『マトリックス・リローデッド』

『マトリックス・リローレロ』のDVDを買った。特撮部分はサイコー。やっぱしオタク向けだなぁと改めて思った。映画館で1回目に観る分には良かったのに。今回DVDを買ったら最初の40分、いきなりトバして観てしまった。ダラダラしすぎ。ストーリーが分かった2回目以降の観賞にはまったく耐えない部分。

あと、いわゆる「マトリックス」内の方の世界観はトテモ好きなんだけど、「ザイオン」がある方、つまり劇中の現実世界の方が、ちっとも魅力的に見えない。魅かれない。普通、優れて良い時しか意識されない「デザイナー」とか「美術」のお仕事だけれど、この「ザイオン」世界みたいなのって、力不足の分かりやすい例だと思うよオイラ。

んで何度観てもネオがトリニティに惚れる理由がわからん。この二人のラブシーンは、見ようによっては親子の近親相姦だ。感情移入度ゼロ。でも白子の双子とかボインちゃんとかフランス語オヤジとか素敵なキャラはいっぱいいたねー。

何より今回『リローレロ』で最高に良かったのはポスターだと思う。コレだけの出来の映画ポスターはそうそう見れんヨ。懲りずに『レボリューション』も観に行くぞう。

オヤジっぽくなるのは何故か

いわゆる「オヤジっぽい言動」、つまり何でもかんでも総論めかしたり(例:○○ってのは要するにアレなんだよね〜)とか、色んな流行りゴトには何故かとりあえず文句言っちゃうとか、そうゆう言動が目立つようになるってのはさ、アレなのよ、歳をとってくると、廻りのヒト達と共通の話題がどんどん少なくなるじゃない?そんで話すコトがないから、いわゆる世間話の必要性もどんどん高まってくるワケ、そんな「話のネタの無い時」にオヤジっぽい総論とか文句とかって使い易い訳よ。だからしょうがなく使うようになってくのよ。んでみんな段々とオヤジ化しちゃうんじゃないかって思うのよ。だからあんまり責めないでよ。
とか総論めかしたり。

80’sブーム

引越(実家建て替え)の準備をしてたら、イヤもう昔の色んなビデオが出てきて掃除どころではなくアタマん中はすっかり80’sなshiroです。そんなこって、画面撮影した写真(キャプチャできないの)とともに、80年代を振り返るWEB日記なぞをお送りしようかと。

2202_25_3.jpg第一発目は『夕焼けニャンニャン』。う〜む。こんなモンが残ってるとはねぇ。ABブラザーズとかちびっこギャングとか土田昌巳(字違うな)とか上柳昌彦(今何してんだ)とか伊藤政則(大好きだった)とか懐かしいメンツがい〜っぱい。

なかじぃって改めて見ると意外とカワイイ。「意外と」ってヒドいか。満里奈ちゃん、キミちょっとヤバいねい。

結局、「後で見てもカワイく見えるアイドル」の条件って、流行ド真ん中の髪形をしない事だよね。「モロ」オオカミカットとか、「モロ」聖子ちゃんカットしてる子って、もう顔がカワイイとかカワイくないとかじゃないじゃん。髪形ばっかり気になって。それ以前の問題で、ただの当世風俗写真になっちゃう。一番下の写真の真里奈ちゃんさぁ、コレ、カワイイとかカワイくないとか、言えないじゃん。うわスッゲー、で終っちゃう。

山本スーザン久美子、今はさぞかし立派なオバちゃんになってるんだろう。高井麻巳子は今見てもカワイかった。この子のダンナ、デブ秋元がみごとにオレ達(大勢の)ガキ共を狂わせたのだ。オカしなオカしな80年代を代表する「夕ニャン」とその仲間たち。
でも今こおゆう番組あったら、ソレはソレで見たいと思うね。 平日5時から1週間ベルトで生放送だもの。スゴいよね。今そんなん無いじゃない。「夕ニャン」の様な内容ではアレだけれども、今なら今なりに、ちょっとオモロい事ができるんじゃないだろうか。オレ大ッ嫌いなロンブーとか使ってさ。

ああ、やっと夕ニャンスペースが終った。写真終るまで長い長い。こおゆうレイアウトの方法を採ってるのも、普通にレイアウトすると(CSSのせいで)ネスケで画像と文が重なっちゃうから。ソレを防ぐ方法って、この文中配置(?何てゆうのだ?align=leftのコト)しか知らないんです。誰か教えてください。

2202_25_4.jpg次に出てきたのはYMO。コレは多分日本武道館での散開ライブ。最後の頃の音楽はちょっとイマイチだったけども、YMO、好きだった。だけどYMOってさぁ、ライブ観に行ってオモロいのかなぁ(笑)。ミーハー根性以外に観るべきトコないってゆーか。アクション少ないし。

たまにお互いを指さしたり腕突き上げたりって動くんだけど、すぐキーボード操作に移っちゃうの。そんなに忙しいのなら、たかだか指さすアクションなんだから、無理してやんなくってもイイよ。とか何とかビデオ観ながらブツブツ。

曲だってどっちかってとダラダラ聴くモンで、盛り上がりもあんまりないし。全部打ち込みでもできる類いの曲だから、ライブの醍醐味なんてなさそうだし。う〜ん。
あ、だけどステージ美術はイイね。衣裳とかも含めて。だからアクマで雰囲気を楽しむモン、なのかな。ゴメンなさいライブって行かないヒトなので良く分からないんです。教授の髪形、懐かしいなぁ。コレにアコガレて真似したコトあるモンね!!ミリタリールックもイカしてる。カッコいいや。YMO。

2202_25_1.jpg最後は、『ルパン三世(新)』TVシリーズのうち、宮崎駿の手による2話「アルバトロスの翼」と最終話「さらば、愛しきルパン」。この2話は宮崎駿特集ってコトでビデオが出てるんだけど(パッケージがイカす)、当時はビデオ2台持ってなかったモンなぁ。どうやって録ったんだろう。レンタルビデオ屋に10分いくらとかでダビングしてもらったのかも。「アルバトロス」はあまりに何回も観てるのでパス(掃除に費やす筈の日曜日は、ココまでで既に2/3を過ぎていた)。最終回の方をじっくりと鑑賞。

この回で何しろカッコいいのは、上の写真のトコね!ニセ者ルパン一味が、殺した筈のルパンが生きてるのをニュースで見て、慌てて逃げ出そうとする。その先に立ちふさがる、お馴染のシルエット。スローテンポでブルージーなメインテーマが、ゆっくりと流れ出す。細長いシルエットを足元からチルトアップしていくカメラ。現れる「本物の」ルパン。

「おっかけっこは、幕にしようぜ、黒幕さんよ。」

ギゃぁぁぁぁぁぁぁーーーーカッコエエー!!何度観ても涙出るねココだけは!!最後の最後に、ホントに一番カッコエエルパンを見せてくれたヨ宮崎のダンナは!!んでやっぱ山田康男なのヨ!!どっかのコメディアンにゃ逆立ちしたって出せネェよこのシブ味はヨ!!

まぁ細かいことを言えばこの回に出てくるのオンナノコもやっぱしクラリス&ナウシカと全く同じキャラ(声も同じ!)だし、ロボット「ラムダ」は井の頭公園の近くで庶民を見下ろしてるアレだし、相変わらずのマンネリと言えばマンネリなのだ。見るヒトが見れば。ソレどころかタダの使い回しじゃんコレって。ねぇ。BGMも『カリ城』のヤツ使ってますし。

でも全然気になりません。最初の出だしからず〜っと引き込まれっぱなし、アっという間に終っちゃう。『カリ城』好きにはたまらない一作。「アルバトロスの翼」も同様。ちなみに「アルバトロス…」では不二子がいわばクラリス役を引き受けていて、コレまたカワイくてカッコ良くて大好きなのです(クライマックスで不二子はアニメ『ナウシカ』のユパ様みたいな大立ち回りをやらかすのだ)。

クラリスと言えば『カリオストロの城』、『カリ城』と言えば、去年読んだ宮崎駿関連の本で大塚康男が語ってた山田康男のウラ話がありました。今原本が分からないんでウロ覚えなんだけど、じゃあ書くなって言われそうだけどこの流れでは書かずにはいられないので書くぞ。

2202_25_2b.jpg

山田康男ってのはとにかく自分1人が「ルパン」をしょいこんでる気負いで、スタッフに対しても言いたい放題のヒトだったらしいの。んでTVの「新ルパン」自体も、あまり気に入ってなかった。この先「ルパン」はどーなるんだろーってゆう不安もあってピリピリしてて、周りのスタッフに対してもどんどん傍若無人になっていく。そんな時に、映画ではまったくの新人監督(宮崎駿)がルパンの新作映画を作るってんで、またいつもの態度でアフレコへと臨んだらしいんだ。「ルパンってのはどーゆーのだか、オレが見せてやるヨ!」ってなイキオイだったんだろーね。さんざイバりちらしたあげく山田康男はラッシュフィルムを観に1人で部屋に入っていったの。

脇で見てた大塚康男も含めてスタッフが「宮さん、山田さんは今回降ろしましょうよ」なんて言い始める位だったらしいのね。ヒドい事言ってたらしい。普段から溜まってた鬱憤をブチまけちゃったのかも知れない。だけど宮崎は「イヤまぁ」とか何とか相手にしなかったみたいなんだけど。

しかし試写から戻ってきた山田康男は、一目で分かるくらいに、態度を一変させてたらしいんだ。「失礼な態度を許してください。何でもやりますから、気になった所は全部言って下さい。」とか何とか、宮崎に謝りたおしたんだって。

オレの邪推なのだけど、山田康男はきっと、不安に思ってた新ルパンのシリーズの、コレから先への希望を見た思い、だったのじゃないかな。実際は失敗に終っちゃったのだけどね、『カリ城』。再評価の声が盛り上がるのは、その後、アニメ『風の谷のナウシカ』が大々的に成功する時まで待たなきゃならなかった。

でもそうだよなぁ、アレ(カリ城)を初めて観たらさぁ。宮崎的には途方もない短期間で作った、妥協の産物みたいなモンらしかったのだけどね、ダラダラ作りゃイイってもんでもないじゃん。オレ仕事で良く感じるコトなんだけどねん。アレは素晴らしい。数少ない、ホントのエンターテイメントだと思いますヨ。

2202_25_5b.JPG話を戻し、ルパンTVシリーズの、ホントのホントに最後になっちゃうラストシーンは、やっぱり3人でチンクに乗って峠道を走るのであった。勿論不二子が単車で追い抜いていく。この時のBGM「アイマスーパヒーロー!」も素晴らしい。ああルパン、本当に終っちゃったんだねい…。いつまでも続く余韻。スバらしいよぉ。

80年代振り返り日記の第一部はココまで。また何か見つけたらやりますで。

野村さちよ

サッチーの事。考えるとどうしてもマイナスパワーの怒りが押し寄せ萎えてしまい毎度文章にするまでに至らない。ので「広告批評」8月号の橋本治のコラムより引用します。

〜前略〜
誰かが独り言のようにテレビで呟けばいいんだーー『なんでこんな人を、私達はテレビに出しちゃったんでしょうね』と。
〜中略〜
『ここ数年のテレビは、あまりにもネタがなかった。それであんなものを出してしまった。今後はもう少し気をつけよう』ってとこに行かずに終わるのは、ちょっとずるいと思いますな。
〜中略〜
『我々の不祥事』としてテレビが決着をつけてくれることを切に望みますね。

(太字:shiro)

謝れ。出したヤツ。でもな、ワイドショーの司会どもが「自分のコト」として謝んなきゃ気分的にはスッキリしないゾ。

『ズームイン!朝・総集編』

失敗したなぁ「ズームイン朝・総集編」。土曜夜の。半分位は見れたのだけど。アレ全部ビデオ撮っておきたかったなぁ。ラテの如何にもなアオリ文句には辟易だけど、実際はオモロかった。

素人出演のハプニング・感動モンも放映当時の世俗を見事に反映しててオモロいんだけどさ、羽田沖墜落とかホテルニュージャパン火災とか阪神大震災とか中国列車事故とか、歴史的な大事件を殆ど網羅してるんだもん。しかもキチンとした特集番組じゃなくてさ、その時のリアルな、生放送でのTV局の対応が見れて。

他にもね、カーナビとか今は当たり前になってる電子機器や文化が、最初に出てきた時の初登場レポートを特集してたのね。

カーナビの最初の製品ってどんなんだと思います? まず真っ暗な中に緑の点がひとつ、ポチっと動いてるのね。潜水艦のレーダーみたいなヤツ。ただし点だけ。

で、どうやって現在位置が分かるのかってね。思うじゃない。どーすんだろどーすんだろって期待ミチミチじゃない。

地図の印刷された透明フィルムをね、そのレーダーの画面の前にハメ込むのね。こう、下の方からスライドさせて、差し込むの。ペロンて。笑った笑った、もう。

コレってさ、どう考えてもさ、当時TV観てたヒトだって「こんなん使えっか!」って思ったんじゃん?オレだったらそう思うヨ絶対。

そのフィルム地図ってさ、1枚あたりにイイトコ町がひとっつきりしか入らないのよ。場所分かるための最低の縮尺考えたら当然そうなるわな。その地図いちいち取り換えるんだヨ?「よし、次は右に出たから、この(A-8)のフィルムだな、アレ違うじゃん!(B-2)か?あ?ココからこう入ったんだから…」 って結局ロードマップ拡げちゃうのな。「何だ、今ココにいるのかぁ」って。何だぁ、そっかぁって。

まぁそんなんやら何やら。夢中になって観てたら友達との約束時間に遅れちまった。 今見てこんなオモロいんだからさ、あの番組を全部CMごと撮っておいて、10年後に観れたりしたらもうお宝モンだと思うよね。

番組の中で「あの時代はこうでしたねぇ〜懐しいですねぇ〜」なんてやってる徳光サンの服装が、もうスンゴい懐しい訳ヨ。二重の意味で懐しく感じちゃえるワケ。今この時代に80年代の総集編番組を見直したら、その中で70年代懐古特集やってるみたいな。一粒で二つ美味しい。絶対オモロいと思う。CMはカットしちゃダメね勿論。 ああ失敗した。誰かオレにビデオ頂戴。ホンマに。

立花隆『脳を鍛える』

以前読んだ立花隆の「脳を鍛える」にあったのですが、20才前後の青年はよく、「正確さと言う病」にかかるんだそうです。

原典は知り合いに貸しちゃって手許にないのでちょっと間違ってるかも知れません。そう彼は立花のこの全講義を東大の知りあいに借りたテープで聴いたそうで、オレなんかより一層役に立ててる事でしょう。テープで講義を聴いて勉強できるってゆう才能は無かしっからオレには信じがたいです。話を戻して。この「正確さと言う病」にかかった青年は、何事であっても、確実に立証できる正確さが無いとその事に対して価値観を見いだせなくなります。そして自分が書く話す文章もあらゆる方面からの正確さを期し全てのツッコミに釈明できるようにしちゃうので、ついには何だか意味もないような文章になっちゃうのだそうです。

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岡田斗司夫・田中公平・山本弘『回収』

●岡田斗司夫・田中公平・山本弘対談シリーズの2弾、「回収」にこんな暴露ネタが。

岡田「そう言えば、『ガチャピン宇宙へ行く』ていうのが、2年ぐらい前に企画であったでしょう。」

田中「あ、そうなの?」

岡田「『ポンキッキーズ』で。相変わらず日本のテレビ局ね、ソ連(原文ママ)に金出して行かせるんです。で、宇宙からの中継やるつもりやったんです、ガチャピンがあの恰好で、『わー、僕は今宇宙に来てるよー!』て(笑)」

田中「誰に着させるつもりやったんかねぇ?」

岡田「それがソ連の宇宙飛行士に着させるつもりで、ぬいぐるみ荷物の所に入れてったんですよ。ところがね、打ち上げの発射ショックがすごくて、ガチャピンぺっちゃんこになって(笑)」

山本「Gで(笑)」

岡田「Gで(笑)。なんかね、ちゃんとゆわえつけへんかったらしくて(笑)。ソ連の人も『たかがぬいぐるみや、そんなん大丈夫やろ』と思うて、宇宙観測機材の間に適当に詰めといてんって。ドーン!って打ち上げて、宇宙来て広げたら、ぺっちゃんこやった。それまでフジテレビ、1ヶ月くらいかけて毎日『ポンキッキーズ』で『ガチャピン宇宙へ行く!』『宇宙へ行く!』『宇宙へ行く!』って言うてたのに、なんにもせぇへん(笑)
で、もう搭乗員発表されてるわけやん。3人しか乗られへんロケットやん。でも4人目にガチャピン乗ってて、純真な子供たちの間に『ガチャピン、どこに乗ってんや!?』っていう(笑)。『ガチャピンが映ってる時はなぜ宇宙飛行士はいつもほかの2人しか映れへんねん?』とか(笑)、もういろんな問題が出るのはわかっててんよ。』

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こりゃ信心深いヤツにゃ向かねぇ仕事だ。

日本全国で「本来のルパン」についての再認識が行われたであろう昨日。皆さんは観ましたか?「金曜ロードショー」。子供の頃観て忘れられなかった御仁はオレを含め多いと思うのです。人造人間マモーです。ルパンは明るいテンポで話している時はさほど気になりませんがシブいセリフをボソッと吐く時とかね。クリカンではやっぱこうはイカねぇよな、と古参ファンズラを決めてみたりした事でしょう。オレですが。

ルパン「夢ェ盗まれたからな。取り返しに行かにゃぁ。」

次元「夢ってのは、オンナの事か。」

ルパン「実際クラシックだよ、オマエって奴ぁ。」

大好きなシーンです。他のシリーズではまずあり得ない、次元も五右衛門もいないフィナーレへと向かう若きルパン。「カリ城」で
「俺は一人で売り出そうとやっきになってる青二才だった…」
としみじみと振り返る中年の渋みは未だ見てとれません。青二才の負けん気がこの映画には溢れています。

ルパンが「夢を盗まれた」と言うのは多分、ひたすらコケにされた悔しさの事だと思うのです。勿論不二子の事もあるのでしょうが。次元までのフェミニストではない。若きルパンはあんなふうにコケにされるのが何より許せ無かったと思うのです。自分のクローンを勝手に作り処刑され、ポリシーに反する欲しくもない永遠の命を与えるからと拉致され、睡眠薬や地震のトリックを仕掛けられる。しかも世界を破滅させ不二子と2人でやり直すと言う。自分の好きなオンナを汚い手を使い奪っていったあのとっちゃんボーヤ。

若い時期には至極マットウな「負けん気」から、ルパンはリュックを背負いマモーのアジトへと向かいます。青二才の正義感が清々しい。次元のフェミニストぶりも上の2人のやり取りもたまらなくカッコいい。シビレます。あらゆる意味でまだ若かった3人の男の生き様。ソレが一番の見ドコロだと思います。

「カリ城」がやっと評価され「風の谷のナウシカ」がヒットし始める頃、宮崎駿は「ルパンはもう死んでる。死人で映画は作りたくない」とゆう様な事をどこかで語っていました。「死んでる」というのは「時代に合わなくなってしまった」とゆう意味なのですが。この言葉をリアルタイムで聞いた時は随分ガックリしたモノでした。28歳の今になってこの「vs人造人間」を観、「カリ城」を思い起こしてやっと納得がいった気がします。ルパンは時代に取り残されたスーパーマンだ、そんな気がします。今ムリヤリ若返りさせられ(死人を起こし)この時代に付合わされてるルパンは何だか滑稽で、もう自分で自分を笑ってるんだろうなぁと、
そんな事を思いました。

「自分ライン」

—ねぇちゃんが殴られたりなんかした時、自分はどうするのかと思うじゃない?その時、殴り込むっていうのが自分が一番選ばなきゃいけない方法だと思っちゃったんだよね。警察捕まって芸人ダメんなっても、これをやんないと俺自身ダメになるっていうね。意味がなくなっていっちゃうって。–
(「SIGHT」創刊号・北野武インタビュー)

まともな(20才以上の)オトコなら「こゆ時コレをやらないようじゃ俺はもうダメだ」ってゆう確固とした「自分ライン」があって、意識するしないに関わらず常に行動の根底に流れてる事は分かって頂けると思います。ただソレは「ホントにやらなきゃいけない」のだと自分の本能がたき付ける「自分ライン」と、メディアや友人達との関わりから影響されたり刷り込まれる「一般的にはこうしなきゃいけない、のかな?」ってゆう「自分?ライン」とに分けられるハズです。ですが。その2本ある「自分ライン」を整理し自分なりに消化しキチンと30代後半・40才になるまでに1本化したい、ってのがオイラの切なる目標なのです。

これまで「自分ライン」を何回か裏切りその度にひどく落ち込んだり自分的な言い訳を一生懸命言い聞かせたり、まぁそんな良く考えたらやっぱ情けないカンジでした。オトコのバヤイは肉体の強さ(ケンカ)ってのがその「ライン」を守る際にエラく大きな影響があるのですが。経験も殆どなく体力的にも決してイバれないオイラはその「ライン」の自分なりの位置づけに今後も悩んでいく事と思うのです。精神的な「ライン」はもうそろそろ確固とした位置づけができそうです。この「精神的ライン」がついに確固たる位置まで登りつめたその暁には、肉体的な問題もある程度解決できるのでは、と。そう思っているのです。まだ自分の経験していない結婚とゆうイベントをこなしその後ガキでも出来たときに今の「ライン」はどう変わるのかあるいは変わらないのか、ある意味楽しみにしています。もちろん「ライン」が確定した後だって成長は続くのですしあらゆる影響は取り入れ自分の血肉としていくことと思います。そればっかしのヒトですから。「ライン」とはこれから死ぬまでその増え続ける血肉を受け入れる土台、基盤の事なのだと思ってます。

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。

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