映画『スパイダーマン・アクロス・ザ・スパイダーバース』感想

『スパイダーマン・アクロス・ザ・スパイダーバース』2D字幕版をユナイテッド・シネマで。

満足!観に来れて良かった。

そもそも自分はアメコミ映画(MCU、DC)と相性がそんなに良い訳でなく「満点で80点」といつも思っていた位。特に『スパイダーマン』は相性が合わなかったなぁ…

そんな自分でも『ガーディアンズ』シリーズと『スパイダーバース』は違っていた。年間ベストに入るような、特別な作品。
そして前作「スパイダーバース」はアニメの歴史を変えるような衝撃作だった。

続編である今作は、前作を更に上回るビジュアルと音楽。相当な満足度。

140分と長い中、途中少々中だるみ感があるものの、それは多分前半がものすごく詰め込み過ぎだからで、あの調子で全編いってたら、もう頭がパンクしちゃうだろう。若いひと達にはちょうど良いかも知れないけど。
最後もちょうどアガるところで「続く」となり、ケレン味とカタルシスを重要視する同シリーズだからこそこれはもう楽しみ過ぎるわ。

ビジュアルの情報量があまりに多すぎて、今回も字幕版より吹替の方が良さそう。自分はどうしても最初は原語が聴きたい〜ってなっちゃうのだけど、スパイダーバースシリーズは、字幕で全部を追っかけるのはとても無理。

始まった最初からエンディングの最後まで目が離せない、相変わらず近代アニメの最高峰。間違いないです。観に来て良かった。

※お気に入りのキャラはジェシカとホービー

※入場特典でもらえるカード、QRコードをスキャンすると、SNSシェア用の画像がずらーっと並んだページに行く。これはいい。今後のスタンダードになりそう。

NHKドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』2話が神回

NHK BSPドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』第2話。

これはヤバいドラマが始まった…と思ったら、2話にして神回。そんなドラマあるか?
(1話が神回だった『アンナチュラル』はあるが、アレはその後もずっと更に面白さが上がっていった)

お昼休みに見てたらご飯止まっちゃう位にボロ泣き。
主役の河合優実はもちろんなのだけど、坂井真紀の演技力がすさまじい。いやその演技をちゃんと切り取る演出と撮影もすごい。坂井真紀ってこんな役者だったんだ。福地桃子もそうだけど、役者の魅力をここまでもかと引き出す大九演出。

ただの会話だけでも目が離せない。

未見の人、周りの評価が高くて気になるって人、ぜひ2話は見逃さずに。NHKプラスは1週間だったっけか?

これから一体どうなるんだ。

NHKドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』はじまる

NHK BSPドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』第一話。

えええ!なにこれ。ヤバい。大傑作の予感。
撮影・編集・演出・劇伴、めちゃくちゃかっこいい。これ映画じゃん?ていうルックの良さ。
俳優陣もなんだか皆、魅力MAX。

1話から観られて良かった〜!
岸田奈美さんの原作は未読だけど、noteは購入してかなり読んでるファンから観ても、岸田文のペーソスがにじみ出ているかんじ。いい。

演出誰だろう…と思ったら…大九 明子さん!
『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』の監督だ。

主役陣の他にも『舞妓さんちのまかないさん』以来の福地桃子がこれまた1話から魅力爆発。最高。

これからも楽しみだ〜!

朝ドラ『らんまん』東京編へ

東京編になってからどんどん好きになってる『らんまん』。

研究室のこの2人が本当に大好きなんだけど、今日(6/14)の、夢中になってる万さんの後ろでの会話、すごく良かったな。脚本の会話センスがいいのよ。そしてここに竹雄が参入!もう最強布陣。最高多幸感。朝ドラありがとう。なんなのこの可愛さ。

この後の、寿恵子(浜辺美波)とダンス先生とのやりとり、「愛に生きろ」…ベタ過ぎるほどベタなのに演技と演出で泣かせる。

今週ずっと良くって盛り上がっていって、この後どうなるんだろう。楽しみ。

『マイ・ディア・ミスター』再見

最近また『マイ・ディア・ミスター』を完走した人と話す機会があり、今見ている韓ドラもそこまでハマっていない事もあって、つい10話から見始めたら…あっという間に最終回まで突っ走ってしまった。これ連休中に再見予定で最初からにすれば良かった…

とにかく見どころが多くて、ぐっときたポイントを後で話そうと思っても色々忘れているんだよね。

なので今回はメモをとっておいた。
12話くらいから最後まで。2回目〜3回目なのでちょっと脇道の方なのかな。

●終電に間に合わそうと会社の皆で走っていくシーン

●父が昔言ってた。「なんてことない」と。今は誰も言ってくれない。
だから自分で自分に言い聞かせる。

●ドンフンが常務になり兄弟と母が抱き合って喜ぶシーン。
その後ジョンヒの店から帰るお母さんとドンフンの挨拶。

●ユニ「あの子は全力であなたを守っていたわ」

●ドンフン「感謝している。
情けない俺の人生を聞いても、味方してくれて。」

●1番温かかった言葉が「何か要るか?」だった。
おばさんに言ってた。

●ハルモニが亡くなった時のIUの演技

●最後の「ファイティン!」

家族・友人・幼馴染みとの絆。
そして、それ故の呪縛。

以前は「物語としては大好きだけど、自分にはこの呪縛は厳しい…」と思っていた。だけど今回また見直して、その呪縛の安心感をたっぷりと感じている自分も居て。

要するに、そんな簡単に良いも悪いも言えない話ってことなんだけど。描きたいことがまた分かったように思えました。

やっぱりキャラ全員について話したくなるよね…。

どうもここしばらく、このベスト3どころか完走できる作品にも巡り会えてなくて、だから次はスタッフから繋げて『ミセン』(ドラマ版・監督と脚本が同じ)に行こうと思う。

しかしキム・ウォンソク監督って作品少ないのね…そして検索しても4作品しか出てこないTVドラマの中の2つがマイベスト3だという…(もう1作は『シグナル』)。最近作の情報ご存じの方がいらっしゃったら、教えて欲しいっす。

映画『人生はビギナーズ』感想

『人生はビギナーズ』(2012)をAmazonレンタルで
監督はマイク・ミルズ(『20センチュリー・ウーマン』)。

なんで『カモンカモン』も観てないのにこれ…と自分でも思うけど、気分なんだよ気分!
ずっとプレイリストに入ったままだったこの作品、昨晩になって急に「これだ!」てなって。

まんまと良かったです。

【あらすじ】
38歳独身男性オリバー(ユアン・マクレガー)は、母の死後、75歳の父(クリストファー・プラマー)からゲイであること、これからはゲイとしての人生を謳歌することを宣言される。美術館長を務め仕事一筋の厳格だった父に、やがて若い恋人ができ、話し合う機会も増え、次第に父がどういう人生を送ってきたかを垣間見るようになる。そんな中パーティーで出会った女性(メラニー・ロラン)と、おっかなびっくり恋に落ちていくのだが、彼女も父とは複雑な関係を持っていたのだった。

まずこのカミングアウトしたお父さん:クリストファー・プラマーがむちゃくちゃキュートでオシャレで最高過ぎる。お父さんの映画だよね…

恋愛にはまったく縁なく、恋愛メインのドラマ映画にはほとんど興味を持てない自分でも、なんだか恋したくなったよ!違うな、他人の恋のほにょほにょに浸りたくなったよ!恋愛映画としてもとっても魅力的だと思う。

お父さんがゲイのグループに入ってまさに人生の最期を謳歌するさまと、過去の両親の微妙な空気感が、交互にカットバックされ、彼の人生とは、を考えさせる。
またこの亡くなったお母さんもソーキュート。

主人公のとんでもなく繊細で気ぃ使いなオクテ中年をユアン・マクレガーが見事に演じている。この優しさには恐れ入る。皆こういう人と結婚した方がいいと思う。ただユアンは大変そうだ。

いやな人は誰も出てこない。だけど皆が少しずつあるいは大幅に食い違って、時に傷ついて、でもなんとか自分を少しずつ変化させて、ビギナーズから先に進もうとしている。自分の人生を生きるために。

とっても好きな映画です。

映画『秘密の森の、その向こう』感想

『秘密の森の、その向こう』をAmazonレンタルで。
監督はセリーヌ・シアマ(『燃ゆる女の肖像』など)。1時間12分。

【あらすじ】
おばあちゃんを失った8歳のネリーは、両親と共に森の中の実家を片付けに行く。そこはお母さんとお婆ちゃんの思い出が詰まった場所。お母さんが悲しみに堪えきれず出ていってしまう中、森の中で遊ぶネリーは、自分と同い歳で同じ顔、しかもお母さんの名前マリオンを名乗る少女と出会う。彼女の家に招かれるとそこは、実家とまったく同じ家だった…。

あらすじだけ見ると「すこし、ふしぎ」風なのかと思うが、そんなテイストやルックはほとんどないまま、静かに静かに物語は進んでいく。もう1つの実家のお母さん(若い頃のお婆ちゃん)は、自分の娘と同じ顔をしたネリーのことを全然不思議がらず普通に出迎える。

森の中で小屋を作り、料理を作り、親友のように遊ぶ、同じ顔をした二人を淡々と追うカメラ。

主役の女の子二人を(恐らく双子の)姉妹が演じていて、その感情をあまり表に出さない演技と、余白のある演出が、映画全体の雰囲気を独特のものにしていた。ただし眠い時には要注意。

尺が1時間少しと短く、物語は淡々と進んでいくので、このまま大きく感情が動かされないままに終わるのかな…
と思いきや。
最後やられました。余韻が素晴らしい。

「時を超える感動」が1番強い。自分内セオリー。

after6junction 『渡辺あや特集』

after6junction 『渡辺あや特集』by岡室美奈子(早稲田大学教授)。

よくぞやってくれました。というか、今まで1回もやってなかったのにびっくり。

朝ドラ『カーネーション』で一気に知られることになった脚本家・渡辺あやさんは、そもそも手掛けている作品自体がそんなに多くなくて、wikiで出てくる殆どの作品を自分は観ている。
(『その町の街のこども』は何故か配信をやっていなくて未見なのがなんとも悔しいのだけど)

元々雑貨店経営&主婦をやっていた女性が、岩井俊二のシナリオ応募コーナーで見初められ、『ジョゼと虎と魚たち』で脚本家デビュー。その後いくつかの映画を経て、初めての連続ドラマ脚本が『カーネーション』というのもすごい。

今回は尺の関係か話を絞ったのだと思うのだけど、渡辺あやさんはあちこちの取材で「プロデューサーとの相性を大事にして、プロデューサーの「人」を見て、その人がやりたいと思った企画を実現する」「その人が本当に自分の中から「描きたい」と思った題材かどうかが大事」というようなことを語っている。

自分が描きたい題材なんて特にないし、社会派という訳でもない。ただ製作者が心から描きたいと思った題材に共感できたら、それを一緒になってできるだけ実現する、というような話だったと思う。

つまり渡辺あやさんの来歴を語る時には、だれが企画をはじめて渡辺あやさんを口説き、製作したか。というプロデューサー話がセットで聴きたいんだよね…。

たとえば『ワンダーウォール』の企画を渡辺に持って行ったのは、当時まだ駆け出しだった(たしか)NHK京都のプロデューサーで、そのしつこい情熱にほだされて、当時多くの製作者が口説き落とそうとしてできなかった渡辺脚本を勝ち取った、みたいな話だったり。

『エルピス』の佐野亜裕美Pは脚本ができているのに実現できず、TBSを退社し、5年越しでカンテレで実現した(その間、やりたかったことを先に実現するために渡辺さんはNHKで『今ここにある危機とぼくの好感度について』を書いた)というなりゆきだったり。

一貫して彼女は「単純な二項対立を避ける」「その中でも個人は変わっていける」というとを描いていると岡室さんは語っていて、なるほどと思う。

最後、特にスッキリする訳ではない。巨悪を倒す訳でもない。ポイントはそこではない。だけど本当に感動してしまう。そんなドラマの特徴って、大好きな野木亜紀子さんとも通じるところだよな…。でもその一部分は、今の地デジで通すための作り方でもあるのかも。

もちろん、制限や縛りが名作を生むことは多々ある訳で、今の我が国メディアの、何1つお上には文句を言えない閉塞・窒息状態は、ある意味名作を生む土壌になっているのかも知れない。いやいや、全然良い状況ではないですよ。最悪なんですけど。

映画『線は、僕を描く』感想

『線は、僕を描く』をAmazonレンタルで。
監督:小泉徳宏(『ちはやふる』3部作など)
主演:横浜流星、清原果耶

(あらすじ)大学生の霜介(横浜)が水墨画の世界に目覚め、やがて自分の心の問題とも向き合っていく。

すごく良かった。『ちはやふる』3部作までに思い入れは及ばないけれど、主役2人の心の機微を深く静かに描く演出が好み。

三浦友和演じる大先生と、孫で水墨画の新進作家・清原果耶の関係を縦軸に、主人公・横浜流星と家族の悲劇・友人との関わりが横軸になって、物語が進んでいく。そのバランスがいい。

撮影の迫力と劇伴とのマッチング!「饒舌な劇伴」とはおよそ揶揄する時に使っているけど、今作では要所に絞られ、クライマックスを盛り上げている。
(しかしいきなり歌が流れるあの箇所には戸惑った。ちょっと勿体ない)

説明セリフや説明カットが殆ど無いのもいい。「ここであの思い出カットが入るかな…」と心配しても、まず入らない。思い切りがいい。

『ちはやふる』3部作からの既視感(アングル、照明、音楽)はあらゆる処にあって、それは題材が日本伝統のものだったりするからなおさらなんだろうけど、でも自分はその既視感はまったくマイナスにはならなかった。何度もぐっときてしまう。

横浜流星が素晴らしい(彼の他の作品を観たことは殆どない)。

今作のファーストシーンは、彼の顔のアップがずーっと続くだけ。
ただ何かを観て感動しているその表情。その後、観ていたものが何なのか分かるのだけど、この最初のシーンが、後でいくつものストーリーと噛み合い説得力を増していく。

江口洋介もいい。ハマってる。清原果耶の演技も文句無しに素晴らしかったけど、完全に個人的な問題で『モネ』を完走した後だとさすがにダブり感がある。まったく違う女優だったらもっと集中できたのかも…とは思った。

『ケイコ、目を澄ませて』に続く三浦友和師匠。すっかり重鎮だな。これも自分的には三浦友和感を100%拭いきれず10%くらい残っているのだけど、でも良かった。

富田靖子の初登場カットがまったくそれと分からない位上流階級おばちゃん感満点で驚いた。

そして何より、最後まで主人公2人に恋愛感情のカケラも発生しないのがいい。最高。これが出ちゃうと急に凡百。

そもそもの水墨画の魅力に気付かせてくれる内容でもあるし、『ちはやふる』じゃないけどこの映画きっかけで水墨画をやってみたいと思う若者も結構出てくるんじゃないか。水墨画の描写がとても効果的だった。なんでもコロナの延期もあって、横浜流星は計1年ほども練習して臨んだそうだ。

この映画、入りはどうだったんだろう…残念ながら自分の知る限りでは然程話題にはなってなかったようだけど。#アトロク で宇多丸さんがかなり褒めていて気になっての鑑賞でした。

NHK単発ドラマ『ももさんと7人のパパゲーノ』

今日家でお昼ご飯食べながら観たNHK『ももさんと7人のパパゲーノ』。オンデマンドで。
サムネールが気になって観ただけで、前情報はゼロ。

最近あまり感じたことのない不思議な後味。最後はちょっとすっきりする60分ドラマ。撮影も音楽も編集も抜群にセンスがいい。古舘寛治のナレーションも素晴らしい。伊藤沙莉主演。

何なのだろうこれ…と思って検索してみたら、

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NHK福祉番組ハートネットTVが運営するサイト「自殺と向き合う」に寄せられた声と、投稿してくれた人たちへの5年半の取材を元に制作しました。

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とあった。

「パパゲーノ」とは「死にたい気持ちを抱えながらも“死ぬ”以外の選択をしている人」を現す言葉で、その人達の話を聴くことで自殺願望が収まるようなケースを、オペラ『魔笛』の登場人物になぞらえて呼んでいるそうだ。

NHKには「わたしはパパゲーノ」なる別サイトもある。自殺対策プロジェクトのようで、その内容やアプローチの仕方に、自分はかなり救いを感じた。誰だって他人事じゃない。いざとなったら読むべきところがある。その時にちゃんと、必要としている人の、目に入りますように。

TBS『たまむすび』終わる

この2年ほど、コロナ禍に入って1年経ったくらいから、メンタルの急激低下のせいなのか、それまでずっと好きだったのに、急に見なくなった(聴かなくなった)番組がいくつかある。

TBSラジオ『たまむすび』もその1つだった。
なんなのだろう。普段の生活で心からリラックスする時間が殆どなくなったから、なんだろうか。

1年以上ご無沙汰している『たまむすび』が終わってしまうと聞いて、すごくショックで、すごく寂しくなると同時に、「最後だけ聴いて寂しいとか言ってるんじゃねー」的な、自分に対する罰的な何か、も生まれて。

終了告知があった後も、だから聴きたいのに聴けない、なんかそんな時期が続き、そして遂に最終週になってしまった。

最終週、ガマンできずに聴いたよ。

8年以上も聴いてた番組だから、あっという間にあの頃の気持ちに戻ったよ。

思い出したけど『ストリーム』『キラ☆キラ』『たまむすび』と、いったい何年TBSリスナーやってるんだ。

木曜の赤江さん最終日、最後の「答辞」は、仕事の買い物をしながら聴いてたら泣けて泣けてしょうがなくて、レジにも行けないほどだった。

考えてみたら
こんな風にキー局番組の最終回の瞬間を、地方でリアルタイムで聴けること自体、ラジコプレミアムが無い時代には叶わなかったことで、それも元を辿れば2011年の311からだったな。大震災がもたらした数少ない恩恵。

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当たり前だけど、赤江さんが単に天然すっとぼけキャラだけじゃない人ってことは、このトラブル続きの11年をずっと伴走してきたリスナーだったら、皆知っていると思う。

『たまむすび』は自分にとって、こんな赤江珠緒という大好きな女性との出会い…だけじゃなくて
博多大吉とピエール瀧という、理想の大人像、尊敬すべき先輩に出会えた番組だった。

絶対に自分にはなれない理想像だけど、少し先を行く人生の先輩男性像として、ああこんな人がいるなら男として生きていく意味もあるのかな〜と思わせてくれる二人だった。(だから、瀧さんの降板と、復帰しないことへの思いも、聴かなくなった後押しだったかも)

最終週の水曜日。大吉さんのラスト。
特に大きなプレゼントも、気負いも無いように話す大吉さんが語った、ポッドキャスト新番組への、その思いの丈にクラクラした。

(博多大吉さん)
自分はたまむすびで大きな自信をもらった。この自信のおかげで仕事が回り出し、タレントとして大化けすることができた。

今NHKの「朝の顔」になれているのも「たまむすび」なくしてはありえない。
自分を大きく羽ばたかせてくれた番組だ。自慢の番組だ。

そんな風に自分を大きくしてくれた赤江さんは、だから自分にとって最高のラジオパートナーだ。

番組をやめるやめないの決心にしても、辞める気持ちが殆どではなくて、51対49でやめるような、そんな様子に見えた。赤江さんは、辞めたくて辞める訳じゃない。

だから自分は「10年後にまた「たまむすび」やるって決めて、辞めたらどうですか?」と提案した。そしたらリスナーも、周りのスタッフも皆同じ気持ちだった。

この先赤江さんは絶対にたまむすびが恋しくなる時がくるだろう。
10年先に番組を用意することは、今の仕組み上できることではない。皆、望んではいるけれど、そのやり方が分からないだけだ。

だったら、自分がその受け皿を用意しておこう。赤江さんがいつでも帰ってこれるように。
赤江さんだけじゃなく、元「たまむすび」のパートナー達も出演してもらい、この「たまむすび」が育ててきたものを自分が繋いでいく。
赤江さんが帰って来たくなった時に、いつでもその場があるように。

そのために自分は腹を括って、ポッドキャストを始めます。

かなり意訳しているけども、こんな話だった。そして赤江さんには、いつ来ても無制限に番組に出ることができる無期限PASSを渡したのだった。

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このエピソード自体が、『たまむすび』がどんだけ凄い番組だったかってことを、物語ってると思う。

瀧さんもちょっと位出てくれよな!とは誰もが思ったはずだけど笑

本当に赤江さん、凄かった。
こんな幸せなエンディングを迎えられるパーソナリティー。なかなかいないですよ。
なんというか、おめでとうございます。ありがとうございます。大好きでした。
またその声をお聴きできる日を、楽しみに。


大友克洋『童夢』実写版パイロットフィルム

3/20と21は、新潟国際アニメーション映画祭で大友克洋さんのトークを2日連続で聞いていました。


ああ、あの大友克洋が目の前に実在して、話しているんだ…という感慨でいっぱい。19日の永野護氏に続き、自分にとっては二人の創造神に2日続けて出会うという、とんでもないスケジュールでした。

20日はりんたろう監督の新作『山中貞雄に捧げる漫画映画『鼠小僧次郎吉』』の上映。大友氏はキャラクターデザインで参加。

21日はシネ・ウィンドでの大友克洋レトロスペクティブ企画。『ロボットカーニバル』『GUNDAM: Mission to the Rise』『童夢(パイロットフィルム)』『老人Z』の4本上映。中でもほぼ初公開お蔵出しとなる『童夢』実写版パイロットフィルムがafter6junctionでもかなり話題になっていましたね。

さて大友さんの漫画は、AKIRAから入り、その後初期の短編集に出会ってゾッコンになったクチ。『童夢』との出会いはもうトラウマに近い位のインパクトでした。

その漫画へのリスペクト度がずば抜けてとんでもなくて、もはや神様レベルなので、当時彼が参加したり監督した映像作品を観に行く時も、事前の期待・ハードル値がバク上がりしていました。その結果、『AKIRA』を除いては(というかAKIRAのおかげで更にハードルが上がり)殆どの作品で、およそガッカリして帰ってきた記憶ばかり笑。

今回1番の目的は『童夢』。

これまでスニークプレビューで上映されるのみで、ほぼ存在さえも知られていなかった、大友氏自身が監督する7分20秒のパイロットフィルム。10年前の制作なのでCGにしてもなんにしても今観ちゃうときっと厳しいし、あまり期待しないでおこう…と思っていたのですが(とは言いながら寸前で原作を読み直し気持ちはアガっていたのだけど)思ったよりずっと引き込まれました。これ、予算も手間も相当頑張ってるよね?という印象。

短いパイロットフィルムなので、選ばれるシーンによってはティーザー的な内容かも?と予期していたのだけど、なんとあのマンション上下逆の名シーンが入っていて!これは皆びっくりしたと思う。

そして全編通してチョウさんの不気味さが実写ならではの演出で伝わってきました。主役の女の子は後ろ姿のみ。この作品って、ある意味刑事たちが主役だと思うのだけど、彼らを匂わせる雰囲気も良かった。一部爆発シーンもあって、出来も想像よりずっと良かった。

原作のモデルとした団地はロケの許可が取れず他の団地を使っているそうなんですが、あの大きな団地の不穏な感じ、エレベーターなんかを効果的に使って、かなりゾクゾクさせられました。ちなみにあの世界イチ有名な「壁ドンッ!」シーンはありません。

上映後のトークは『老人Z』の北久保弘之監督と一緒に藤津亮太氏の司会で、1時間以上にも渡る長いものでした。北久保監督の「職業監督ぶり」エピソードにかなり長い時間が割かれて、これが業界裏話的に面白い。くりぃむレモンとかやってたんですね。

大友さんは自作についてはあまり語りたくない笑とのことでしたが、童夢についてはその端々から、かなり予算的にも内容的にも当時最大限頑張ってらした様子が伝わってきました。

あと大友氏の映像への関わり方(自作以外含む)が時系列で知れて、これはきっと大友全集とかにまとまるのかも知れないですけど、今までおよそ知らなかった内容で非常に興味深く聴けました。



ところでこういう業界トーク、たとえ客層がマニアックだとしても、聞き取れないような単語、専門用語、説明無しの個人名、通称・愛称などはできるだけ司会が補足すべきですよね。藤津氏はもうなんか「そういうトーク」の空気になってて、そう、空気感はとてもいいのですけど、少し残念。(ラジオ出演いつも楽しく拝聴しています!)
場合によっては、この補足説明だけでトークの満足度ってすごく上がったりするじゃないすか。自分の時も顧みなきゃと思いました。

新潟国際アニメーション映画際、こんなに素晴らしいラインナップにもかかわらず、コンペ作品が1つも観れなかった…。スケジュール的に無理。これでもいっぱいいっぱい。
できればもう少し、長期間かけてできればいいんでしょうけど、回を重ねて少しずつ、なんでしょうね。

19日の永野護トーク後の呑み会では「サンライズロボットアニメ特集、見たいよね」でもやるなら多分、自分達がやんなきゃなんだな、とか話してました。そういう歳だし。次回以降、何かご縁あれば!

永野護・川村万梨阿トーク付『ゴティックメード』上映会

3/19日、永野護・川村万梨阿トーク付『ゴティックメード』上映会へ。自分は初見。

この組合せ(夫婦)でのトークは勿論、永野護氏のトークを聴ける機会自体が相当に貴重みたいだ。

司会の井上伸一郎氏(同映画祭フェスティバルディレクター)が素晴らしかった。元角川書店の社長で(とは言え偉そうな感じは皆無)主役2人とは旧知の仲。彼が進行することでお二人のムードが最初からリラックスしていて、場の空気作りとか「今日はどのあたりのレベルで話すの?」みたいな探り合いなど、余計な時間がなく、最初から単刀直入に本題ばかり。聴きたい話ばかり。

あそこに集まったお客さんの殆どが求めているモードだったと思う。そのくせマニアックな内輪話に偏ることなく、さりげなく話を本筋に戻すそのやり方も、主役2人との信頼関係あってこそだろう。

そう、司会との間に信頼があるから、永野氏・川村氏の返答が「余計な気遣い無し」ですごく気持ちいい(まぁ永野氏は普段からこういう感じだったと思うけど)。

#fss_jp と同じく35年以上続く「PALM」ファンとして、長く続く連載には、何より掲載し続ける編集部や出版社の理解と努力が大切だと、身に染みて感じている。その一部を支えたであろう井上氏が司会をされていること、それだけで、気持ちが盛り上がる。

あのリブート(世界的にも例がないだろう作品内世界の大幅なデザイン・名称変更)と映画『ゴティックメード』の関係の話では、もう忘れかけていた当時の衝撃、戸惑いなども思い出した。この話題を作者自身の言葉で聴けることの興奮ったらなかった。

上映はスクリーン下のウーファーが効いてるのか凄まじい臨場感。永野監督が最初から「音響には徹底的にこだわった」と言っているだけある。最後のクレジット、音響協力でIHIジェットエンジンなんたらって会社名が出てきてちょっと笑った。

カイゼリンの起動や色の変わり方など、初めてゴティックメードとはこう動くのだ、という答えを見せてもらった感じ。これはリブート前の公開当時には到底理解できなかったと思うので、この映画、ひょっとしてリブート後に観た方がいいんじゃね?と思った位。なんにしても原作読み返さなきゃな。

ストーリーはファン以外にはまぁそれなりの短編って感じだろうけど、読者である自分にとっては、勉強しまくった星団のあれやこれやの歴史がモーレツに脳内補完され、大きなカタルシスを呼んだ。最高体験でした。

上映後は、知り合いの読者と打ち上げへ。あのトークを聴いた後に語れる場があることがとても嬉しい。あの貴重さを、創造神の言葉を生に聴いた感動を、分かち合えることの喜びたるや。嬉しくて呑みすぎてしまって、翌日は結構な二日酔いだった。

永野護さん、川村万梨阿さん、新潟に来ていただいてありがとうございます!

自主朝ドラ 『ひよっこ』

現在、#自主朝ドラ は『ひよっこ』乙女寮のあたり。
脚本は岡田惠和。

昨年末に『#あまちゃん』を観終わって、そのあまりの完璧さに驚き、将来に渡ってこれ以上の朝ドラはまず生まれないだろうという実感をあらたにした。作品の完成度以外にも、世の中のタイミングという要素があって、これは如何ともしがたい。終わった後しばらくは、とても他の朝ドラを観る気にはならなかった。

次に観ると決めていたのが『ひよっこ』。
見始めてまず、お父さんが行方不明になるのが2週目だということに驚いた。え、すぐじゃん。この不穏感は以後シリーズ通して全体のバックに流れ続けるが、それを忘れさせるドラマの明るさとポジティブさに救われ、忘れた頃にお父さんのシリアス話が挿入される。このバランスがいい。

松本穂香を初めて認識したのもこのドラマだし、大好き小島藤子との出会いも乙女寮。そして今やエンタメ界を席巻する伊藤沙莉を見出したのもひよっこじゃなかっただろうか。

でもこの幸せな乙女寮も、あっという間に最後を迎えることを知ってるので。できるだけゆっくり観ようと思う。

この乙女寮編が終わりを告げた時は随分ロス気分だったのだけど、ひよっこはこの後も楽しみが沢山あるんだよな!(自分のブログを観て思いだした)そうだ!

朝ドラは日々の俺メンタルに、思っているよりずっと影響を与えているんじゃないかと思う。

新潟で『童夢』実写映画パイロット版上映決定!

大友克洋による『童夢』実写映画!の7分の未公開パイロットフィルムが上映される。
新潟国際アニメーション映画祭で。

大友自身の監督作ということでそこはかとない地雷感ありつつも笑とにかく観る機会が得られたことが何より嬉しい。楽しみにしています。(残席僅か。もうないかも)

童夢、今韓国でリメイクしてくれたらハマるだろうな。

幻魔大戦も久しぶりに観たい。誰もが大友のキャラクターデザインと『光の天使』は覚えている筈。でもそれより何より、金田伊功の関わったアニメが今劇場で観られるというのが自分的にはエポックだ。

同映画祭では、恐らく新潟市では初めて?(未確認)の『ゴティックメード』が、監督と奥さんのトーク付で上映される。ディスクも配信も無く劇場でしか観られない作品なので、こちらも本当に嬉しい。身の周りでは永野護FSSのファンは2人しかいないのだけど、その2人とも無事上映に行けそうで、その後はFSS呑み会をやるというお楽しみ付き。

#新潟国際アニメーション映画祭、ありがたいっす。

映画『BLUE GIANT』感想

映画『BLUE GIANT』をTジョイ万代8番スクリーンで。
監督:立川譲。
自分は原作のファンで今も読み続けている。

これは先に知っておいた方が良い気がするので書くけど、映画の舞台は日本編。

アニメ技術の問題とか、日常シーンの細かい演出で、言いたいことはモロモロあれど、ライブシーンの迫力ですべて蹴散らされた。凄すぎる。

これはもう映画じゃなくて、体験したことのない映画館JAZZライブだ。最後は涙。

「映画じゃなくて、体験したことのない試合観戦」だったのはスラムダンクだったけど、そういう意味では似てる。
ライブ時のトリップ体験みたいなのをビジュアル化してて、これは発明。

しかしスラムダンク以降、アニメ技術への基準が上がりすぎて困っちゃう。あれ見ちゃうと。
今作もライブシーンのみモーションキャプチャーCG使ってるんだけど、そこだけヌルッとしてて違和感。だけど何回も書くけど、そんなん関係ねぇ。

LPを模したパンフには、上原ひろみさんの作曲へのこだわりが書かれていた。

あんなに長いライブシーンをいくつも入れて、それで飽きないどころかどんどんアガっていくのってめちゃくちゃ難しいと思う。原作を読み直すと(何しろ最初に読んだのはもう6、7年前だ)曲の名前もちゃんと映画でリンクしているのが分かる。漫画で読んだあの曲を、上原さんがすごい精度で作曲したらしい。

この映画のクライマックスになっている、あのショッキングなシーンは、北書店が未だあそこにあった時期に隣のプライムで辛いカレーを食べながら読んでた。163週前らしい。読後しばし呆然となってたのを覚えている。

その衝撃事件を見事に回収してくれる、オリジナル展開がこの映画にはあって。リアルタイムで読んでた人は、読み返してから観るのもいいかも。賛否あるかもだけど、自分は号泣でした。

劇場で大音量で聴くジャズの洪水とビジュアル。
なんか楽風舎の感動も思い出した。
「劇場で観なきゃいけない度」はここ数年で間違いなく1番。音の良いTジョイの、小さな8番という箱も最適。見逃さないで本当に良かった。

いやもう、よくぞやってくれました。という映画化だった。実写じゃなく(演奏の嘘が気にならない)アニメで良かった。あざーす!

『私の解放日誌』のzine『私たちの“解放日誌”』読了

Netflix『私の解放日誌』のfan-zineである『私たちの“解放日誌”』をやっと入手。何故かずっと通販できないものだと思い込んでた。タバブックスWEBサイトより。

読み始めたばかりだけど、まず冒頭の

「(中略)完走後の謎の爽やかさに圧倒されまして(笑)。自分が思ったことより、人がどう感じたかがすごく気になってたんです。」

「あまりにも言葉で語るのが難しいのに、語りたくてしょうがなくなる。「誰か!私と感想を語り合ってください!」と街中でプラカードでも掲げたいような気持ちになっていたので今回お話できて本当に嬉しいです」

これ、去年8月に『私の解放日誌』を完走した後、いてもたっても居られなくて、インスタDMで声をかけまくって急遽開催したZoom呑み会の、あの時の心境そのままですね。

その節は参加していただいた皆さん、ありがとうございました。本当に楽しかった…

zineとは言えそれなりのボリュームもあって、でもきっと読むのはあっという間なんだろうなぁ。
楽しみです。

※タバブックスでせっかく通販するならと思い、最近買い逃していた『仕事文脈』を3冊まとめ買いできたのも良かった!

映画『NOPE』感想

『NOPE』をAmazonレンタルで。
監督はジョーダン・ピール。

怖いのがかなーり苦手なせいで、ジョーダン・ピールの監督作はどれも観れていない。

でもこれは怖くなかった。面白い!!!

予告編とはちょっと違うイメージ。S.キング映画っぽい楽しみ方だったかも。
ディテール、衣裳、美術、撮影、とても好み。

「良いお兄さんが出てくるのは、大抵良い映画だ」
という持論がまた裏付けられた。

映画『金の国 水の国』感想

『金の国 水の国』をユナイテッド・シネマで。
監督:渡邉こと乃/原作は大好きな岩本ナオ。

十二分に、とは言わないまでも原作の凄さをちゃんと映像化できていたと思います。とても良く出来ていた。

最近観たアニメが『THE FIRST SLAM DUNK』と『ONI』位なので、アニメ技術に対する期待が凄く高い状態だったから、正直あちこち気になったりしつつ、でも改めてマッドハウスさすがだと思ったり。

ここを押さえなきゃ、というポイントはちゃんと押さえられていたと思うし、一般ウケを狙ってラブストーリーを妙に前に押し出すこともせず、2国の外交というテーマでちゃんと芯が通されていて、だから観ていてとても気持ちが良かった。サーラとナランバヤルがどういう人なのか、あまりズレずに描かれていたと思う。

気になったところは…

●上映終了後に監督と主役2人の声優の対談みたいのが流れる(最近のアニメだとこういうの良くあるの?)。
映画の余韻を壊すだけで特に嬉しい情報もなく、観ないで出てきてしまって大丈夫だよ〜!(会場暗いから厳しいかも知れんけど)
何故こんなの流すのか、分からない。「今」じゃないよね?

●サーラの声、もっとおっとりしてた方が良かったなぁ。最後には慣れるかと思ったけど…。悪い意味でキレイ過ぎるかんじ。

●劇伴があまりに饒舌過ぎる。邦画の良くないところ。

●ポイントは押さえられているんだけど、そのポイントを繋ぐラインのディテールが結構端折られていて、多少え?え?というところがあって。いやこれはどうすればというより尺を延ばさない限り凄く難しいと思う。結果的には原作未読の人がきっと気にならないレベルになっている。しかし原作ファンとしては、いくら脳内補完しても多少大味に感じられた。

とても良くできたアニメ化だと思います。

NHK特番「私の『大奥』語り」感想

2/5にやっていたらしいNHK特番「私の『大奥』語り」をオンデマンドで観た。

冨永愛 、風間俊介 、森下佳子 、大森望が、主に『大奥』原作の好きなところを語りまくるという内容で、原作の終わり方まで言及している。

脚本の森下佳子さんって、俺の大大大好きな
『JIN』TBSドラマ版
『だから私は推しました』
なんかをやってる人なんだね。こないだのZoomで教えてもらった。

『JIN』いったい何回観たことか…(ガタ子さん風に)

森下さんが元々からの原作ファンで、どういうところがグッとくるかを話していて、もちろん脚本家さんだけで良いドラマが約束される訳ではないけど、でも1つ安心できたというか。これまでのドラマ10『大奥』に感じる原作愛の理由を、ちょっと垣間見れた気がした。

原作『大奥』が終わった時に、これは本当にとんでもないものを作りおったぞよしながさん、と思ったんだけど、その時点ではあくまで個人的な世界での話で…

なんというかよしながふみ作品に限らず好きな少女漫画のいくつかは、いつまで経っても「自分達だけが分かるもの」みたいな思い込みが、無意識下にあるよな。

でもこの大傑作は、いよいよ本当に世界を席巻しちゃうのかなって、番組を観て初めてちょっと思った次第。

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