめれらた時も、レズビアンバイカーズの集団に出会った時も、そうか、今はそんな時代なんだな。とあっさり受け入れる。このあたりも「許しちゃう」ツボなんだろう。
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『グラン・トリノ』の主人公とは正反対のようでいて、どちらもきっとイーストウッド。彼自信の老いを通じて人生の後半期を考えさせられる。前向きなのがいい。

あの歳で、あれだけ多作で、今の世の中に大切なメッセージを素早く見抜き、タイミングを外さない早撮りでリリースする。圧倒的存在感。あと何作か分からないけど見守り続けたい。
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●イーストウッド自身の現在は、この「アール」程には老いていないそう。背を丸め足を引きずった様子はあくまで演技で、本人はずっとしゃんとしているそうだ。女性遍歴については言わずもがなで、アールよりもよっぽどお盛んらしい。
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●劇中、中年期になるまでアールとほぼ断絶状態だった娘を、イーストウッドの実際の娘が演じている。その娘も生まれてからほとんどイーストウッドには育てられていないそうだ。何の罪滅ぼしだ。

急な頭痛と飲酒の関係

日曜日のお昼、子供会・六送一迎会の打ち上げで、お店で相当量の食べ物と、生ビールをジョッキ3〜4杯ほど吞む。

次女と自転車でお店に行った際に軽装過ぎて、帰り道がとんでもなく寒い。もうこれだけで病気になるだろうって位、寒い。

帰宅後は次女の補助輪無し自転車練習に付き合って、相当走る。その後疲れて少しだけ昼寝。

家の中にいても、夕方から少し寒気がする。寒気と寒いのどっちか分からない。

19:30、少しの頭痛が急激に痛みを増す。あまりにも痛くて吐き気を伴う。全身悪寒。ついに吐く。夕飯は殆ど食べられなかった。熱は無い。

21:00、『いだてん』も殆ど頭に入らなかった。どんどん増す頭痛と吐き気。妻に救急病院に連れていってもらう。

診断。
お酒を吞んで拡張した血管が寒さできゅーーと収縮し血が止まっちゃっていて、
それが家で急に開放されて、血が頭に押し寄せたことによる頭痛だと説明される。
あとお酒吞んでいると脱水症状になりがちだということで、吐いたこともあり点滴を受ける。

点滴後は頭痛も吐き気も悪寒も収まり、翌日も問題なく出勤できた。
飲酒の後の温度変化には要注意、ということだろうか。

先生の最後の一言
「病名は『急性アルコール中毒』ですね(笑)」
だそうです。

映画『ROMA』感想

『ROMA』をNetflixで。

アート系映画だよ〜とさんざん聞いていたので退屈するのかな、と思いきや。
退屈なのは冒頭のオープニングクレジットだけだった(面白いカットなんだけど、いかんせん長い!)。 アルフォンス・キュアロン監督の幼少期を映画化。メキシコのコロニア・ローマ地区の裕福な白人家庭でお手伝いとして働く先住民女性・クレアの日常を描く。
存命の本人に徹底的にヒアリングして構成したので、9割以上本当の話だとか。

観たことのない撮影の連続で飽きるヒマなんてなかった。全編モノクロで映像の密度が超高い。地味で驚きのカメラワーク。

見たことのない、人の演技とゆっくりパンのマッチングにまず驚く。これが町中に出るとドリー移動で同じことをやっていて、70年の背景美術にまた驚く。2回目は可能なら映画館で観たい。

もともと素人だという主役をはじめ、何故こんなナチュラルな演技が可能なんだろう。どこまで計算してどこまで仕込めばこんな映画が可能になるんだろう。自分にとって新しい世界を確かに垣間見た。クライマックスほか忘れられないカットがいくつもある。

テーマはここでも差別。人種差別や男女差別。恋人のクソっぷりがもはや笑ってしまうレベルだけど、残る。

キュアロンが実の母と同じように慕っていた家政婦クレア。彼女や、実の母が当時どれだけの女性差別、人種差別の中にいたのか幼少期のキュアロンには分かるはずもなく、この映画はその罪ほろぼしのために製作したそうだ。

カメラがパンかドリーの横移動しかなく、アップもあまりないこの構成は、監督曰く
「過去にタイムスリップした僕が、魂だけなので人に触れなくてただ見ているしかないカンジ」
を表現しているそう。だから最後の最後にカメラが別の動きを見せると否が応でも目立つ効果がある。ちなみに今作は監督・脚本に加え撮影もキュアロン。

できるだけ大きな画面で、そして音響がすごく良いでのサラウンドを体感できる環境で観た方が良いと思う(ちなみに劇伴は無し)。あと今はイオンシネマ西で1日3回も上映やってるよ!イオンシネマ西の音響はユナイテッドや万代からすると好きになれないけど、自宅よりは良いしね。

映画『グリーンブック』感想

『グリーンブック』をユナイテッド・シネマで。

小学生後半なら一緒に観ても大丈夫。素晴らしいエンターテインメント作。『ドリーム』が好きな人には特にお薦めしたい。できればクリスマスに観ると最高。

最初に企画を聞いてからこの日まで期待していた内容を、見事にすべて100%以上で返してくれた。満足しかない。デブまっちょなイタリア系チンピラのトニー(ヴィゴ・モーテンセン)と、知的でおぼっちゃん育ちの黒人天才ピアニスト・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の珍道中。と聞いただけで、そりゃ絶対面白いでしょ。

流行りの実話ベースで、脚本はヴィゴ演じるトニー・リップの実の息子と監督が、共同で書いている。パンフレットにある、実際のトニーの家族と、この映画の深い関わり(実際の親戚が役者で出ていたり)を読めば映画のあのシーンが思い出されてニヤニヤすること請け合い。パンフのボリュームはそれ程ないけど、どの記事もぐっとくるのでお薦め。

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黒人差別が法的に許されていた最後の時代、60年代初期の南部をコンサートツアーで廻る訳だから、メインテーマは黒人差別。いや黒人に限らず「差別は無意識化で行われる」という『ドリーム』のあのテーマ。世界的に有名なピアニストが、コンサートでは白人富裕層にちやほやされながら、「いや黒人はここでは食事ができないんです。ほんとすんません」と同じ会場で食事をすることさえ拒まれる。

エグゼクティブ・プロデューサー陣には、あのオクタヴィア・スペンサーが名を連ねている。脚本を企画初期の段階から関わり、彼女独自の差別に対する考察がとても貴重だったと監督コメントにあった。

ずっと押し黙り反暴力で貫くシャーリー(アリ)と、ついつい口や手が出るトニー(ヴィゴ)のやり取りを通じて、異なる環境の人間同士の繋がりと理解について、セリフではなく脚本とその演技・表情で観客に考えさせる。しかも基本はギャグだ。

ここまではまだ想像できたけど、本作はすばらしい音楽映画でもある!シャーリーの演奏シーンがどれもこれもいい。しかもすべて違う曲ってのがポイント。いくら良い曲でも映画の中で被ることで「またこの曲?」って少し冷めちゃうことあるじゃない(『アリースター誕生』はそれでちょっと残念だった)。

家に帰ってから実際のシャーリーの曲聞いたけど、格好良かったなぁ。でも映画全体を貫くBGMはこのシャーリーの曲じゃなくて、60年代ならこれでしょ!なリズム&ブルース。このミクスチャがすごく気持ちいい。当時、黒人の曲は大好きなクセに自然体で人種差別している白人達。そのリアルな様子を音楽が浮かび上がらせている。

すべてのアクションが対になっているかのような構成力にも、ほんと褒めるところしかない。最初から最後までずっと好き。本当のエンターテインメントってこういうやつ。

以下ネタバレ含むかも━−━−━−━−━−━−━−━
続きを読む

映画『焼き肉ドラゴン』感想

『焼き肉ドラゴン』をiTunesレンタルで。

大泉洋の役が、途中までは本当に許せないダメ男で、途中のクライマックスシーンも全然「はぁ?」って冷めちゃうんだけど、その後どんどん思い入れが強くなって、最後は結局泣かされました。結果オーライ。

真木よう子、井上真央、桜庭ななみというまったくあり得ない美人3姉妹が住む、戦後大阪・バラック韓国人街のホルモン焼き屋が舞台。

白眉は韓国人の両親で、この二人に最初から最後まで持って行かれる。すばらしいキャスティングだった。後半「アボジ、私はまだまだ元気だから…」のセリフが最高。泣き笑い。

真木よう子は当然としても、井上真央のなにやっとんじゃワレ演技は見物。この路線もっとやって欲しいな。

そしてコレこそを書きたくてアップしたのだけど、
(片足を引きずる)真木よう子のシャツ姿シルエットが、ハチクロのリカさんそのものだった!頭のカタチ、首から肩のライン、みごとそのまま。

WOWOWぷらすと「ぷらすと的2018年ベスト映画」を観る

今日の総移動時間はおよそ6時間くらい…
道中のお供はWOWOWぷらすとの「ぷらすと的2018年ベスト映画」公開収録3時間弱。楽しかった〜。時には大声で賛同し、時にはブーイングしながら最後まで。『ペンタゴン・ペーパーズ』そこまでじゃないよ!とかw。傑作と言われてるものでも6人の中で結構賛否が分かれてた。合議制ベスト10ってのは面白いね。

映画ってつくづく思うけど、人によって全然違う「どうしてもひっかかる(嫌な)ポイント」がある。それは致し方ない。この「ひっかかり」が各作品の賛否を大きく分ける原因になってることって結構あるな〜って、見ながら思いました。

YouTube面白かったけど「3時間も観れない!」って人は、plus.paravi.jpの中で記事になっているので興味ある方は検索してみてください。

改めて今後の私的TO DOリスト
(2018で観のがして今後絶対観なきゃいけないリスト)
『若おかみは小学生!』
『A Ghost Story』
『ワンダー君は太陽』
『ダウンサイズ』
『ブリグズビー・ベア』

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【ぷらすと的2018年ベスト映画 ベストテン】
結果は以下の通り

1位:ペンタゴン・ペーパーズ

2位:君の名前で僕を呼んで

3位:ブリグズビー・ベア

4位:きみの鳥はうたえる

5位:万引き家族

6位:菊とギロチン

7位:孤狼の血

8位:タクシー運転手
約束は海を越えて

9位:ブラック・パンサー

10位:カメラを止めるな!

【ぷらすと的2018年ベスト映画 個人賞】

西寺:ファントム・スレッド

宇野:15時17分、パリ行き

添野:ランペイジ巨獣大乱闘

松崎健夫:ワンダー 君は太陽

花くま:ザ・プレデター

矢田部:顔たち、ところどころ

松崎まこと:カランコエの花

池田:若おかみは小学生!

映画『スモール・フット』感想

『スモール・フット』をiTunesレンタルで。

やっと配信になった!お薦めです。

雲の上の山奥で暮らす心優しいイエティたち。若いミーゴはある日、伝説の小さな足を持つ「スモール・フット」に出会うが、誰もその話を信じてはくれない。スモールフットを探しに村を飛び出るミーゴはついに、彼らの住む町へと辿り着く。

そう、我々が「ビッグフット」と呼んでいた連中から、人間を見た物語。全編ギャグ満載で、笑いっぱなしなんだけど、中盤以降、彼らの目を通した人間達の行動を見るにつけ、笑いながら考えさせられる…でもピクサーディズニーみたいに説教臭くないんだ。その加減が見事。イルミネーション作品との間くらいのバランス。すっげー楽しかった〜!
【お子様OK】

映画『バッド・ジーニアス』感想

タイ映画『バッド・ジーニアス』をiTunesレンタルで。内容は『ザ・カンニング』。(って50近くじゃないと分かんないか)

予想と違って結構ヘビー。エンタメ映画としてのクオリティは文句無し。どうしてもモラル的にひっかかる箇所、心情的に理解しかねる箇所がいくつかあるので手放しで大好き!とは言えないけど、でも多分殆どの人は気にもならないのかな。

主人公の貧乏天才学生役の女の子(モデル出身らしい)、どんなにダサい格好をしても誤魔化せないスタイルの良さ。めちゃくちゃカッコいい。激カワイイお金持ちおばかヒロインちゃん(憎めない天然キャラ)と良いコンビ。

まぁちょっと、その計画じゃうまくいかないでしょ、という設定の甘さを、超緊迫した編集と演出で見せる見せる。いやーこんな映画どんどん作って欲しい。今後もタイ映画期待大。

映画『はやぶさHAYABUSA』感想など

毎年、1・2月は結構なペースで映画を観ている気がする。正月休みの流れがあるんだろうな。 『はやぶさHAYABUSA』を観たのは、別に今日のタッチダウンを事前に知っていたからじゃなくて単なる気まぐれとか偶然だったか。よく覚えていない。竹内結子が見たかったのかな。

ラストはちょっとアレだったけど結構いいじゃんこれ!専門用語を余計な説明なく淡々と呟いていくプロフェッショナル系映画、好きです。竹内結子の他も、映画を観ない層ウケだけを狙ってキャスティングされたであろう面々も、皆良い仕事をしていたと思う。

類似作(全部で4つくらい同じネタの映画がある)を調べようと検索したら、この映画、どこでもぼろくそのけちょんけちょんにけなされていた。そういえば当時もこのバッシングの嵐で観る気をなくしていたんだった。色々思い出した。そもそも監督の名前だけで普段ならまず観ることはなかったと思う。自分の物忘れのひどさに、こんな時は感謝。聞くと観るとは大違いだ。

今日のお昼はJAXAのアーカイブ動画をずっと流していた。分かりやすい技術解説も驚きの画も出てきたりで飽きない。インパクターも無事動いて14年前の雪辱を果たした面々の笑顔も、PMの説明も、皆嬉し楽しや。よいタイミングで映画を観れて良かった。

映画『ファースト・マン』感想

『ファースト・マン』字幕2Dをユナイテッド・シネマで。ほぼネタバレ無し感想。ってみんな知ってるアレですから。

人類で初めて月面を歩いたニール・アームストロングと宇宙飛行士の物語。

賛否分かれるかも知れないけど自分はすごく良かった。この作品は映画館での上映を観逃さない方がいいです絶対。

当時の技術で月に達するまで飛行することのあまりのリスクに驚く。やはり今とは違う。誰もが知るあの「小さな1歩」に至るまでに、どれだけの犠牲があったかを、改めて知って考え込んでしまう。

次々に訓練中の事故でなくなる同僚。彼らを支え家で待ち続ける妻。感情を表に出さず、常に冷静で、家族にさえもあまり心を開かなかったニール。彼にとって月に行くことはどういう意味があったのか。

冒頭の衝撃的な悲劇から、彼にはずっと大切な人達の喪失が続く。それだけの悲しみを抱え、何故あそこまでの成果を残せたのか。あの危険とリスクの中で生還することができたのか。

その理由を、技術ではなく「人」で見せる。アームストロングとその周りの人たちを。宇宙を扱う映画でありながら、徹底的に「人」を描写し続ける。しかも主人公がほとんど喋らないのに(笑)これだけ心に訴えてくる、その演出と演技が素晴らしい。

ライアンにはいつもどこか空虚さを感じるけど、そんなところもニール役にははまったように思う。大好きな演者じゃないけど、納得です。『ブレードランナー2049』に続く名演。

これまでの宇宙映画でメインになったようなプロットが、意外なほどあっけなく省かれたりするが、かと言って蔑ろにされている訳ではない。むしろ映画の白眉は、時間こそ短いけれど宇宙の「画」だ。打ち上げシークエンスも宇宙でのシーンも、観たことのない臨場感。 『ゼロ・グラビティ』よりも息苦しい宇宙「体験」だった。

延々とジェミニやアポロの小さい窓からの光景だけを映し続けたり、ヘルメットに写る反射だけで宇宙の時の流れを見せたり。『ラ・ラ・ランド』でアカデミー撮影賞を撮ったリヌス・サンドグレン撮影監督がまたまた超絶いい仕事をしている。今回はノミネートされてないようだけど。

当時の空気を再現するためにすべてがフィルム撮影。CG合成無し。バックに巨大なLEDモニターで背景を写し撮っている。ロケット類も実物大かミニチュアを製作。映像の質感がハンパない。

月以外は16&35mm、月面では65mmIMAXフィルム撮影。さらに月の無音部分が加わることで、この「地球」←→「月」の対比が凄く効果的に見える。
ああ、これが宇宙に行くということなのか。

自分がその時(俺の生まれる1年前だけど)その場にいて、一緒に宇宙船に乗っているという圧倒的な現場感。

音声面でも、テルミン、アナログのテープディレイ装置、当時のシンセ、ぐるぐる回るレスリースピーカーを通して録音したトレモロ効果、など、あくまで当時の技術で作ることに徹しているらしい。勿論説明を聞かなければそんなことは分からないけれども、この映画に「音」が果たした役割はとても大きい。映画館で体験できて良かった。

感情を表に出さず、あまり喋らず、家族にさえ心を開かない、「1番冷静だった宇宙飛行士」が主人公。

熱い感動も、『オデッセイ』のようなザ・アメリカンな盛り上がりもない。明るさもない。ずっと不穏な映画。ずっと揺れてる(笑)。 だけどすごく魅力的。SF映画の新しい境地を少し垣間見た気がする。やっぱチャゼル監督すごいわ!

いやーすごかった。今んとこ今年観た16本の中でナンバーワン。

映画『パワーレンジャー』感想

『パワーレンジャー』吹替をNetflixで。(何で字幕版がない?)

日本初の戦隊モノがアメリカに行って、映画化して逆輸入。その辺まったく詳しくないけども、『ジュウレンジャー』が元ネタらしい。まず自分では観るジャンルではないけども、あまりに評価が面白くてつられてしまった。

実際この映画が「戦隊モノ」になるのは、後半1/4くらいになってから。

それまではずっと「変身できずに皆で訓練する高校生ドラマ」なので、どちらかと言うと『ジュマンジ・ウェルカムトゥザジャングル』とか『ブレックファストクラブ』とか高校生版グーニーズとか、そんなカンジで、実に楽しい!

どうしようもないイジメや、裏切りや、イヤな奴が全然出てこなくてサクサク進むし、その分多少薄っぺらい嫌いはあるにせよ、その明るさパワーで持って行かれる!
ただ全員のキャラがちゃんと丁寧に描かれているかと言ったら、かなり雑。そのあたりは前述の傑作達とは並ぶべくもない。

んで戦隊ものパートは正直興味ないのでどうでも良かったです。そもそも戦隊ものったって、ショッカー達とちょっと戦った後は、ずーっと巨大ロボのコクピットに座ってるだけじゃん。え?そういうもんなの?

戦隊ものが特にお好きな人以外は、前半のみお薦めします。前半楽しい!

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